謎は解いてもいけないし



「心が折れる」占いのおはなし。

2018年05月28日(月)



まあ、消えたんだけどね。

ながーく書いたのに。

でも、とりあえず、再チャレンジ。

ある日ね、「鳳占やかた」に行ったんです。
なにしろ、会社の人がものすっごくよく当たってたっていうから。
まあ、そんなことはないとは知ってるんだけど、でも、わたしもなんでか占いは好きなんで、ほんとに、なんでか好きなんで(笑)
当たらないのに。

で、やったのは「算命学」なんですけど。
まあいろいろ当たってなかったけど、兄弟もいないし、立場も違うし、でもね、この占いをやった女性がね、最後に「近いうちにこころが折れることがある」と言ったんですよ。
「心が折れる」んですよ!
わたしにもいろんなことがありましたよ。でも、いろんな人のお助けもあって、心が折れることはいままでなかったですよ。
だから「心が折れる」というのはどういうことかわからないんですよ。
なので、そう言いました。
わたしはいままで心が折れたことがないから、心が折れるということがどういうことかわかりません、と。
そうしたらその人は「それならそれでこれからもそうやったらいいんじゃないですか」とお答え。
え、だってさ、わたしはいままで折れたことがないんだよね、それが折れるんでしょ、そしたらいったいいったいいったいどんなすごいことが起きるわけなのさ、と思うじゃないですか。
でも、向こうは「いままでのようでいいじゃないですか、いままで折れたことがないんでしょ」というのである。
今までなかったのに、これから先にあるんでしょ、だからどんなことが知りたいじゃないの! で、それを聞くとそれはどんなことかわからないと言うの。
こんな占いってある?
だって、未来は占えないって言ったのに、これは未来の預言じゃないの?
心が折れるのはわかるわけでしょ?

でも向こうはそんなことがあってもいままでのようにすれば「いいんじゃないですか」と言うのよね。

堂々巡り。


まあそれで、占いは終わった訳なんだけど………


だってさ、そう言われたら、ふつう、気にするでしょ?
いったいなにごとが起きるのかって。

すっごいストレスなんですけど!
占いでこういうことってあっていいわけ?

なんかかえって怒れる。

あれからだからいったいなにが起きるのかなって毎日考える。
ふつう、考えるよね?

なんか……なんか……なんなのこの人って思うのはおかしいですか。

そんなわけで、わたしはただいま、毎日、なにがいまから起きるのかいったいどんなことがおきて心が折れるのか

………恐ろしく考えてますよ。

解決策はやっぱり……

同じ算命学に行ってみて今度はなんと言われるか、ということになるのかなあ。

同じ人には会いたくないけど。


今度もし、同じように、「これから心が折れることがある」と言われたらとりあえず、知りたいのは、心が折れたわたしはどうなっているのか、ということかな。

………

とりあえず、消えないウチに終わることにしよう。

消えるのは……占いの呪い?
占いに呪いってあるのか知らないけど(笑)

とりあえず、終わる。




占いのおはなし

2018年05月27日(日)




……と言ってわたしはこの前に2時間くらい
だらだらとその日のことを書いていたのよね。

それが今、ぜーんぶ、消えたから。


………とーーーっても凹んでる最中で。

え、これ?

これが「心が折れる」話?

テーマは「心が折れる」ということを書いていたのだった。

がーん。

ついでに今日の東京競馬場はおかしいんじゃないの。

だってさ、この荒れかたっておかしくない?

なんか、いろいろ凹む。



ヘバーデンいろいろ

2018年05月26日(土)



いあい整形に通って三回目。

なにしろ、あの先生、ものすっごい勢いで初日に説明されたので、まったくなにがなんやら、みたいで、出された薬も、いったいこれでいいのやら、みたいな多少信じられないようなキモチで始めたのだけれども
……たしかに今は四六時中痛いというような痛さでは無くなっているなあ、と思う。



そういう風に思えるのも、実は、薬剤師さんや別の内科の先生や別の整形のリハビリの先生たちのおかげかもしれない、と思う。

いあい整形さんから出ている薬は
ハイペンとノイロトロピン。
自分で調べると、ハイペンは痛み止め。
いあいさんで最初に聞いたときには、ロキソニンは炎症を治すのに支障がある痛み止め、ハイペンは支障がない痛み止め、という説明だった。
でもさ、痛み止めですよ? それって毎日飲んでいいわけ?
とか、最初に聞けば良いものを、なにかすっごい早口のハイ終わりみたいな勢いに負けてなんも聞けなかったので、その後、いつも行っているところの調剤薬局で、「痛み止めって毎日飲まない方がいいですよね、効かなくなっても困るし」とか言って聞いたら、そのときの薬剤師さんは若い人でいつもの人ではなくて「そうですね、痛いときにだけ飲んでいた方がいいと思います」というお答えだった。
わたしもその時はそう思った。
……で、最初の2週間(2週間後に行くことになっていた)は実は飲んでいたのはほとんどノイロトロピンだけでハイペンは飲んでいなかった。
それでも、なんとなく、冬の間ものすっごくなにもしなくても痛かった感じの指が少し痛くなくなっている感じがした。

で、その2週間後。いあい整形に行って「どうですか」と聞かれ、「いいと思います」だけ答えたので、じゃあまたもう2週間は同じ薬でいきましょう、という話になった。
で、今回は。薬局で薬を貰うときに、馴染みの薬剤師さんで。
この薬剤師さんが「ちゃんと薬飲んでますか?」と聞いてきたので
実はハイペンは飲んでいない、というと、「んー、たぶん、意味があってこのハイペン出ていると思うので、自分の判断で飲まないというのはどうかなーと思うんです〜。せっかく良いお医者様を見つけられたので、試しにどっちも毎日飲まれてみてはいかがですか〜?」と、なにやら意味深に言われたのだった。(他にもいろいろ言われたような気がするけども今日に至ってはちょっと忘れてしまった)

そこでふと、この薬が合わなかったら違ういろいろな薬を試してみる、と言われた先生の言葉を思い出したのだよね。それまではものすっごい勢いの中に埋もれてたんだけど(^^;)
……で、飲んでみた。
………あれ、ほんとなんか良い感じ、前よりも。
痛さが違う。
前はほんとにぼーっといつも痛かったし、包丁とかも当たったら(つか包丁って切るときに指に当てて切るよね、人差し指)すごく痛かったんだけど、そういえば、痛くない。ちょっとモノを開けようと力を入れると痛かったし、ふきんを絞るのにも痛かったし、ほんと痛くて、ついにいあい整形さんに行ったんだけども、あんまりにも早口だったので、全部を信じられないような気分になっていたけど、うーん、たしかに一緒に飲むといいかも……?
と思っているときに、なぜか頭痛が。

まさかこれ副作用じゃないよね? オナカ壊す人はいるけど、頭痛が起きるってことはなかったよね? でもでも痛み止め飲んでいるのになんで頭痛?
などなど思ってしまって、そんな時にちょうど内科に行く日が。


内科は一ヶ月に一回、高脂血症でリバロをもらいに行っているし、なんとそこは内科と一緒に整形もあって、腕をひねったり寝違えを起こしたときにはそこでリハビリというかマッサージをしてもらったいるところ。
で、いま見て貰っている先生は女医さんで、先日ロキソニンの後発薬ともともとの薬の違いについて意見の合った先生。
(つまりわたしは、本来のロキソニンはほぼ一発で効くけど後発や普通のコンビニ薬局で売っているようなロキソニンはまったく効かないのだ。で、みんなおんなじというけど、ぜったいに違う、ということを主張したら、この先生も、中に入っている薬の内容自体は同じだけれども、実は作る際のひとつの薬としてまとめているものの中身は違う、そこは実はとても大切だと私は思うので、私はジェネリック派ではない、という話でとってもその意味がわかったのだった)

それで、その先生に会ったときに、ヘバーデンはここでは治らないと言われたけれども、痛いので別の整形に行き始めたことをお伝えした。
いやいやだって、ここも整形あるのに、なんか黙っているのも悪いし。
「どんな薬が出ましたか」と言われたので、このふたつ(ハイペンとノイロトロピン)をお見せした。
先生は辞書を引いて、なるほどー、と言われ
……で、わたしは、なんでこれは痛み止めなのに、これを毎日飲んでいて、頭痛が起きるのか、を聞いてみた。

先生曰く、痛み止めには痛み止めの方向性がある。
ロキソニンは頭痛に良く効くし、ハイペンは炎症に効く痛み止めで、痛み止めというだけで全部の方向性があるわけではない、ということだった。

……わかりやすい。
……そんなこといままで教わらなかったなあ(^^;)

副作用も、出るのなら飲んでからすぐに出るはずで、後からいきなり出るというのはちょっと考えられないと思う、とのこと。
それと、強い薬だからといって、強い副作用が出るということでもない、とのこと。
効くか、効かないか。
強い薬でも合えば何もないし、弱い薬でも合わなければ副作用として出る。
副作用は薬の強さではない、とのこと、

痛み止めにもいろいろあるんだってことは考えたことなかったなあ。
強い薬と弱い薬って、やっぱ強いと副作用も強いって思うじゃん?
そういうわけじゃないって考えたことなかったしなあ。
知らなかったし。
やっぱり医学って知ってるといいんだろうなあ、とこのときにしみじみ思ったり(^^;)


そんなわけで、それを納得して、いつもの調剤薬局に行く。

今日は内科のリバロのみなので、そんな心構えでいたら、この日の薬剤師さんもいつもの人ではなかったんだけど、しかもリバロを出して貰っているだけだったんだけど、「ハイペンは飲んでますか?」と聞いてきた(笑)
なんでしょ、ここの薬剤師さんたち(笑)
みんなして、わたしがハイペンを飲んでいるかどうか気にしているのかしら、みんな忙しいのに、個人情報にはチェックするように記入でも入っているのかしら、みたいな、まあ、つまりまた聞かれたわけですよ。
で、今日の内科の先生の話も含めて、そういうわけで、ちゃんと飲むことにしました、とかなんとか言うと、「今飲んでいるノイロトロピンもハイペンも何年も飲み続けている方達もいますから、そんなに薬害はない薬ですし」とのこと。


いやー痛み止めでしょ、ってことで、なんかすっごくいろいろ飲み続けることに恐れていたけど、実はそんなことないよー、といろんな人に言われてやっとちゃんと飲む私(^^;)


で、なんかほんとに今ちょっといいんだよね。
そんなわけで、こんなふうにキーボードも打てているわけだけれども(^^;)
なにしろ年の始めはこれだけ打ったらすっごく痛かったし。

で、三回目のいあいさん。

「ちょっと肝臓の具合も知りたいから、内科とかで取っている血液検査があったら今度持ってきてくださいね。そろそろハイペンから他の栄養剤みたいなので効くのもあるからそれにしたほうがいいかもしれないので。あんまりハイペンを飲んでいるのもね」
とかとかとかおっしゃいまして!
え、そーなんだ、これってずーーーっとこれで行くんじゃないんだあ、とこのとき初めて知ったわけなんだよね(笑)
いや、ほんとは最初のマシンガントークの説明の時に、薬は合わなければいろいろ替えていく、とかは聞いたけれども、合っている薬を変えるとかは言ってなかったというか、そこまでは最初だから言ってもしょうがなかったのかなんなのかいろいろ………
むむ。

でもまあ、今回は一ヶ月、今のままでいって、次は血液検査の表を持って行ってたぶん大丈夫なんだけども、でも痛みがだいぶん落ち着いているからハイペンから違うものになるんだろうなあ、なんか自分的にも安心なものに……


で、今回薬を出してくれたのは、馴染みの薬剤師さん。
「ほらー、XXさん! 飲んで良かったでしょう! ちゃんと先生も考えてくださってたでしょう! 続けてみましょうね〜、治るといいですね〜」
そんなふうに言って貰った。

………みなさん、ありがとう。
そういえば、内科の先生も、一緒に整形があるにもかかわらず、治るといいですね、また教えてくださいね、とおっしゃった。
リハビリの先生も、またどうなったか教えてくださいねー、とおっしゃった。
(リハビリ部門では、もしかしたら筋膜をほぐすと指の痛みも違うかもしれない、ということで、マッサージをしてもらっている)

そしてみなさん、治るといいですね、と言ってくださる。

……すごいなあ。
うれしいなあ。

……そういうヘバーデン毎日なのであった。


それにしてもこんな患者ってやっぱイヤよね(^^;)
素直にやってみる患者がいいよね。

でも、最終的(?)には今は良い患者。……のはず(^^;)
って、いやいやそもそも自分が痛いからいろいろ調べてやっているはずなのに自分でスットパーかけるとかわけわからん(^^;)

そんなやつなんです……
みなさんにいろいろ教えてもらってなんぼです……

こんなところで誰も読んでないけど、これからもよろしくお願いします、と見えないところで頭を下げてみたりして。

これからもヘバーデン日記続きます……




先日のつづき

2018年05月25日(金)



さて、考えるに、これはもともと5月4日にちょっと書いている話のつづきになるんだね。
あとで読み直して気がついたのだった。

なにせ毎日早くすぎてしまうようになって、文章に起こさなければどんどんと忘れてしまうのに、その文章を書く、ということがけっこう大変なのだった。
1日が考えるまもなく終わってしまうのだ、信じられないことに;

ということで、結局その4日の補足にいきなりなるんだけど

あの日、わたしと一緒に数学の探偵本を探してくださっていたのはなんとあのジュンク堂の店長さんだったんだよね(^^;)
たまたまエレベーターに貼ってあった写真を見ていて、女性なんだーと思っていたところに、私服でいろいろ本を探してくださった方が白髪で、あれ? どこかで見たような……? と後で気がついて、「先ほどお写真をどこかで見たような」と言ってみたら「おはずかしい、なにかしら本が売れればと思って初めてみました」とおっしゃって、なんと写真よりもとっても素敵な店長さんでした。
この日、ほんとにジュンクで感動したんだけど
そのあとの住まいの本が欲しくて行った階の若いバイトちゃんの接客も凄く良くて、タイトルと作者は分かっていたので検索してもらったんだけど、その本自体はPCに載っていなかったらしく、「あいにく本は無いようですが、同じような本でよろしければ、わたくし、心覚えがございます」と言って、そのあたりの棚まで案内してくれたのだわ。
トシからすると大学生のバイトさんかなあ、と思うのだけれども、このトシで「心覚えが」とおっしゃったことにちょっとびっくり。
心当たり、ではないんだよね、心覚え、なんだよね。

そんなこんなで、いまさらだけど、あの日ちょっと感動した接客のあれこれでした。




つれづれ

2018年05月21日(月)



ある日のできごとつれづれ。
テロ的に長いかも(笑)

わたしは若い頃、ヘッセ・シュトルム・ゴールズワージー・おおまかにまとめた主にスペースオペラのSF・森茉莉・中村真一郎・福永武彦が好きだった。
まあ、もろもろに他にも好きな作家さんはいたけれども、おおまかにはこんなところだった。そのころの秋田書店の編集さんに「あなたの好きな作家は誰か」と聞かれ「福永武彦」と答えると「あなたも女性だったんだね」と言われたことがあって、今考えるとそれは突っ込みどころ満載なお言葉なんだけれども、その当時弱冠(?)20歳の私は、そういうものなのか、と思ったのだった。(それでも今でもこれを覚えているということは、けっこう、その当時から首をひねった言葉だったのだろうなあ)

さてある日のわたしは、ここ最近なかった、「なにか本が読みたい病」にかかって、休日の午後を本屋でだらだらすごす贅沢日を作ろう、と思い立つ。
これはほんとにここ最近なかったことで、なんとほぼ5年くらいは、本を読みたいと思ったことがなかった状態だった。
もちろんHOWTO本は読んでいたけれども、いわゆる小説、というものをほぼ読んでいなかった。
なんとなく、よその世界に自分を置く、ということができない気分が長らく続いていた。
それがほんとにひょんな拍子というのか、突然、「小説が読みたい」と思うことになった。

そもそもの発端は、雑誌を探しに職場近くの本屋に寄ったことだった。
なんとなく店内を見ているとなにやら面白いコーナーがあった。
「あるかしら文庫」
………なんじゃそりゃ。
……本を手に取る。
シリーズと言うわけではなく、いろんな人の本を、面白い部門分けをして、総じてこの「あるかしら文庫」というものにしたらしい。
ポプラ社。
その本たちをなんとなく見ていて、その中にひとつ、行間や字間書体級数がなんとなくものすごく好きな感じ、と思える一冊があった。
「活版印刷三日月堂」
書いている人はぜんぜん知らない人だった。

ほしおさなえ。

まああたりはずれはあるよねーと思いつつ
買った。

オムニバス。読みやすいかもしれない。短い時間でも休憩時間や通勤時間でも読めそう。いいかげん、いつもスマホばっかり文字読みしているのもつまらない。ここ最近、なんとなく情報を追いかけることがばかばかしい。なんだか意味がない。人の揚げ足取りばっかりの世界。わたし個人が情報ばっかり知ってていったいなんの価値があるんだろう、などなどスマホに疲れていたので、活字の文字読みもいいかもしれない、とかなんとか、まあそんなような中途半端な状態で久しぶりに小説を読んだ。


……ひとことでいえば、いいものに出会った。

ここ最近ないような、なんだろう、誰かに似ているんだけど、誰にも似ていない、村山由佳でもないし、有川浩でもないけれども、そんなような、どちらかというと、そんなタイプのような、ちょっとどこか、たとえば青く晴れた日の丘の上の遠くの樹々や森の中の木陰、音もなく流れる透き通った小川、そんなふうななにか、いろいろ静かで透明ななにか、遠いどこかを風が流れていくような、そんななにかを感じる小説だった。

この人は他になにか書いてないのかな。

そう思って、わたしはある日、おおきな本屋で時間を持って、好きな本を探してみる、という贅沢な計画を立てた。



……つづく


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sachi [MAIL]