昨日の病院で採血の時、けっこう年配の看護婦さんだったの。
で、実はこのひとけっこう採血が上手いと思っていたのね。
でもすっごくゆっくりやる人だったの。
ある日、あんまりにも採血待ちの人が溜まったからか、白衣の若い男性がヘルプに出てきたの。ええ、男性ってあんまり採血したことなくてヘタなんじゃないだろかと疑っていたら、この彼はもう、すっごく上手くて、さささっとやるんだけど、一発で針が入るのね。で、止血もささっとしてくれて、ほんと早いし上手かった。
となりで年配の看護婦さんが一人やるところを三人やっていた。
へええ、とその時は思ったのだけれど。
その後から年配の人は見なくなって若い看護婦さんになって、でもこちらもけっこう上手くて早かった。なんだみんな上手いじゃんとその時も思った。
そして昨日は久々に年配の看護婦さんだった。
すると……やっぱり遅い。待ってる人が多い。
ひとりひとりが長い。
で、わたしの番になって、その日初めて言われたことは。
採血用の管に書いてある名前の確認をするときに
「この名前、合ってますか?」と言うのであった。
いや、それだけならいいんだけど、看護婦さんたら目を眇めながらこの管の名前を確認しようとしているんだよ。そんでもって最終的に「わたしはよく目が見えないから」とのたまわったわけだった。
ああ、そう、このお歳なら老眼よね、だから見えない……
………って、アンタ!
採血するのに見えないって!
採血する血管探すの老眼でできるんですか、近視のほうがまだましじゃあ!
えええええ????
だから時間がかかってたのーーーーー!!!!!?????
一瞬、くらりとしましたゼ、わたし。
でもいままではちゃんと針が入ってたんだから……
と思って見てたら、ええ、針はちゃんと入りました……
さすが年期がある……
つかさあ!
わたしは初めてだよ、血管に針が入るところを真剣に見たの!
ふつーは見ないよ、そんなん、痛そうで。
でもさすがに今回は不安だったんで!
見てたら、ちゃんと静脈から離したところに針いれて、うまく届くようにするのね、そうなのね。(そうなのか?)
まあ、そんなわけでねえ。
いやいやいや、なんとなくちょっとした恐怖を覚えましたぜ。
でもさすがに文句はでないのだろう、きっと、本来上手いのだ。
そう思っておこう………
夏の恐怖体験でした。(違)