2012年02月18日(土) |
エンケンという名の劇薬 |
年度末は気ぜわしいのだが、体調は思わしくなく、気分も落ち込みがち。そんな自分に喝を入れる、というより単に楽しみたいだけとも言えるのだが、エンケンこと遠藤賢司のライブに行ってきた。 CD『ちゃんとやれ! えんけん!』の発売記念のライブでもあったわけだが、御年65歳とは思えぬパワフルな(というか過剰なまでの、取り扱い注意の)演奏にシビレちまった。エレキギター弾きながら、ドラムスを叩いているエンケンの姿からは「高齢者」という言葉は浮かんでこない。ひとりなのにバンドサウンドにも匹敵するような音圧、65歳のパワーに圧倒されながら、40代の俺は負けちゃいられないって思ったよ。
刈谷「cafe Nation」に、<激団モンゴイカ>のライブを聴きに行ってきた。刈谷にもこんないい店があったとは。雰囲気もよく、何よりPAがいい。こんな所でライブをやりたいと思ったよ。 まずは、オープニングアクトの<Mana&T>の演奏から。何度も聴いているデュオだが、経験を重ねて安定感がグンと増してきているのを感じる。まなみさんのボーカルはとてもいいのだが、舞台度胸もあるのだろう、敏さんのギター演奏を十二分に生かしながら、独自の世界を展開しているように映った。 一方、大阪からやってきた<激団モンゴイカ>だが、いわゆるジャグバンドというやつだ。ジャグバンドとは、20世紀初めにアメリカ南部で興ったバンド形式の音楽のこと。ウォッシュボード(洗濯板)やミュージカルソー(ノコギリ)、ウォッシュタブベース(洗濯桶とモップから作ったベース)等、当時身近にあった生活用品から作られた手製の楽器を多用するのが特徴と言っていいだろう。<激団モンゴイカ>は、そうしたアメリカ南部のジャグバンドを手本にしながらも、大阪発の独自のジャグバンドを展開しているように感じられた。オリジナルも面白いが、カバーの仕方も独自性があって、これまた面白い。お笑いの要素もふんだんに含まれ、お腹の底から笑ってしまった。演奏レベルも高いので、そこは誤解なきよう。このバンドの演奏は何度聴いても楽しそうだと感じさせられた。
2012年01月15日(日) |
2012新春セッション会 |
今日、今池「あらたると」で開催されたセッション会に参加してきた。新年に入り初めてのセッションは、多彩なメンバーで、とても楽しかった。 楽器ひとつとっても、ギター、三線、バイオリン、ピアノ、アコーディオン、ウィンドシンセ、フルート、クラリネット、ブルースハープ、ティンホイッスル、チンドン太鼓・・・と多彩。ジャンルも、アメリカンロック、ジャパニーズロック、八重山民謡、沖縄ポップス、ギターインスト、チンドン、大道芸と多岐にわたった。 我々<沙羅双樹ふたたび>は、『Starlight』(ヒートウェイヴ)、『出発の歌』(ヒートウェイヴ)の2曲を演奏。ギターのToshiさんとバイオリンのYさんにも入ってもらったが、音の広がりができて、いい感じに仕上がったように思う。 Kさんの演奏に<沙羅双樹ふたたび>が入る形で、『日曜日よりの使者』(ハイローズ)、『オー、シャンゼリゼ』(奇妙礼太郎バージョン)をカバー。他の人が選曲したものに演奏で参加するのも面白いね。 あと、今回のチンドンセッションは、<沙羅双樹ふたたび>の他、ギター&ボーカルのKさん、三線のSさんとWさん、チンドン太鼓のTさんというメンバーでの演奏。音に幅ができて、すごく気持ちよかった。 約7年前に人前で弾き語りをし始めた頃は、セッションがこんなに楽しいものだなんて思いもしなかった。まっちゃん主催のセッション会は気軽に参加できるというのもいい。次回の4月のセッションも、今から楽しみだ。
年が改まった。 元旦から三日にかけて、故郷の山梨に帰っていた。年老いた親のことや、自分自身のこれからのことや、あれこれ考えてみては堂々巡りをしていた。
名古屋に戻って、今日は<沙羅双樹ふたたび>の新年会。山梨名物のほうとうや餅を食べながら、酒を酌み交わす。「今年はこんなこともあんなこともやりたい」など好き勝手なことを言いながら、ほろ酔い気分。 今年こそは、といつも思うことだけど、いい年にしたいよなぁ。
この一年、本当に早かった。今年は、何より震災のことだね。一生涯忘れることのできない出来事だったし、あれで人生観が大きく変わったね。俺たちは生き残った者として、これからいかに生きるべきか、重い課題を背負ってしまったんだと思う。
忘年会というけれど、この一年のことは忘れられないな。 今日は、<沙羅双樹ふたたび>と<MaMa&T>の合同忘年会だったんだけどね。仲間とセッションしたり、酒を呑んで楽しい時間を過ごせることって、すごく幸せなんだと思う。 人生は儚く、俺たちに与えられている時間も長くはないのだろう。だからこそ、限られた時間を精一杯かみしめるように生きていかなくちゃ、って思う。
2011年12月23日(金) |
パンク歌舞伎『リア王』 |
ハラ・プロジェクトのパンク歌舞伎『リア王』を、名古屋能楽堂で観てきた。 昨年の『マクベス』に次ぐ第二弾。豊田のロックバンド<タートルアイランド>による生演奏は素晴らしかったし、芝居のリズムもそんなに悪くはなかったが、客の心理としては去年よりスケールアップしたものを期待してしまうもの。そうした意味では若干不満は残った。たぶん迫力感という点かな?
吉田泰子プロデュース、菱田一雄演出の芝居『はなほう』を、千種文化小劇場に観に行ってきた。 若くして亡くなられた役者・吉田泰子さんと生前関わった演劇人の呼びかけに応じて制作されたこの作品は、円形劇場というハードを使いながら、<不条理劇><静かな演劇><アクション時代劇>という趣の異なる3つの芝居が並行的に進行する仕掛けとなっていた。 今年はやはり東日本大震災もあってか、人の死を強く意識させられる年だったな。芝居を観ながら、人の死ということにあれこれ思いを巡らしていたよ。
クラリネット奏者・岡林和歌さんにお誘いを受け、春日井市某所で行われた演奏会に行って来た。 クラリネットに、マリンバに、バイオリン、そしてパーカッションという編成。これまで触れることのなかった、それぞれの楽器の魅力、そして、それらが重なり合ったときに織りなす響きの妙を感じたよ。
2011年11月30日(水) |
小松亮太withラスト・タンゴ・センセーションズ |
バンドネオン奏者・小松亮太とそのバンドの演奏を聴きに、矢場町「アートピアホール」まで行ってきた。 バンドネオンの生演奏を聴くのは初めて。アルゼンチンタンゴをしっかり聴くのも初めてだった。月並みな言い方になってしまうけど、タンゴって、とっても官能的。その世界に酔いしれたひとときだった。
2011年11月27日(日) |
2011ピアノ発表会 |
今日は、<沙羅双樹ふたたび>の相方・沙羅のピアノ発表会に友情出演。 沙羅の発表曲は、『Carry On』(ヒートウェイヴ)。俺は、ギター&ヴォーカルで参加。緊張しいの沙羅も何とか無難にまとめた。俺のほうもまずまずの出来かな。 演奏後、発表会参加の生徒さんのひとりから「福山さん(福山雅治)みたいでしたよ」と声を掛けられた。誉めていただいたということなんだろうけど、ちょっと複雑な思いだった。 それにしても、ペコさん(ピアノの先生)の生徒さんの演奏はどれもレベルが高かったな。最後に演奏されたペコさんの演奏は、さらに上の上だったけどね。
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