夏撃波[暗黒武闘戦線・歌劇派]の独白

2006年10月22日(日) <ぐるぐる詩の輪>

 第一回の「ぐるぐる詩の輪」が、熱田「coffee TOSHI」で開催された。「続・ぽえ茶」を引き継いで、岡本はなさんが主催される「詩の朗読会」。今回の参加者は、十余名。「続・ぽえ茶」の常連だったメンバーの他、朗読に興味を持って初めて参加された方もみえた。
 観覧のみの方もみえたので、朗読者は十名弱。それぞれ1〜2篇詠まれた。
 一般のお客さんが少ないうちに、沙羅双樹ふたたびの弾き語りからスタート。ギター・沙羅、ミンミン・夏撃波で『満月の夕べ』を歌った。2巡目には、『リキサからの贈り物』(ソウル・フラワー・ユニオン)という曲を(演奏ではなく)朗読。3巡目には、『荒れ地にて』(ソウル・フラワー・ユニオン)を演奏した。
 終了後、そのまま流れて二次会へ・・・。



2006年10月15日(日) 大須大道町人祭

 大須の秋の恒例イベント、大道町人祭を二日間にわたって観てきた。ストリートで見せる大道芸人たちの芸は、道行く人々を大いに楽しませていた。
 14日、私は、ガマの油売り(石原耕)、チンドン(ちんどん通信社)、3D紙芝居(梅田和佐)、ファイヤーダンス(火付盗賊-狼煙)、ギリヤーク尼ヶ崎の舞踏、などで楽しんだ。「おいらん道中」、それとウクレレ&ヴァイオリン演奏(ニコライとニコラス)も観ることができた。
 次いで15日、津軽三味線によるお笑い・大道芸(セ三味ストリート)、ベリーダンス(アルカマラーニ)、金粉ショウ(大駱駝艦)を観た。
 二日間で観たなかには鑑賞にたえないものもあったにはあったが、上記にあげたものはすべて面白く、自らすすんで投げ銭もした。「芸術」と呼ぶべきものもあれば、「芸能」と呼ぶべきものもあった。それらの出演者の芸はそれぞれにユニークだが、共通して感じられたのは観客を楽しまそうとするサービス精神である。観客との間合いをはかりながら、不思議な空気を創り出していた。パフォーマーの端くれとして、私は、そこに多く学ぶべきものがあるのを感じ取っていた。
 何はともあれ無条件に楽しい二日間であった。
 



2006年10月06日(金) 出演決定!<11/11 言葉ズーカ> 

 私・夏撃波は、11月11日、『言葉ズーカ』というイベントに出演することになりました。持ち時間は約15分、そのなかで詩と音楽と演劇とを融合させた(?)夏撃波的世界を展開したいと思っています(当日発表の詩は自作詩ではなく、一流の詩人の作品を使いますが)。
 詳細については、下記のとおりです。ぜひともご来場下さい。

言葉ズーカVol.その7
〜POETS RIOT“詩人達の暴動”〜
【日時】
2006年11月11日(土) 17:30開場 18:00開演
途中入場可 21:30終演予定
【料金】
前売・予約 \1500 当日 \2000 ともに1ドリンク&お菓子つき。
予約は「涅槃」他、各出演者、スタッフでも受け付けております。
【会場】
今池『涅槃-nehan-』
愛知県名古屋市千種区今池1-6-13 今池スタービルB1
TEL&FAX:052-733-7767
http://www.nehan.jp/
http://mixi.jp/view_community.pl?id=351027
【アクセス】
地下鉄「今池」9番出口を出て直ぐ後方(ユニーの逆方向=北)へ。
ひとつめを左(西)へ曲がり、西へ向かい直進。
ふたつめ右角の今池スタービル地下1階。左手前に焼き鳥屋「きも善」。
http://map.yahoo.co.jp/pl?nl=35.9.56.142&el=136.56.16.742
【出演】
ISAMU――障がいPUNK詩人/『言葉ズーカ』企画者
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=1977060
江藤莅夏――美しき伊勢弁/フリーペーパー『すきま』記者
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=1184991
夏撃波――歌い奏でる一人武器集合罪/ユニット『沙羅双樹ふたたび』
http://www.enpitu.ne.jp/usr7/72255/diary.html
山崎浩太――最後の日系クロマニョン人/画家、パフォーマンスアーティスト
http://g-a-i.net/art/yamazakikota/yamazakikota.html
若原光彦――ぽえよ剣/オープンマイク『詩のあるからだ』主催
http://www.h3.dion.ne.jp/~rayboy/
小林英弘――伝説のパンクロッカー/バンド『THE SLAVEMASTER CONNECTION』
http://www.basementclub.com/theslavemasterconnection/
【オープンマイク】
当夜もオープンマイク開催!
・先着7組
・持ち時間1組5分以内(セッティング別途2分以内)
・詩の朗読に限らず短歌、俳句、川柳、ラップ、弾き語り等ノンジャンルOK。
・楽器の使用も可。身体表現(舞踏、ダンス)もOK。
【予約&お問い合わせ】
会場:今池『涅槃-nehan-』
TEL&FAX:052-733-7767(トガルまで)
【企画者ISAMUより】
 今回で7回目を迎える『言葉ズーカ』、前回行われた6回目では50人に迫る動員で大いに沸き盛り上がった同イベント!
 さて今回のテーマは“詩人達の暴動”。日常の疑問、不安、不満、怒りを詩の力で言葉の力で暴動を起こせ! 果たして!? その暴動を鎮めるのは? 美しき伊勢弁???
 『言葉ズーカ』としては旗揚げ前の目標が一年越しに、企画者ISAMU個人の夢の一つが十年越しに実現!!! 当夜は詩人達が詩で、言葉で、歌で、音楽で暴動を起こす! この暴動を鎮め鎮火させるのは果たして!?
 皆様の御来場心よりお待ち致しております。



2006年10月04日(水) 四度目の清水宏

★ 10/4(水)清水宏・燃える十番勝負2 ゲスト/モロ師岡
 御大・志村けん一座他、舞台出演等と大活躍の演劇界の野良犬!?やる気マンマンスタンダップコメディ男・清水宏だオラオラオラ〜!東大へ侵入して授業を受け、NYコメディハウスに直談判し出演するなど、清水本人がまさに“やる気”だけで挑み、一人大騒動の一部始終を喋り倒すドキュメントトークは、涙と汗なしでは観られない!シンバル漫談、映画予告編あり、さらにゲストの全身カタルシス男・モロ師岡から、なんと“お互いネタ交換バトル”という挑戦状が!『清水がモロを!モロが清水を!』世界初の多汗芸人による夢の対決、遂に実現か!?
(「TOKUZO」10月のイベント・ピックアップより)

 今池「TOKUZO」に再び清水宏がやってくるという情報をキャッチした私は、今夜もまたあの男を観に行ってしまった。今回で4回目だが、文句なしに面白いのだからしょうがない。ゲストのモロ師岡はいまひとつの感があったが、清水宏は最初から飛ばしに飛ばす。最後までエンジン全開で、やる気満々男の面目躍如。抱腹絶倒の2時間半であった。



2006年10月02日(月) 詩「駅に着いたよ」

  駅に着いたよ
  駅に着いたよ
  今ちょうど駅に着いたよ
  君のおうちはこの駅のすぐ近く

  駅に着いたよ
  駅に着いたよ
  今ちょうど駅に着いたよ
  これから君に会いに行くね  



2006年09月30日(土) <醜い国 日本>

 29日、安倍新内閣が発足して初めての所信表明演説が行われた。
 そのなかで、安倍首相は「美しい国・日本」など空疎なキャッチフレーズを連発していた。小泉前首相を真似たのかもしれないが、前任者以上に中味のない薄っぺらなリーダーの姿を見た気がした。
 集団的自衛権の行使を認めるための研究、憲法や教育基本法の改正に踏み込む一方で、「靖国問題」「歴史認識問題」に触れられることはなく、小泉政権以来冷え切った日中・日韓関係の改善への道筋すら見えてこない。また、自殺者が年間3万人を超える異常事態、格差が拡大する一方の日本社会をどのようにしていくつもりなのか。中味のある政策は何ら見えてこない。
 あるテレビ番組のなかで「安倍首相の言う『美しい国・日本』とは、イコール『ナルシスト国家・日本』ではないか」と指摘したコメンテーターがいたが、全く同感だ。恐らく安倍首相の唱える「美しい国」は、他国からは「醜い国・日本」と映るに違いない。



2006年09月29日(金) 岐阜県裏金 4421人処分

   約17億円に上る岐阜県庁の裏金問題で、古田
  肇知事は28日、職員4421人を処分すると発
  表した。古田知事自身も減給10分の5(12カ
  月)とし、裏金の返還方法や再発防止策を盛り込
  んだ「県政再生プログラム」を明らかにした。懲
  戒免職は計4人で、古田知事は「組織的な裏金問
  題で懲戒免職者が出たのは初めて」と述べた。
   処分は県警と教職員を除いた職員の57・3%
  に上り、知事以下の管理職全員が対象。県は「他
  の自治体で起きた裏金問題に比べても最も重いレ
  ベル」と深刻さを強調。裏金を焼却するなど隠ぺ
  い体質が際立った同県の裏金問題は大きな節目を
  迎えた。
  (中日ウェブ・プレスの記事より)

 今回の裏金問題は、組織ぐるみの悪質なもの。で、職員の半数以上が処分の対象となったわけだが、現職職員の処分に比べ、梶原前知事はじめOBへの責任追及は不十分とも言われている。また、こうした組織ぐるみの不祥事を生み出す構造が今後しっかりと断ち切られていくのかが問われているように思われた。



2006年09月27日(水) 祝・「スローブルース」8周年

 今夜、星ヶ丘「スローブルース」の「生音くらぶ」に参加。先週は「スローブルース」8周年ウィークだったが、私は都合がつかず参加できなかった。
 今週は参加者少数かとも思われたが、演奏者は6組。観客も多く、まずまずの盛り上がり。私は、1巡目で『荒れ地にて』(ソウル・フラワー・ユニオン)の演奏、宮沢賢治『雨ニモマケズ』、寺山修司『力石徹よ』の「朗読」(伴奏付き)を行う。2巡目では、「スローブルース」8周年への祝福の意味を込めて『星ヶ丘ロケンロール』(オリジナル)を演奏した。



2006年09月25日(月) 河野義行さんの次女が語る

 コンビニで『週刊現代』の最新号を立ち読みしていたら、<タイのバンコクで人気タレントになった、河野義行さんの次女が語る「麻原死刑判決」>という見出しが目に入った。気になって購入し、記事を読んだ。

 河野真紀さん。彼女は、「松本サリン事件」被害者でありながら犯人扱いされた河野義行さんの次女である。事件当時、中学生だった彼女は、現在タイでタレント活動をしているという。その彼女が、先日の「麻原死刑判決」について、『週刊現代』の取材に答えている。要約すれば、おおよそ以下の通りである。

   麻原被告に対して、怒りという感情はありません。
  今でもあんなことが起こらなければって考えること
  もありますけど、私は現実を受け入れています。
   ただ今回の裁判で悔やまれることは、麻原被告自
  身の口から真実が語られなかったことです。このま
  ま死刑が執行されたら、すべてがわからないまま強
  制的に終わらされてしまいます。

 河野真紀さんの発するひとことひとことが、胸に強く響いてくるようだ。
 真紀さんも語っていたように、真相が明らかにされることなく、事件の幕引きがなされてしまうということは、事件の被害者にとって、受け入れがたいことではないだろうか。だが、司法の場で十分に審理が尽くされたとも到底思えない。
 日本社会を震撼させた一連の「オウム事件」については、表層をなぞるだけで、その背後にある問題を探り当てることもなく、このまま人々の間から忘れ去られていくのではないか。「麻原憎し」だけでは語り尽くせぬ真実があるのではないか。そんなことを大いに考えさせられた。



2006年09月24日(日) 魂花

 ソウル・フラワー・ユニオンのライブに行って来た。偶然だが、知り合いにも2人会った。会場の「エレクトリック・レディ・ランド・フィッツ・オール」(大須)のキャパがどんなものかはよくわからないが、オール・スタンディングで満杯状態だった。
 ライブ会場は大変な盛り上がりを見せていたが、今回のライブでは楽曲の良さを特に感じた。よくぞ、これほどの名曲を生み出したものだと思う。中川敬の詞が心に沁み入ってくるようだった。と言っても、その良さは伝わらないだろうから、私も大好きな一曲『そら〜この空はあの空につながっている』の一節を書き出してみたいと思う。


  (前略)

  乱暴に詰め込んだ 車に揺られて
  悲しみにむせながら 赤道の町を行く
  検問をくぐり抜けて 誰彼ともなく
  唄に託した夢が 車内に響く

  国境は遠ざかる 孤独がのしかかる
  どのぐらい来たのだろう 難民キャンプから
  みんなの願いなら この胸の中にある
  遠い砂にまみれた 景色にいる

  見上げればそこに 誰もいない蒼い海がある
  自由な道がある
  無限にそこに詩を書き込める

  連絡船の上は 人であふれてる
  桟橋の垂れ幕に ウェルカムの赤い文字
  ありがとう あたらしい 笑顔の為に
  空はすべてのものを つなげている

  空はすべてのものを つないでいる
  この空はあの空につながっている


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夏撃波 [MAIL]