夏撃波[暗黒武闘戦線・歌劇派]の独白

2005年08月06日(土) ヒロシマ被爆60年

 私には私なりのポリシーというものがあるが、そのなかで一番のポリシー(?)は「どんなに苦しくとも、自ら命を絶たない」「人生を全うする」ということだ。だが、世の中には「人生を全うすること」を阻む<悪>がある。その最大のものが「戦争」ではないだろうか。
 広島に原爆が投下されてから60年、世界は核の脅威に晒されてきた。この地球上には、人類を何度も滅亡に追いやるだけの大量破壊兵器がある。この60年間、アメリカをはじめとする核保有国がおこなってきたことの罪は重い。もちろん、それを追認してきた日本だって、十分すぎるほど罪が深いのだが・・・。
 今でも原爆病に苦しむ人々がいる。その後も、世界のあらゆる場所で戦争が繰り返され、数え切れない悲劇を生んできた。現実を前に、ノー・モア・ヒロシマの言葉は虚しく響くばかりだ。

  生きたくて
  生きたくてなお
  生きられぬ
  君の悲しみ
  誰が知ろうか
   (夏撃波)



2005年08月01日(月) 新宿末広亭

 東京に来てだいぶ遊び歩いているが、今日と明日は研修。でも、研修が終われば、夕方から夜にかけて遊ぶにかぎる。
 というわけで、やってきました、新宿末広亭へ。今日のお目当ては、漫才の昭和のいる・こいる。彼らの漫才は、私の笑いのツボを大いに刺激する。でも、落語もいいもんだ。特に古典落語は噺としてよくできているとあらためて思ったね。とにかく4時間、よく笑った。
 ついつい遊ぶほうに力が入ったが、仕事もまあしっかりやらねばなりませんな。明日、研修を受けてから、名古屋に、ふたたび日常へと戻って行くんだなぁ。



2005年07月31日(日) 谷中、銀座、高円寺

 午前、江戸情緒を感じさせる東京の下町・谷中を散策。途中、無国籍料理店で昼食をとり、いせ辰(江戸千代紙の店)を覗く。のどかなひとときを過ごす。
 そこから、銀座へ移動し、楽器店でウィンドーショッピング。それから歩行者天国をしばし歩き(いわゆる銀ブラってやつだね)、「ル・テアトル銀座」へ
『FLAMENCO 曽根崎心中』を観に行く。近松門左衛門の『曽根崎心中』をフラメンコで表現した作品(主演:鍵田真由美・佐藤浩希、プロデュース:阿木燿子、音楽監修:宇崎竜童)。全編に流れる日本語で歌うカンテ、和楽器とフラメンコ音楽との濃密なコラボレーション、そして日本的情念を踊るフラメンコ・ダンサーたち。約2時間の舞台はアッという間に終わった。
 そこから次は、中央線沿線の高円寺へ。「日本のインド」などとも呼ばれるディープな街だ。無国籍料理店「むげん堂・アジア’nママ」にて夕食を摂り、アジア雑貨の店「元祖仲屋むげん堂」で買い物。それからライブハウス「稲生座」にてシバ(フォーク・シンガー)のライブを楽しむ。
 こうして見ると、東京にもいろいろな街があるもんだね。さて、明日はどこへ出かけようか。



2005年07月30日(土) 新宿ゴールデン街

 「8月1日〜2日、東京出張」となっているが、7月30日〜31日が休みの私はひと足早めに東京入り。
 午後、新宿歌舞伎町の常宿にチェックイン。ひと休みしてから、新宿界隈を散策。夕食を軽く済ませてから、新宿ゴールデン街(狭い路地に小さな呑み屋が軒を連ねている)へ。大都会のなかで、この場所だけ時代から取り残されたみたいな雰囲気。そのなかの「裏窓」(浅川マキの曲などが流れる「アングラ」色の濃いバー)で、軽く酒を呑む。
 ほろ酔い気分で、歌舞伎町の真ん中にあるホテルへと帰っていった。



2005年07月25日(月) 清水の舞台から

 昨夜は、京都で一泊。今日は京都観光を楽しもうと、意気込んではみたものの、体調がいまひとつ。清水寺にだけ行って、早々と名古屋に引き上げてきた。
 清水寺には高校の修学旅行以来の訪問。清水の舞台からの眺めは確かに素晴らしかった。



2005年07月24日(日) 近江八幡、そして祇園

 今朝早く起きて、鈍行列車に乗り込む。行き先は、近江八幡。ヨシが群生する迷路のような水路を昔ながらの手こぎ舟でゆっくり進む水郷めぐり(約400年前、豊臣秀次が宮中の舟遊びに似せ、舟に乗って句を詠み茶会を催したことに始まるという)はとても優雅。そして、白壁の土蔵が続く八幡堀周辺を散策。ゆったりした気持ちで時間を過ごす。
 その後、京都へ移動。ホテルでひと休みしてから、バスで祇園へ向かう。今日は祇園祭・花笠巡行の日とあって、人出も多い。で、私は、祇園甲部歌舞練場の北側に隣接する八坂会館・ギオンコーナーへと急ぐ。そこでは、京都市観光協会の主催で茶道,琴,華道,雅楽,狂言,京舞,文楽のそれぞれがコンパクトに舞台で演じられている。外国人観光客も多い。そこを出てからは、花見小路(竹矢来に格子作りの茶屋や料理屋が建ち並ぶ)を散策。京町屋の居酒屋にて夕食を摂る。
 ほろ酔い気分でホテルに戻る。



2005年07月20日(水) テーマ詩<告白>、他

 千種「空色曲玉」にて開催された「詩の夕べ」に参加。今夜の参加者は、なんと4名。ということで、たっぷりと発表。
 まずは、宮沢賢治「雨ニモマケズ」、中原中也「汚れちまった悲しみに」に、曲をつけて「朗読」。また、中島みゆき「誕生」も演奏。夏撃波色、全開。
 後半は、テーマ詩<告白>。即興で曲もつけて「朗読」(下記参照)。

  君となら
  歩いてみたい
  雨の道
  二人の行く手に
  虹を探して

  梅雨が明けたら
  海へ行こうか
  でも、その前に
  君に告白しなけりゃ、ね

  光る汗
  君の笑顔は
  ラムネ色



2005年07月17日(日) 名古屋女流歌舞伎

 名古屋市芸術創造センターに、市川団十郎・監修の名古屋女流歌舞伎公演を観に行ってきた。名古屋むすめ歌舞伎の呼びかけに各流女流舞踊家が応じ、流派を越えた共演が実現した。
 私が観に行った夜の部は、「義経もの」のシリーズ。トリを、名古屋むすめ歌舞伎の「勧進帳」で締めた。市川三寿也の弁慶、市川桜子の富樫、市川三ツ斗の義経を、五枚五丁の長唄が支援。流れがよく、非常に観やすかった。特に、三寿也の弁慶は小気味よく、安心して観ていられた。公演全体を通じても、お腹一杯、十二分に味わえたように思った。



2005年07月16日(土) サルタンバンク

 今夜、仕事が終わってから、大須演芸場に<大須オペラ>を観に行った。スーパー一座『サルタンバンク』公演だ。約2時間半にわたる芝居も決して長く感じられない。
 文句なしに楽しい芝居、オーケストラの生演奏が花を添える。それに、大須演芸場というハコもいい。舞台と客席の一体感が何ともいい。
 あの舞台に立ってた時もあったんだよな。いい芝居を観るたびに、再び舞台に立ちたいと思ってしまう私である。



2005年07月12日(火) ジャズdeセッション

 今夜も、星ヶ丘「スローブルース」に行って来た。ボンゴ&カズー、サウンドホースを携えて、「ジャズdeセッション」に参加。
 ジャズのリズムは難しかったけど、楽しく演奏することができた。
 でも、私は楽器の演奏よりも、実は歌を歌いたいのだと実感したね。もちろん、楽器の演奏も楽しい。今のところ、私のボーカルがいちばん生きてくるのは、自分の楽器演奏でしかないからね。


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