六本木ミニだより
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2006年10月07日(土) 洋裁の本を放出する

 ブックオフなどの古本屋は、型紙を切り取って使用してしまった洋裁本には値段をつけてくれません。
 港区の図書館は寄贈を歓迎してくれるので(地域によっては、スペースがないという理由で受け取ってくれないところがある。川崎市はそうだった)、「茅木真知子さんの『ソーイング・レッスン』いりますか?」と聞いてみたら、係りの人は目の前でパソコンで検索して、「港区で2冊蔵書がありますが、どちらも貸し出し中です。人気があるんですね、助かります」といって嬉しそうに受け取ってくれました。
 地元の図書館が受け取ってくれると、こちらとしては、必要な場合いつでも借り出せる、という安心感もできて一石二鳥です。洋裁の本は、この方法でいこうと思います。

先日、我が家にある東京都区分地図(六本木ヒルズができる前のやつ)をじ〜っと眺めて、「この道はなくなってないはずだ、だから、こういけばこうなるはずだ」と徹底的にシミュレーションして、麻布図書館までの道を500メートルぐらいショートカットすることに成功しました。六本木通りぞいに行くと、六本木「ヒルズ」をまさに上ってまた降りる、というクロスカントリーになってしまうので、しばらく足が遠のいてたのです。おかげでまた通い始め、自己啓発本もまた借りてます(笑)。


2006年10月06日(金) 響かせるように英語をしゃべる

 今、「英語でしゃべらナイト」を聞きながらこれを書いていますが、英語で私が引っかかっていたことの答えに近いことを、いっているようです。

 日本語は胸式呼吸で、英語は腹式呼吸というのはよくいわれることですが、「発音」じゃなく、「発声(発息?)」がうまくいかなくて悩んでいました。音読続けていると、のどが痛くなってきちゃうんですよ。そんなこといっている人、あまりいないし。数日前から、突然大丈夫になったんですが。

 クリス・ペプラーさんが、「声を響かせるようにしゃべる」といっていましたが、それを意識すると、確かにいい気がすると思います。

 高校の音楽の時間(声楽の教師が学校で一番えらく、めちゃめちゃ厳しかった。これを書いただけでウケる同窓生がいるぐらい)に、「歌は息にのせる」と習ったんだけど、そういう感覚でいいのかな。


2006年10月05日(木) 映画『甲野善紀身体操作術』

 正月にアップリンクXで公開される映画『甲野善紀身体操作術』を見ました。『ナンバ走り』『身体から革命を起こす』で知られる、日本の古武術を期限とする「ひねらないからだの使い方」を研究している甲野さんを追ったドキュメンタリーです。
 文章だけでも「こんな発想があったのか」と瞠目するのですが、映像の迫力はなお一層でした。小さな身体で、大型ハムのような(!失礼)ラガーたちを次々投げ飛ばしてしまいます。
 甲野さんは、桑田真澄や為末大、白川真理といったスポーツ選手、音楽家の指導もしているのですが、印象的なのは、一般の介護職に従事する人たちへの指導です。彼の論理w利用して、非力な女性達が、力の入らない大人の重い身体を軽々と持ち上げるのです。
「介護の現場ではみな疲れきっていて、私も、使い捨ての一員だと思っていた。でも、この技術を習って、今すぐ現場に帰ってやってみたくてしょうがない」。
 介護職の女性が、目を輝かせてそういうのが印象的でした。仕事は「目を輝かせてする」って、とても大事ですよね。
 


2006年10月04日(水) 天井から蛍光灯が落ちてきた…

 シーリングライトを買ったんですよ。無印良品の布シェードのやつ。「自分でお取り付け」というのが若干不安だったんですけど。

 午前中に届いて、なんとか取り付けて、やれやれ、無事ついたようだ、と思ったんです。夕方、洋裁の作業をしていたら、突然背後で「がしゃんっ!」という音。ドリフのヤカンみたいに見事に落ちてきました。蛍光灯が割れて、粉々に砕けました。自分が座っていたところと30センチぐらいの距離。真下にいたら結構やばかった。

 無印良品有楽町に電話したら、お店の人が、その日のうちに、わざわざ新しいのを持ってきて、つけかえてくれました。まだ保証書を説明書に張る前の出来事。たぶん、「ミニだより」を作ったのは、この一件を書きたかったからです(笑)。

 とまれ、今まで、お家にもともとあった照明だけでガマンしてたんですけど、俄然明るくなりました。窓際じゃなくても洋裁作品の写真撮れるし。


2006年10月03日(火) 暑いんです。

 突然、エンピツの日記を復活させました。
 やーびっくりしましたよー、これが残ってるなんて。
(ある市民団体の方がメールフォームから連絡をとってきたのでまだ生きているとわかったのです。)
 でもこのレイアウト、シンプルでいいんだよね。

 10月になったにもかかわらず、まだガーゼで服を作ろうと目論んでおります。
我ながら、なんでこんなにいつまでも? と思ってみると、この家、暑いの。日当たりがいいのと家の中の電気製品とで、あっというまに熱がこもってしまいます。
 いまだに家の中をタンクトップで飛び回っているし、朝起きて布団をはねのけていなかったのは、肌寒かった昨晩の一晩だけです(笑)。
 不動産屋さんが「冬になっても暖房いりませんよ」といってたけど、本当かも。
 太陽が恋しくて北向きの六本木7丁目から今のところ(西麻布)に引っ越したので、暖かい昼間を楽しんでいます。


2004年02月20日(金) blogに移行しました

■エンピツに無料登録しておいてこういう告知も何なんですが、livedoorのblogに移行しちゃいました。こちらの有料版で写真アップロード、ってのも考えたんだけどね(このシンプルなレイアウトは捨てがたい)

■新しい六本木だよりはhttp://blog.livedoor.jp/isl/です。これからもよろしくね。


2004年02月12日(木) 依存犬。

■実家に行った話の続き。

■私の父には、「他者に快楽を強制する」という困った嗜癖がある。人間にやられるとたまったものではないが、今は私は被害圏の外にいるので、面白がる側に回っていられる。

■どういうことかというと・・・。飼っている犬を甘やかして、求めるままにおやつを与える、という人って、ときどきいますよね。でも父はそれを超えている。おやつを求めてもいない犬を追いかけていって、無理矢理食べさせてしまうのだ。おかげで2匹の犬はデブデブ。

■中毒物質を強制的に与え続けていると、犬というのも、依存症になるらしい。いつ行っても、阿片窟に座り込んでいる人のような、メロウな顔をしている。父が与えるおやつを、全然嬉しそうじゃない顔で、ため息つきながら食べる。でも断れない。そして依存心が強い。

■私が父にパソコンの使い方を教えたあと、父が車で日比谷まで送ってくれることになった。犬も散歩に行きたいので乗ってきたが、私も犬好きではあるので、断らなかった。
 ところが走行中、ダルたんは、私が座っている助手席にやってきて、やおらおしりを向けた。そして、狭い助手席で、身体をすりつけてくる。ぎゅー。お、重いよ。ぎゅ、ぎゅー。重いってば。ぎゅーーーーー。ひえー、窒息する〜。

■ふつう、犬って、甘えるとき正面から目を見てきませんか? ところがこのダルたん、ぎゅーぎゅーやっているあいだ、絶対、私に目を合わせない。そっぽを向いて、「あたし、何しているのかしら?」って顔している。

■「ああ、だめ。いけない思っているのに・・・ 身体求めてしまうアタシ・・・」。どうしても、犬の副音声が頭にひびいてしまう。吹き替えしたくて仕方がないのだが、父にはどこがおもしろいのかさっぱりわからないらしいので、しかたなく、ひとりでニヤニヤしている。
 
うるさいわねー。私は犬よ。牛じゃないわよ。


2004年02月10日(火) 四川飯店で、父とランチ

■父が六本木にやって来た。「使わないから貸してやる」といわれてずっと使っていた大型プリンタが邪魔になったので、「どうする?」と聞いたら「ちょうどこちらで使いたいと思っていたところだ」という。それを引き取ってもらいつつ、六本木観光。我が家に来た8人目の人である。

■前から行ってみたかった、中華の鉄人・陳健一氏率いる四川飯店に誘った。
 おいしかったー。上品なお味で、今まで食べた中華のなかでベスト3に入るかも。3500円のコースで、前菜3品(青菜の湯葉包み、コーンド・タン、ピータン)、フカひれとえのきだけを使ったクリームスープ(これが絶品!)小龍包、タケノコの素揚げに唐辛子パウダーをまぶしたもの、紋甲イカとそら豆の炒めもの、エビのチリソース、チャーハンかおそば、超クリーミイな杏仁豆腐。

■最近すっかりご機嫌な私が、「せっかく来てくれたからご馳走するよ」といったら、血相変えて断られた。どうも、「お金を払う役」から降りちゃうと、自分の存在感が弱まる気がするらしい。

■その後、父の自宅で、パソコンとプリンタを設置し、マックの使い方を教える。
 我が家の場合にかぎった話なのかもしれないが、父親との会話はコンピュータを通してにかぎる。ほとんど接点がないので、何を話しても全然かみあわないのだが、パソコンの使い方を教えると、「ちゃんとコミュニケーションがとれた」という気になる。キーボードだけでなく、父親まで、「Ctrl+F」とかいう言語で動いているのかもしれない。

■「指導料と、新しいプリンタ代の足しに」と、小遣いまでくれた(もらった)。「お父さん、お金使わないと『生きている』という気がしないんでしょ」といったら、「そうかもしれない」といって、笑っていた。

ゴディバのチョコレートまでもらった


2004年02月09日(月) 「始末」な洗濯、「始末」な暮らし。

■昨日の祖母の教えに引き続き、小学校時代の先生の教え。
「下着は毎日お風呂で洗濯しなさい。お風呂場ではソックスを両手にはめて、それに石鹸をつけて身体を洗いなさい。洗濯機で洗うより、よほどソックスがきれいになります」

■ときどき自分のライフスタイルを「カッコ悪いな」と思うこともあるけど、でも、私は「始末な暮らし」が好きだ。実際、これほど合理的な洗濯方法はないですね。私は、ほとんど毎日、バスタブで、下着の上下とソックスを洗う。脱水機にかけるときもあるけど、たいていは手で固く絞って(洗濯機はベランダにあるから寒い)、ピンチハンガーに干す。下着は一晩で、ソックスは24時間ぐらいで乾く。

■私はバスタブに松山油脂のミルクタイプ入浴剤を使っている。たくさん入れるとバスタブがベタベタするので、規定量の半分ぐらい。これでもじゅうぶん、ラベンダーの香りがする。このお湯で下着をすすぐと、ラベンダーの、とてもいい香りになる。

■こうした洗濯方法は、毎日お湯を捨てる、ワンルームサイズの小さなバスタブだからできること。そして、他の人がお風呂を使わない、ひとり暮しだからできることだ。
 毎日洗濯するので、週末にも、ほとんど洗濯物がたまらない。週末には、フィットネスクラブで使ったウェアや、台所のタオルやシーツといった大物を洗濯機で洗濯する。シーツのときだけ、コイン乾燥機を使う。


このピンチハンガーも90年から使っている。上のフックは東急ハンズで売っているもので、3個セットになっており、ポールを通してハンガーを下げることもできる。


2004年02月08日(日) バスタオルを洗いたくない

■子どものころ、祖母から
「お風呂から出るときは、お風呂場の中でタオルをしぼりながら身体の水気をぬぐって、バスタオルを使うのは、最後の水分をとるときだけにしなさい」
 さんざんいわれたけど、ついにこの習慣は身につかなかった。
 いつも早く外に出たくてうわーっと飛び出してしまい、びしょびしょの身体をバスタオルで拭いてた。

■しかし、ここに来てからは、バスタオルを洗濯するのがイヤなので、祖母の教えをかつてないほどマジメに実践している。
 
■というわけで、これ。

写真撮るの難しい。どうやっても「かっこよく」ならず・・・。

■これは、ガーゼの手ぬぐいです。踊りの発表会とか、呉服屋さんの催し物なんかでくれることが多い。
 ユニットバスなので、バスタブから出る前に、これで身体を拭きます。ガーゼだからすぐ水気でいっぱいになる。しぼって何度も拭く。最後に、バスタオルでささっと身体をくるんでおしまい。バスタオルは濡れないし、ガーゼの手ぬぐいは、驚くほど早く乾いてしまう。

■濡れた手ぬぐいをしぼると、手ぬぐいは冷たくなる。その感触がひんやりして、湯冷めもふせぐし、お肌の引き締めにも役立つということがわかった。
 もちろん、環境にも良い。乾燥機の電気も、「雨の日でも匂わない洗剤」も不要である。

■このアイディアを得たのは、フィットネスクラブ。クラブで慣れた常連さんたちは、持ち歩きにも軽い「ガーゼのバスタオル」を持参し、しかもとても気持ち良さそうなのだ。それそ見て、「あ!」と昔の教えがよみがえった。
 私は、とりあえず家にあったハンドサイズを使っているが、そのうち「銀座くのや」あたりで、バスタオルサイズを手に入れたいと思っている。


石塚とも |MAILHomePage

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