謎は解いてもいけないし



混乱

2004年12月15日(水)


今日会社であった出来事はまあ通常では出会わないもので、出会ってしまったわたしはなんとなく混乱しているのだけれどもそれをうまく言えないのだけれど。
ただ書いておかなければ自分的にまずいことにならないかと思ってとりあえず書きだしてみる。
そもそも今日はひとり少ない人数の仕事だった。
非常に忙しかった。
まっとうに取れる休憩は昼休憩だけで、その昼休憩に入ったとたんにわたしはそれと遭遇してしまった。インフォメーションをしている若いバイトさんがトイレにカッターナイフを持って閉じこもってしまったのだった。
たまたまわたしは同じ庶務課在籍で、その彼女が閉じこもった時にトイレにいたのは結果的にわたしだけだった。なにやらドタバタした音がしたとは思ったのだけれども、うちの会社でトイレで泣く従業員はよくいるので(なんて会社だ;)それに似たドタバタなのだろうと思ったし、しかも自分と同じ所属とは思いはしなかった。それを追いかけてきた同じ庶務課の女の子が「開けてXXさん、開けて!」とか言ってたけど、そんなに深く考えもしなかった。その時点ではわたしはトイレの個室にいて(笑)そのとなりに閉じこもったらしかったけれども声で確認は実はできなかった。で、深く思いもせず個室から出て手を洗っているときに、追いかけてきていた女の子が「XXさんが閉じこもっちゃって」と動揺していたけれども(あ、そうなの?)くらいにしか思わず。問題はここからあとなのだった。
まず、庶務課主任が女子トイレのドアを開けてきて「XXさん、その子出して!」とわたしを名指しで言った。え?わたし?ですか? そのあと庶務課課長も来て、追いかけてきていた女の子を手招きしてトイレから出す。ちょい、ええと、で、なんでわたし? とわけわからんけど、後で総合すると、もともとのバイトさんが閉じこもった原因はこの女の子だったらしい。まあ、課長が連れ出すのは後になればそうなんだけども、私的にはわけわからんですし。で、とりあえず、声を掛けてみた。しかし、わたしはこの人をほとんど知らないのだ。まだ入社してそんなにたってないし。いったいなんの声を掛ければいいんだよ。全然知らないわたしが声を掛けたってなんにもならんのじゃ?と思いつつ。この時点ではもちろんカッターを握りしめているなんて知らないし。そのうち主任も入ってきて説得を始めるけど、なにせトイレは外から開けることはできない。なかでどうしているのか訳解らないし、まったくことりとも音がしないのだ。なので主任に「上から入れませんか」と言うと、主任は脚立を取りに行くことになった。なのでしょうーがない、ひとりでわけのわからんままに声を掛けたよ。
「どうしたの? 何か言って? お客さんになにか言われたの? とにかく出てこない?」←わけわからんし。
そのうち当日の最高責任者であるところの統括マネージャーが入ってきて脚立なしで上から上がって覗いて説得を始めた。そのときに初めてカッターをのど元に突きつけているのがわかったのだけれども。そして脚立持参で主任も戻ってきた。もはや女子トイレには誰も近づかない。
いや、ふだん仕事しないとばかにしていた統括だったけれども、このときはなかなか説得にすごみがあってというか、やっぱりとりあえず、一番上の仕事をするというか、最終的に「言わなきゃわからんだろう」とか言ってると中で泣き声がした。
「誰も言っても解ってくれないし」
「誰に言ったんだ、オレは聞いてないから聞くから出てきなさい」
「XXさんとかXXさんとかです! ぜんぜんなにもしれくれない! あんなに言ったのに」
「閉じこもっていてもなんにもならんだろう、開けるよ」
そのときにはどこからか主任も外から開けられるコインみたいなのを持ってきていてそれでタイミング良くうまく開けた。そして、「カッターだけわたしなさい、危ないから、ほら、いいかい」とかなんとか、とりあえず、カッターだけは取り上げた。そしたらもう、わたしが連れ出すしかないわけで。
「ほら、大丈夫だから」(なんの意味もないけど)とか言いながらそのままトイレ近くの交換室(つまりわたしの仕事場だ)に連れ込んだ。ちょいと主任の顔を見たら肯いているのでそのまま連れていった。
この間…20分くらい…………
しかし、こんなことに遭遇したことはないのだ。
とりあえず、ソファに座らせて、脈を診た。いや、これはもう大丈夫なんじゃないか…と思ったのはさっき一度泣いているから。
泣けるならなんとかなるだろう? と暖かい飲み物を出してみた。持ったままでなんにもしないけど、話を聞こうじゃないかと思って手を握って話しかけてみた。
ぼつぼつと、自分がうつ病で病院に行っていることと、子供の頃から虐待されていて、その声の質と言い方が似ているさっきの女の子が苦手だったこと、今日の言い方に酷く傷ついたと言うこと、とっさにカッターを持ってしまったこと、等を話し出した。話し出せば、そのうち甘くしたコーヒーも飲むようになった。まあ安心なんだろう…と思えばよくみるとわたしが握っている左手には真新しい包帯が。これは? と訊くと「昨日、今日あの人に会うのが怖くて切った」と言うのだわ。
はて。
けれどもわたしの間近にはこういう人はいないので、とりあえず、お腹空いてる?と聞いてみると空いているという。運良くフレンチクルーラーを持った先輩がいたのでそれを渡してもらう。餌付けかい…。それを食べさせている間に報告に行く。課長と主任と最後は統括まで揃って、今は落ち着いているんで、……ってことで、仕事はするって言ってますよ、と本人の意向は伝えたのだけれど。実際もう本当にそこまで話せれば、落ち着くってもんだと思うし普通に食事も出来てるし。
それで統括が去った後に、大丈夫だと思いますけど…と言ったのだけど。
このときそっこーに上司ふたりから
「「とんでもない!」」
と揃って言われたのです。
「客になにするかわからないじゃないか」
「ここは病院じゃない」
「お母さんに連絡とれたのですぐ迎えに来てもらうから、交換室で預かってて貰いたい」
どうやら、そっこーでクビなんです。
……わたしはね、この会社はいろんな意味で甘いと思っていたし。
たしかにカッターを持ち出したのは危ないと思うし。
あとで聞くと、「わたしなんか死ねばいいんでしょ!」と言って女の子に斬り付けてからトイレに閉じこもったらしいから、たしかに危ないとは思うけど。
交換室に連れてきた彼女はほんとうに普通で。
わたしと話す時も不自然ではなくて、なによりほんのさっきまで、誰も彼女を危ない人とは思っていなかったわけで。
なのにカッターを一度持つとクビなんだ。
ということが、よくわからなくて。
「でも、ここでクビだと彼女一生立ち直れないかも…」
と思うのはなんとなくやりようによっては彼女は大丈夫な気がしたからだけど…
わたしは甘いですか。
そのあと彼女がもともとの虐待されたと思っている母に連れられて帰ってから。
ことの顛末を先輩たちに話したら。
「まー、怖いわねー」
「そりゃ、ふつうにしてるのよ、そういう人は」
「いやー、怖い、XXさんたら(私だ)なんにも言わないで彼女置いてくんだもん、なにかあったかもしれないじゃないー」
「クビなんて当然よ」
「ふつうにしててなにかあるのよ、そういう人は」
「いやー、ドラマみたい、怖いわねー」
などなど……。
怖いですか? わたしはすこぶる甘いですか? 世間しらずですか?
わたしは実はこの子がかわいそうだった。やりようによってはいくらでも普通にできるのに。
でも、これですべて、彼女の存在は帳消しです。
なんの猶予もありません、そっこークビです。
そりゃ。斬り付けたんだから。そうだけど。
そうなんだ。
わたしが解らないのはそういうこと。
ぜんぶ、そっこーに切り捨てるのが当たり前でしたか。
わからないよ。混乱。
わたしって甘い? それとも、変わってる?
わたしだって、すべての人を赦したりはしないよ。
ずいぶん酷い事件はたくさんあるし、そういうのは目には目を、そっこー死刑でもいいくらい、というか、わたしは死刑廃止論者ではありません。
でも。
一般というのは、こういうものなのかな。
わたしも心していかないとやられるのかな。
よく、いままで、ふつうのなかにいられたな。
こういう自覚が必要なのかな。
わからん。
それでもわたしはお昼ご飯を食べました。


あ、もうパスワードが来たわ…(^-^;)

2004年12月14日(火)


おお。三年前の卒業生に早い連絡ありがとうアカデミー。
しかし、絶対パスを使っていたわたしはけっこうリンク変えるの面倒だったよ…(T^T)
てなわけで、まあ、なんというか、こういうことはソッコーでやらないと気が済まないわたしは、頼まれごとを全部クリアしたあとに、サイト関係をいじってたのでただいま朝のようですが…(笑)
寝よ。
秀丸の置き換えなんて今回初めて使ったよ。
だって150ケ近く置き換えがあったんだよ…絶対パスだったから!(強調)
ということで、うーむ、こんなにこのサイトに意地が出せるんならもっと更新ができそうなもんじゃないかとしみじみ(笑)
ま、とりあえず、全部リンクしてると思う。
あとは、前から言っているぼちぼちのコミックのアップだよな(笑)
つか、今回こんなにリンク変えなきゃいけなかったのなら、なんもしてなくってよかったな、と(違;
はー。おやすみ。


うがあああ! なんかめんどくさいことになってるー!

2004年12月13日(月)


イラストとコミックのリンクをしているアカデミーのアドレスが移行してるー!
おい、なんか連絡せんかい、アカデミーよ!
って、もう何年も前の受講だから無理か(笑
でもただで使わせてくれるわけだから文句も言えまい…ふふふ…
これってほんとに期限ないのかなあ。謎。
なわけで、アドレス変えたらしいので飛ばないかもです。
しかし? なんかおかしいなあ…中途半端になぜイラストだけには飛ぶんだ? 
つか、今知って新しく申請したので、あたらしいパスワードが来るまでなんもできんのでこのままです…。余計な仕事を増やすんじゃねーよ! この師走に!
とりあえず、お知らせでした。


ごっつ疲れるわ…

2004年12月12日(日)


やっぱ、この目眩は睡眠不足からかなあ。
若い頃はなかったですよ、こんなん。
でも最近ちょっと疲れると目眩するんだよな。
いかんせん、なにをする時間もないと思うのは、やはり体力がなくなってるってことが原因なんだろうなあ。体力があれば時間は作れるな。
知らないうちに身体は勝手に変わっていきますな。
良く…は、ならんだろうなあ…。
てきとーに仲良くつき合っているということで…


ゆめ。

2004年12月11日(土)



友達と友達の家に行った。
それがなぜかあんまり親しくない友達の、たとえばAさんと言う人と行ったのはOさん家。
それがまたそんじょそこらじゃない大きなウチで、大きく3つの屋敷に分かれている。分かれてはいるけど、平屋で、そのみっつは中で繋がっている。んで、それは古い屋敷ではなくて、非常に近代的なつくりなのだよね。そのウチのウラには、広い広い庭とも呼べない草原があってその草原も二段階に分かれている。まず庭に出るとその前はちょっとした丘で、その下には小川が流れていてその向こうはずっと緑豊かな草原なんだな。イメージとしてはジュラシックパークでグラント博士が初めて恐竜に会うシーンなどを想像して頂きたい。そう、そこにはたくさんの動物がいる。犬も猫もまったくわけのわからない大型獣も。これがけっこう珍種で、よくみるとやはりこれは恐竜かもしれない。OさんはわたしとAさんを残して買い物に行ってしまい、家にはわたしたちだけ。どういうわけか、Aさんとわたしは別々のところで好きなことをしていて、わたしはやはり本を読んでいるのだなあ。なぜかキッチンで。ピンポーンとOさんの帰った音。さて、この玄関はキッチンとは近いけれども、庭だか丘だかがあるところとはかなり離れている。わたしが玄関を開けると、ものすごいいきおいでOさんは屋敷を疾走する。なぜか、隠し通路があって、そこには危険音が鳴り響いている。なにごとかわからないわたしだけれども、Oさんがそのまっすぐにに伸びた隠し通路を疾走するからわたしもついていった。疾走だ! これがまたすっげーーーーー長い疾走なのだ! さすが広い屋敷だ! そしてどこかにたどり着いたと思ったらやおらバルカン砲が屋敷から出てきて、Oさんはそれを撃つのだ。あとで解ったけれどもそれは丘の珍獣(あきらかに恐竜)を狙った密猟者たちなのだった。そいつらを追い出すとおもむろにOさんは同人誌の話を始める……
謎だ。てところで終わったけど(笑)
Aさんどこいっちゃたの?(笑)

ゆめです、ゆめ。
あんまりにもカラーできれいで鮮明で意味不明で自分的に長かったので書いてみた(笑)

Oさん、そうそう、どうやら恐竜のもとはジルバじゃあないかと思われ…(笑) って、おたくに伺ったことはありませんが。
しかし、なんちゅーゆめや。疲れた。朝から疾走してどうするんや……
今日も長い仕事なのに。くすん。

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sachi [MAIL]