夏撃波[暗黒武闘戦線・歌劇派]の独白

2009年01月16日(金) かっちゃんライブin某カラオケボックス

 数日前まっちゃんからメールがあり、「16日夜、栄の某カラオケボックスで、かっちゃん(from京都)とえみちゃんのセッションライブを行うことにしました」とのことだったので、夜な夜な出掛けていった。
 演奏者も含めて7〜8人の小さなライブ。カラオケボックスも照明を落とし気味にすれば、ライブハウスの雰囲気。
 まずは、えみちゃんのアコーディオン・ソロからスタート。シャンソンを中心に、ヨーロッパの香りを感じさせる演奏。
 そして、かっちゃんは、アメリカン・フォークやブルースを中心に演奏。低めの渋い声でブルージーな雰囲気を醸し出していた。後半では、えみちゃんも絡んでの演奏があり、約2時間のライブは瞬く間に終了。
 カラオケボックスでのライブというのも悪くないなって思ったよ。



2009年01月14日(水) 2009年の衝動買いvol.1

 実は、昨年末から左手首を捻挫していて、ちょっとひねりが加わった動きをすると痛みが走る。通院中の整形外科も少し頼りなく、紹介されて桜山の鍼灸院に通っている。その通院の途上、一軒の楽器店があり、そこでセール中のクラリネットとトランペットが目に入った。いずれも半額近い値段で売られていた。
 管楽器は演奏経験がなかったが、ここ数年の憧れの対象ではあった。一度楽器店を出て夕食を済ませた後、再びその楽器店へ。そして、私は決断した。クラリネットとトランペット両方の入門セットを購入することに。総計4万ちょっと、自分へのお年玉だ!! 
 ただ、問題があって、管楽器は自宅アパートでの練習が不可。pHー7アトリエを使うしかないのが厄介と言えば厄介。でも、いつか気持ちよく演奏してみたい。タンスの肥やしにだけはしないようにしたい。二兎追う者は一兎も得ず、と言われるが、一つずつクリアしていきたいと思ってる。



2009年01月07日(水) シノノメソラwithジギジギ

 今夜、沙羅とともに、本郷「アルマジロ」に出掛けた。
 表題のとおり、<シノノメソラ>のライブに<めおと楽団ジギジギ>がゲスト出演。クラシックやルーツミュージックをベースとした、どこか郷愁を感じさせるサウンドを展開する<シノノメソラ>。かたや、お笑いの要素をふんだんに含みつつ、実力派の演奏を展開する<めおと楽団ジギジギ>(昨年5月、星ヶ丘「スローブルース」で、<沙羅双樹ふたたび>とも共演していただいた)。
 <シノノメソラ>は、バイオリンのかなでさんとクラリネットの和歌さんの絡みがいい(バイオリンやクラリネットもあんなふうに楽しそうに演奏してみたいよ)。パーカッションとギターの男性陣の演奏も安定感があり、とてもいいバンドだと感じたね。
 <めおと楽団ジギジギ>は、会場の笑いをとりながらも、夫婦ならではの息のあった演奏を聴かせてくれた。今回、この二人とかなでさんが2曲ほど共演。特に、かなでさんのバイオリンをフィーチャーした「小舟」(われわれ<沙羅双樹ふたたび>も練習中の曲)は素晴らしかった。ちなみに<ジギジギ>は近々「笑点」にまた出演の予定。
 とても楽しいライブだったね。



2009年01月01日(木) 気がつけば2009年

 年を経るごとに一年一年が早い。それと、今度の年越しは何の感慨もないというか、新年を迎えたという実感に乏しい。テレビ・新聞では「派遣切り」などが話題となっているが、決して他人事とは思えない。この暗い世相を何とかしてくれ。今さら政治に期待は出来ないかも知れないけど、『蟹工船』がベストセラーになる時代なんていい時代とは言えないよね。とはいえ、暗くばかりなっていても仕方がない。
 2009年はまだ始まったばかり、少しでもよい年にしていきたいものである。



2008年12月28日(日) <四面楚歌>2008年忘年会

 今日は、2008年最後の<四面楚歌>の練習日。pHー7アトリエを借りて、たっぷり6時間。脱線しながら、思わぬ発見もありながら、約6時間の練習時間は瞬く間に過ぎた。
 練習後は、近くの居酒屋で乾杯。と言っても、俺だけは車を運転するため、酒は飲まずにいた。しらふだけど、ナチュラル・ハイでいい気分。2009年、この4人でもライブやりたいな。なかなか集まるのが難しいけど、一緒に音楽を楽しめる仲間は貴重だぜ。
 



2008年12月22日(月) <沙羅双樹ふたたび・うたの宅配便vol.2>

 昨年に引き続き、三重県鈴鹿市のAさん(沙羅の友人)宅に押しかけて、<沙羅双樹ふたたび>の演奏を聴いていただいた。名づけて<沙羅双樹ふたたび・うたの宅配便vol.2>。
 今回披露の曲は、『雪の華』(中島美嘉)、『愛は私の胸の中』(喜納昌吉)、『夢の島』(どんと)、『Paint It Black』(ローリング・ストーンズ)、『寝顔を見せて』(ソウルフラワーユニオン)、『荒野の風』(ヒートウェイヴ)の6曲。それと、沙羅がピアノ・ソロで、『St.Louis Blues』を演奏。うまく演奏できたものもあれば、あまりうまくいかないものもあったが、でも、楽しかった。
 演奏後は、おいしい料理とお酒で、夜更けまで語り合った。



2008年12月17日(水) <スーパー一座>有終の美

   よく義理人情の世界と云われている歌舞伎の
  物語が実はすべて謀叛が根底にあったのです。
  たとえその謀叛人が悪人であろうとも、すくな
  くとも今の体制をひっくり返そうとねらってい
  る革命児なのです。歌舞伎とはそうゆうものだ
  ったのだ、と改めて知りました。江戸人にとっ
  て反逆こそが無意識の中での願望だったのです。
   (大須師走歌舞伎公演パンフレット より)

 今回で最終公演を迎える<スーパー一座>のロック歌舞伎を観に行ってきた。
 今公演は『御贔屓勧進帳』『十六夜清心月現薊双葉(いざよい・せいしん・つきにあらわるあざみのふたば)』の二本立て。『御贔屓勧進帳』はユーモラスな作風の『勧進帳』、『十六夜清心』は河竹黙阿弥によって書かれたものをベースにした江戸のピカレスク・ロマンとでも言うべき作品。反逆精神が底に流れる歌舞伎の面白さを<スーパー一座>によって教えられてきたように思う。ワクワクしながら観たロック歌舞伎も今回が最後と思うと、とてもさみしい。けれども、芝居とは夢まぼろしのように儚げなものなのだとも思い直す。一瞬のきらめきがこの上なく美しいのだとも。
 さらば<スーパー一座>。思い出はあまりに美しいぜ。



2008年12月16日(火) シャイン・ア・ライト

 マーティン・スコセッシ監督による音楽ドキュメンタリー映画『SHINE A LIGHT』を観に行ってきた。収容人数2800のニューヨーク・ビーコン・シアターで行われたローリング・ストーンズのライブの模様を中心に構成されたドキュメンタリーだが、臨場感あふれる映像には思わず圧倒される。特に、ブルース界の重鎮・バディー・ガイとストーンズの共演のシーンには、ストーンズ・ファンならずとも大いに感動させられるのではないだろうか。
 ストーンズを撮った映画で、後にも先にもこれ以上の作品は出ないのではないか。そんな感想を抱かせるほどに、すぐれた作品である。だまされたと思って、一度ご覧あそばせ。



2008年12月14日(日) <ぐるぐる詩の輪> in jaaja

 詩の朗読会<ぐるぐる詩の輪> が本日開催されるとの情報を得、覚王山「喫茶jaaja」に沙羅とともに出掛ける。
 <沙羅双樹ふたたび>で「夢の島」(どんと)を演奏。また、マサルさんが死の直前に残された言葉に触発され、沙羅が作った詩を朗読。
 参加者はさほど多くはなかったが、日曜の昼下がりのまったりとしたひとときであった。



2008年12月12日(金) マサルさんのお葬式

   みなが同じ喜びの道を歩んでいけるように。
  心はどんな線引きもせず未来へ、ただ未来へ
  続く祈りの静かな形でいいんだ。病気よ来い!
  苦労よ来い! 仲間もたくさん集まってるぜい。
   まさる

 12月9日、歌舞伎昌三こと岡田昌さんが亡くなられた(享年47歳)。「末期ガン」の告知を受けて4年、力強く生きてこられたが、ついに命尽き、息を引き取った。冒頭の言葉は、マサルさんが最後に書き残したものだという。その言葉の重みをいま強く感じている。
 マサルさんとはさほど深い付き合いがあったわけではない。お会いしたのも、「pHー7プロデュース・ダンス公演」と数回の「ソウル・フラワー・ユニオン(orモノノケ・サミット)」ライブ、それと山口洋ライブ(in亀山「月の庭」)の時くらいだ。だから、舞踏家・歌舞伎昌三としての顔と、オーガニック・レストラン「月の庭」店主としての顔を少しばかり知っている程度とも言える。そして、末期ガンに冒されていたということも。この人のどこにエネルギーが宿っているのかと、不思議にも思っていた。もしかすると、末期ガンというのも何かの間違いに違いないとさえ思って、半ば信じてもいた。けれども、ついにその日を迎えてしまった。

 12日、葬儀に参列し、出棺に立ち会うことができた。出棺を前にマサルさんの息子・ミッキーが三線片手に歌い上げた『満月の夕』はこの上なく素晴らしく、思わずもらい泣きしてしまった。
 マサルさんが亡くなられたのは悲しいことではあるが、悲しいというだけではない。多くの贈り物を残して、マサルさんは旅立たれたのだと思っている。


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