夏撃波[暗黒武闘戦線・歌劇派]の独白

2009年04月05日(日) ジョイフル・ノイズ

 今夜は、星ヶ丘「スローブルース」にライブを観に行ってきた。出演は、スーパーゼリー、加藤政彦バンド、JOYFUL NOIZE TRIOの3組。いずれもハイレベルな演奏を繰り広げていた。
 JOYFUL NOIZE TRIOは、ベーカー佐藤の卓越したギター・テクといい、米澤順のブルージーな歌声といい、あまりにカッコよすぎるロックバンドだ。3人ともが私の同業者(福祉労働者)だというから、それも驚きだ。何でも研修でたまたま会って、トリオを組むことになったらしい。こんな凄ぇやつらが同業者におったんだな。
 加藤政彦さんとは「スローブルース」などで何度かお会いしているが、腰を落ち着けて彼の音楽を聴くのは初めて。木村充揮さん(元「憂歌団」)を彷彿とさせるサウンドだが、加藤さんのオリジナリティーも十分に感じられてよかった。『呑んで酔う』『とことん呑む』は意表を突いた日本語ブルースで、その突き抜けた感じが素晴らしかった。その一方で『働くポンコツ』など、しんみりとさせる名曲もあって、すっかり加藤政彦ファンになってしまった。
 ハイレベルな演奏を聴いた後では、爽快感とともに、自分達の演奏レベルの至らなさも感じさせられ、若干ヘコむところもあった。でも、彼らと比較しようとするからいけないんであって、「俺たちゃ、自分達が少しでも楽しんで音楽をやりゃ〜いいんだ」と強く自分に言い聞かせてもいた。



2009年04月02日(木) 桜のトンネル

 年度の切り替わりは何気なくせわしないが、花を観る余裕は持ちたいもの。桜もだいぶ花開いてきた。八勝通(瑞穂区)の桜のトンネルを抜けて、弥富公園、密柑山公園の桜を観てまわる。人の世の流れがどうあれ、桜は毎年時期が来れば、花を咲かせ、私たちの目を楽しませてくれる。
 家に帰ってから、大正琴を引っぱり出して「さくらさくら」を弾いてみたものの、あまりいい感じには弾けなかった。



2009年03月23日(月) 夢は夜ひらく

 今日は、一人で藤が丘「アルマジロ」に行って来た。先月のアコースティックナイトの出演者も何人か参加されていた。
 私は、『悲しい色やね』(上田正樹)、『Are You Lonesome Tonight?』(エルヴィス・プレスリー)、『夢は夜ひらく』(三上寛)の3曲を演奏してきたよ。



2009年03月20日(金) ペコちゃんのライブ

 今夜、星ヶ丘「スローブルース」に行って来たよ。沙羅のピアノの先生でもあるペコちゃんのライブがあるっていうんで、沙羅と一緒にね。
 早めに到着して、まずは食事を摂る。開演8時の予定が、8時の時点で出演者は誰もいない。まぁ、遅れて始まるのも想定内だったので、ひたすら待つ。ところが、待てど暮らせど、出演者は来ない。そのうち、マスターからアナウンスがあり、出演者が「スローブルース」が入っているビルのエレベーターに閉じこめられていることが判明。
 結局、ライブのスタートは1時間近く遅れ、9時前に。まずは、<こばちゃん2>(ピアノ:ペコ小林、ギター:チャビー小林)の演奏から。流れるようなジャジーなサウンドは、カッコいい。
 次に登場の、<NO!GROOVE>は大阪からやってきた音楽集団。ここでも、ペコちゃんはピアノで参加。トランペットやトロンボーンも入って、ジャジーかつファンキーなサウンドを展開。一人ひとりの演奏レベルは高く、とってもグルーヴィー。特に、タブさんのエモーショナルなヴォーカルは素晴らしかった。
 ハイレベルな演奏を聴いた後、気持ちはとても解放されていた。



2009年03月15日(日) ふく★やま

 今夜、星ヶ丘「スローブルース」にライブを観に行ってきた。
 まずは、われらがえみちゃんのアコーディオン演奏からスタート。彼女のエモーショナルなピアニカ演奏もいいが、アコーディオンのより重厚な響きも素晴らしい。
 その後、京都からやってきた二人組「ふく★やま」(ギター&ボーカル:福島かっちゃん、スティールギター:やまちゃん)による演奏。アメリカ南部を思わせる響き。かっちゃんの低音の声もいいが、みんなスティールギターの独特の音に耳を奪われていたみたい。
 人の演奏をライブで聴くのもいい刺激になるね。5日後には、また別の人のライブを聴きに行く予定。



2009年03月08日(日) クロスカントリースキー

 仕事は今、忙しさの真っ只中。スキーをやってる場合じゃないかもしれないのだが、長野県の白馬にやってきちまった。スキーと言ってもゲレンデを滑るスキーではない。アルペンスキーも悪くはないけど、俺の興味は山スキーとかクロスカントリースキーにある。
 白馬村観光局の主催で「クロスカントリースキーでオリンピック競技場のコースを滑ってみませんか」という企画があるのを知って、はるばるやってきたというわけだ。そのクロスカントリースキーだが、斜面を滑り降りるという要素もあるが、逆に山道を登っていったり、平らな雪道を滑って進んでいったり、感覚的にはトレッキングあるいはハイキングに近い感じもあるかな。だけど、アルペンスキーとは勝手が違うし、ややバランスがとりづらい。最初はよく転んだし、思うように滑れない。
 途中、クロスカントリーの選手が、俺たちを追い抜いていく。その颯爽とした滑り。俺とは明らかに違う。およそ同じスポーツとは思えない。というか、俺の滑りはスポーツ以前だな。それでも2時間半にわたる講習(?)を経て、だいぶ気持ちよく滑れるようになったよ。
 心地よい疲れ。今夜は、とてもよく眠れそうだ。



2009年02月28日(土) はじめてのゴーヤムーン

 今夜は、仕事が終わってから、いりなかのライブハウス「ゴーヤムーン」に直行。
 店に着くと、既にシノノメソラのステージが始まっていた。どこかしら郷愁を呼びさますような彼らのサウンドには心なごまされる。シノノメのバイオリニスト・かなでさんに教えられて、今夜のライブに出掛けていったが、出演者の音楽ジャンルはバラバラ。シノノメソラの後は、女性一人のギター弾き語り。その後が、ロックバンドで。トリが、アイリッシュ音楽の演奏。でも、こういう取り合わせも、まぁ、たまにはいいか。



2009年02月22日(日) 爽快感あふるる宵

 今夜、本郷「アルマジロ」のアコースティックナイトに、<沙羅双樹ふたたび>として参加。『夢の島』(どんと)、『荒野の風』(ヒートウェイヴ)の2曲を演奏してきた。
 私たちの他、全9組が出演。カバー曲演奏の組もあったが、オリジナルを演奏する人が多かった。
 私たちもオリジナルを作れるといいんだけど、カバーしたい曲はどんどん増える一方で、なかなか演奏技術が追いつかず、消化しきれていない。結果として、オリジナルまで手が回らないでいる。でも、今夜出演の智美ちゃんやgakoちゃんは自分の言葉をしっかり持っていて、それが演奏を通じて伝わってきたから、「やっぱりオリジナル作りたいな」って思ったね。
 カバー曲を演奏した人たちも(P.P.M.だったり、70年代フォークだったりしたが)、それぞれにその曲への思い入れが感じられ、それはそれで悪くなかった。変わり種では、藤井誠二さんのボイス・パーカッションが圧巻だったな。
 今夜はなかなかに聴き応えのある演奏が多かったと思う。



2009年02月11日(水) 勝手にしやがれpart2

 年末から痛めていた手首がなかなか治らず、ギターの練習もままならなかったが、だいぶ回復してきたので、最近こわごわと練習を再開していた。
 で、今日は、3ヶ月ぶりの「スローブルース・生音くらぶ」。夏撃波ソロで4曲披露した。
 まずは、オリジナルで、『ー10℃の恋だから』、『勝手にしやがれpart2』の2曲。『ー10℃の恋だから』は確か3年前の冬だったと思うけど長野県の白馬に行った時にできた曲。『勝手にしやがれpart2』は、小学6年の時に流行っていた『勝手にしやがれ』(沢田研二)と『プレイバックpart2』(山口百恵)の両方から題名をとってつけた作品(作品というほどのものではないか)で、曲の長さは1分に満たない。まぁ、小学生のたわいもない遊びだわな。
 あと、ユーミンの『瞳を閉じて』と平井堅の『瞳を閉じて』のメドレー。最後は浅川マキの『朝日楼』。
 だいぶブランクがあり、また左手首も完全に復調しているわけでもなく、なおかつ緊張して、うまくいかない点も多々あったが、ひとまずステージに立てたことに喜びを感じた。やはりスポットライトを浴びていたいと心から思ったね。



2009年02月06日(金) 真冬の野外ライブ

 今夜、「月の庭」(三重県亀山市)でソウルフラワー・モノノケ・サミット(阪神・淡路大震災を機にスタートしたソウルフラワーユニオンとは別名義のバンド。戦前戦後の流行り唄や壮士演歌、ヤマト民謡・沖縄民謡・朝鮮民謡・アイヌ民謡などをレパートリーに、チンドン・アレンジで演奏)のライブが行われるというので、出掛けていった。去年暮れに亡くなられた「月の庭」の前店主・岡田昌さん(舞踏家・歌舞伎昌三の名で知ってる方もみえるかな?)の追悼という意味合いもあったようだが、よりによってこの寒い時期に野外ライブとは・・・。でも、そこには彼らなりの思いもあるようだった。「14年前の1月17日に近畿地方を襲った震災の被災者に対する<出前慰問ライブ>を始めたのも真冬。その時の初心を忘れないためにも、あえて野外でやることにした」と言う。
 完全防寒スタイルでライブ会場に向かったが、それでも寒いことに違いはない。けれども、その寒さを忘れさせるほどに、彼らの演奏は熱かった。『満月の夕』はいつ聴いても名曲だと思うし、その他にもカバーしてみたい曲が次々に演奏された。心震わせる響きがそこにあった。
 帰りの電車の中でたっぷり余韻に浸っていた。


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