夏撃波[暗黒武闘戦線・歌劇派]の独白

2006年12月10日(日) 『将門伝説 後日の旗上』

 スーパー一座のロック歌舞伎『将門伝説 後日の旗上』を観てきた。今年は25年ぶりに生演奏つきで上演されるという点でも楽しみだった。
 今回の芝居はいつも以上にスピーディーな展開、そのテンポに生演奏もよく合っていた。一人ひとりの芸をじっくり味わうという点ではやや物足りない感じもあったが、息をもつかせぬ展開に身を乗り出すように見入った。鶴屋南北の原作を元に構成された約2時間半の芝居はとても観やすい内容でもあった。



2006年12月09日(土) 『カトルカール』

 本日、藤が丘「WEST DARTS CLUB」にて、日常朗読企画「本読ム夜」第2期の最終回として『Quatre quarts(カトルカール)』(リーディングライブ) が開催された。水尾佳樹、岡本はな、若原光彦、林本ひろみの四氏が出演されるというので、観に行ってきた。
 四人四様の朗読であったが、ライブ会場の雰囲気を生かすにはもうひと工夫ほしいところだった。林本さん・作の朗読劇は、面白かったけどね。若原さんとの絶妙の掛け合いで、笑えた。
 ライブは一時間ほどで終了。まあ、妥当な長さではあったが、正直なところ物足りない感じもあった。



2006年12月06日(水) みゆき、林檎、そして朗読

 今夜もまた、星ヶ丘「スローブルース」の「生音くらぶ」に参加。参加者の年齢層は少し高かったが、なかなかシブい演奏が続いた。
 私は、『同じ夜』(椎名林檎)、『二隻の舟』(中島みゆき)を演奏。また、数年前に出演した芝居(『幻想ヒポカンパス〜太陽と王権〜』)の一部を朗読した。それにしても、表現力に定評のある女性アーティスト(中島みゆき、椎名林檎)の曲はなかなか難しい。自分のものにするにはもっとステージで鍛える必要がありそうだ。



2006年12月03日(日) DDT in 中村スポーツセンター

 小雨混じりの寒い午後だったが、中村スポーツセンターにDDT(プロレス)を観に行ってきた。エンターテイメント性の強いDDTだが、コアな人気を持つインディー団体だ。小会場ながら、非常な盛り上がりを見せた名古屋大会。約3時間の観戦の後には、心地よい疲れが残った。



2006年11月29日(水) らんちう、etc.

 今夜、星ヶ丘「スローブルース」へ出かけ、「生音くらぶ」に参加。
 聴衆のなかに女性が一人でも含まれていると、男どものやる気はまるっきり違うものだが、今夜も女性が数人いてお客も多かったので、それなりに盛り上がった。 私は、『雨ニモマケズ』(宮沢賢治)の朗読、『らんちう』(たま)、『NOBODY KNOWS YOU WHEN YOU'RE DOWN & OUT』の演奏を行った。最後の方で時間があったので、『力石徹よ』(寺山修司)の朗読も行った。



2006年11月26日(日) <ぐるぐる詩の輪>2回目

 本日、朗読会<ぐるぐる詩の輪>2回目が熱田「coffee TOSHI」で開催された。
 スタート予定時刻の15時に、主催者の岡本はなさんと私しかいなかったのでどうなることかと思っていたが、参加人数が4人になったところで、会はスタート。しばらくすると7人ほどになっていた。
 で、今回は一人あたりの持ち時間が長かった。私自身は、ギターで『青空と小鳥と終身刑』(南正人)を歌ったり、最近読んだ本(向谷地生良&浦河べてるの家『安心して絶望できる人生』)の一部を朗読して紹介したり・・・。まったりした感じの2時間を過ごした。



2006年11月20日(月) 鶴見和子さんを偲ぶ会

 私の大学時代の恩師・鶴見和子さんが亡くなられてから早3ヶ月。
 石牟礼道子(作家)、緒方貞子(元・国連高等弁務官)、志村ふくみ(染織家)、西川千麗(日本舞踊家)、加藤周一(評論家)、金子兜太(俳人)、佐佐木幸綱(歌人)、多田富雄(免疫学者)、ロナルド・ドーア(社会学者)といった方々が呼びかけ人となって、本日、東京會舘にて「鶴見和子さんを偲ぶ会」が開催された。
 鶴見さんは、「近代化批判」を通じて独自の内発的発展論を展開した社会学者であるとともに、きもの、おどり、短歌にも通じ、「道楽」を極めた方でもあり、スケールの大きさを感じさせる方であった。その堂々とした生きざまはなかなか真似できるものではない。私にとっては「学問」の師匠であるとともに、「人生」の師匠であったとあらためて感じた。



2006年11月19日(日) WE WILL ROCK YOU

 久しぶりに東京にやってきた。
 朝早くに名古屋を立って、10時には全日本フルコンタクトテコンドー選手権大会(日本テコンドー協会・主催)の会場、後楽園ホールの座席に腰掛けていた。(畳の上でなく)四角いリングの上で繰り広げられる熱戦の数々、一瞬のうちに決せられる勝負を間近に見た。
 昼過ぎに会場を後にした私は、そのまま新宿コマ劇場へ急行。ロンドン発のロック・ミュージカル『WE WILL ROCK YOU』を観劇。全編にクイーンの楽曲が使われたこのミュージカルは非常にテンポもよく、引き込まれるように観ることができた。クイーンの曲はどれもドラマチックで、ミュージカルにもよく合っていた。いつかクイーンの曲をカバーしてみたいとも思った。
 観劇後、新宿のホテルに荷物を置いて、再び歌舞伎町へ飛び出していった。新宿FACEへIWA JAPAN(インディー・プロレス)の試合を観に行った。プロレス会場、それも数百人規模の小ぢんまりとした会場の雰囲気が何とも言えずいいのだ。
 遊び疲れて戻ったホテルは歌舞伎町のど真ん中。興奮醒めやらぬままに、眠らない街の夜を過ごした。



2006年11月18日(土) 歌舞伎朗読

 藤が丘「WEST DARTS CLUB」で行われたイベント<歌舞伎朗読>を観に行ってきた。出演は、名古屋むすめ歌舞伎の三人娘、市川櫻子・林みどり・水野佑美。で、『恋飛脚大和往来』の一部を読み合わせ。原作は、近松門左衛門の『冥土の飛脚』という名作。古典のもつ底力のようなものを感じた。歌舞伎の面白さをあらためて感じさせられた。
 終演後、出演の三人とお話する機会が持てた。「芝居と朗読とではテンションの違いがあるけど、いい勉強になった」などと話してられた。なるほど、確かにそうかもしれない。朗読にも、そして演劇にも無限の可能性が隠されている。そんなふうにも思った。



2006年11月17日(金) もみじ寺

 例年に比べ暖かな日が続いてきたが、ふと気がつけば晩秋。紅葉を見に行こうとインターネットで検索したところ、犬山のもみじ寺「寂光院」を見つけだした。
 名鉄電車で犬山方面へ。今日は曇り空で寒い一日。紅葉の見頃には若干早かったようだが、それでも秋らしい風景に出会うことができた。


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