夏撃波[暗黒武闘戦線・歌劇派]の独白

2005年07月30日(土) 新宿ゴールデン街

 「8月1日〜2日、東京出張」となっているが、7月30日〜31日が休みの私はひと足早めに東京入り。
 午後、新宿歌舞伎町の常宿にチェックイン。ひと休みしてから、新宿界隈を散策。夕食を軽く済ませてから、新宿ゴールデン街(狭い路地に小さな呑み屋が軒を連ねている)へ。大都会のなかで、この場所だけ時代から取り残されたみたいな雰囲気。そのなかの「裏窓」(浅川マキの曲などが流れる「アングラ」色の濃いバー)で、軽く酒を呑む。
 ほろ酔い気分で、歌舞伎町の真ん中にあるホテルへと帰っていった。



2005年07月25日(月) 清水の舞台から

 昨夜は、京都で一泊。今日は京都観光を楽しもうと、意気込んではみたものの、体調がいまひとつ。清水寺にだけ行って、早々と名古屋に引き上げてきた。
 清水寺には高校の修学旅行以来の訪問。清水の舞台からの眺めは確かに素晴らしかった。



2005年07月24日(日) 近江八幡、そして祇園

 今朝早く起きて、鈍行列車に乗り込む。行き先は、近江八幡。ヨシが群生する迷路のような水路を昔ながらの手こぎ舟でゆっくり進む水郷めぐり(約400年前、豊臣秀次が宮中の舟遊びに似せ、舟に乗って句を詠み茶会を催したことに始まるという)はとても優雅。そして、白壁の土蔵が続く八幡堀周辺を散策。ゆったりした気持ちで時間を過ごす。
 その後、京都へ移動。ホテルでひと休みしてから、バスで祇園へ向かう。今日は祇園祭・花笠巡行の日とあって、人出も多い。で、私は、祇園甲部歌舞練場の北側に隣接する八坂会館・ギオンコーナーへと急ぐ。そこでは、京都市観光協会の主催で茶道,琴,華道,雅楽,狂言,京舞,文楽のそれぞれがコンパクトに舞台で演じられている。外国人観光客も多い。そこを出てからは、花見小路(竹矢来に格子作りの茶屋や料理屋が建ち並ぶ)を散策。京町屋の居酒屋にて夕食を摂る。
 ほろ酔い気分でホテルに戻る。



2005年07月20日(水) テーマ詩<告白>、他

 千種「空色曲玉」にて開催された「詩の夕べ」に参加。今夜の参加者は、なんと4名。ということで、たっぷりと発表。
 まずは、宮沢賢治「雨ニモマケズ」、中原中也「汚れちまった悲しみに」に、曲をつけて「朗読」。また、中島みゆき「誕生」も演奏。夏撃波色、全開。
 後半は、テーマ詩<告白>。即興で曲もつけて「朗読」(下記参照)。

  君となら
  歩いてみたい
  雨の道
  二人の行く手に
  虹を探して

  梅雨が明けたら
  海へ行こうか
  でも、その前に
  君に告白しなけりゃ、ね

  光る汗
  君の笑顔は
  ラムネ色



2005年07月17日(日) 名古屋女流歌舞伎

 名古屋市芸術創造センターに、市川団十郎・監修の名古屋女流歌舞伎公演を観に行ってきた。名古屋むすめ歌舞伎の呼びかけに各流女流舞踊家が応じ、流派を越えた共演が実現した。
 私が観に行った夜の部は、「義経もの」のシリーズ。トリを、名古屋むすめ歌舞伎の「勧進帳」で締めた。市川三寿也の弁慶、市川桜子の富樫、市川三ツ斗の義経を、五枚五丁の長唄が支援。流れがよく、非常に観やすかった。特に、三寿也の弁慶は小気味よく、安心して観ていられた。公演全体を通じても、お腹一杯、十二分に味わえたように思った。



2005年07月16日(土) サルタンバンク

 今夜、仕事が終わってから、大須演芸場に<大須オペラ>を観に行った。スーパー一座『サルタンバンク』公演だ。約2時間半にわたる芝居も決して長く感じられない。
 文句なしに楽しい芝居、オーケストラの生演奏が花を添える。それに、大須演芸場というハコもいい。舞台と客席の一体感が何ともいい。
 あの舞台に立ってた時もあったんだよな。いい芝居を観るたびに、再び舞台に立ちたいと思ってしまう私である。



2005年07月12日(火) ジャズdeセッション

 今夜も、星ヶ丘「スローブルース」に行って来た。ボンゴ&カズー、サウンドホースを携えて、「ジャズdeセッション」に参加。
 ジャズのリズムは難しかったけど、楽しく演奏することができた。
 でも、私は楽器の演奏よりも、実は歌を歌いたいのだと実感したね。もちろん、楽器の演奏も楽しい。今のところ、私のボーカルがいちばん生きてくるのは、自分の楽器演奏でしかないからね。



2005年07月06日(水) 宮沢賢治メドレー、他

 今夜もまたまた、星ヶ丘「スローブルース」に行って来た(毎週水曜開催の「生音くらぶ」に参加)。
 まずは、今の季節にちなんで井上陽水『夏まつり』をサウンドホース&ギターで演奏。
 それから、オリジナル<宮沢賢治メドレー>。宮沢賢治の『永訣の朝』、『雨ニモマケズ』を琵琶法師よろしく演奏。
 2巡目、まずは上田正樹『悲しい色やね』を演奏するが、盛り上がりはいまひとつ。気を取り直して、私の処女作『汚れちまった悲しみに』を演奏、ちょっとクドめで演奏し、会場も巻き込んで大いに盛り上がった。

 今夜は、静岡からYoukeyさんという女性がギター1本で登場。ギターを始めて1年程という彼女のオリジナルを聴く。シンプルな曲づくりのようだが、その手作り感がなかなかいいと思った。
 また、ピアノとギターを演奏する男性も参加。ステキな演奏を披露していた。
 その他の演奏の皆さんも、楽しく味わいのある演奏をしていたと思う。



2005年06月29日(水) 初オリジナル曲「汚れちまった悲しみに」

 今夜もまた、星ヶ丘「スローブルース」の「生音くらぶ」に参加してきた。
 まずは、ザ・ブームの『逆立ちすれば答がわかる』という軽快なリズムの歌で声ならし。その後、ユーミンの『あの日に帰りたい』をギター&カズーで演奏。そして3曲目、初オリジナル曲『汚れちまった悲しみに』(中原中也の詩に曲をつけたもの)を演奏。
 オリジナルの演奏はいつも以上に緊張を強いられたが、自分の色を濃く出すことができて気持ちよかった。これからも少しずつ曲を作っていこうと思っている。
 2巡目では、坂本九メドレー(『見上げてごらん夜の星を』&『上を向いて歩こう』)を演奏して締めくくった。



2005年06月26日(日) <沙羅双樹ふたたび>デビュー

 今日の午後3時から、熱田「coffee TOSHI」にて「(続)ぽえ茶」(詩の朗読会)が行われた。
 この日に合わせて、ギター・デュオ<沙羅双樹ふたたび>を本格スタートさせることにしていた。今年に入ってから、私(=夏撃波=「ふたたび双樹」)は「ふたたび沙羅」とのギター・デュオ・デビューに向けて練習を重ねてきた。人前で演奏するにはまだまだ課題も多いが、二人の息もだいぶ合ってきており、ここらで人前で演奏しておきたいと思っていた。
 
 けさ宿直明けしたばかりの私は、早速沙羅と合流し、直前のチェック。そして、3時前に「coffee TOSHI」へと向かった。
 お店に着いてみると一般客も多く、何となく演奏はしづらい雰囲気。いわゆるオーソドックスな朗読が続いた。参加者の皆さんはこの日を心待ちにしていたのがわかった。
 で、一般客がいなくなったスキを見計らって、私のギター演奏をバックに沙羅による朗読(UAの曲『雲がちぎれる時』)、続けて『おるがん』(たま)をふたりで演奏した。ソロとはまた違った緊張感があった。『おるがん』の演奏を終えた後、それを聴いていた参加者のひとりが涙ぐむシーンもあって、ちょっと驚いた。その方には「とてもいい演奏でした」との言葉をいただき、大変嬉しかった。
 また、デュオでの演奏後、ソロ(夏撃波)でも演奏。今日は、中原中也の『汚れちまった悲しみに』という詩に自分なりに曲をつけて演奏してみた。初めて作曲しちゃったわけね。私自身はとても気に入っている作品だ。場所柄もあって、」今日は遠慮がちに演奏することになったが、今後また色んな所で演奏していきたい。

 「(続)ぽえ茶」終了後、沙羅と二人で反省会。というか、<沙羅双樹ふたたび>デビューを祝して乾杯した。で、その後は記録映画『フェスティバル・エキスプレス』(ジャニス・ジョプリン、バディー・ガイ、ザ・バンドなどの、イカした演奏が映し出された貴重な映像が満載)を観に行き、流れてロック居酒屋をハシゴした。てな具合で、若くはないのに、気持ちだけは若い<沙羅双樹ふたたび>であった。

(注)
 <沙羅双樹ふたたび>の由来について。『平家物語』の有名な書き出し「祇園精舎の鐘の声〜」の部分から「沙羅双樹」という言葉を引用。琵琶法師を意識する私(=夏撃波=「ふたたび双樹」)としては「沙羅双樹」を採用したかったし、相方(=沙羅)もその名を気に入ったようだった。ただ「沙羅双樹」という芸能集団(?)はすでに実在するようなので、それとの重複をさけるため<沙羅双樹ふたたび>をデュオの名前とした。
 なお、デュオとして活動する際、私は「ふたたび双樹」を、相方は「ふたたび沙羅」を名乗る。ソロでは、これまで通り「夏撃波」を名乗っていく。


 < 過去  INDEX  未来 >


夏撃波 [MAIL]