夏撃波[暗黒武闘戦線・歌劇派]の独白

2003年07月14日(月) 「新宿梁山泊」観劇計画決行

 今年も、田原町に「新宿梁山泊」の紫テントがやってきた。今回の公演は、唐十郎作品「唐版・風の又三郎」だ。3時間を超える上演時間、終演時には終電は終了しているというので、その夜は豊橋のビジネスホテルを予約しておいた。何しろ昨年の公演が素晴らしかったので、そうまでして観に行きたかったのさ。
 結論から言うと、ちょっと期待はずれではあった。ある程度の水準は保っていたと思うけど、昨年の公演に比べてしまうと不満の残る内容だった。主演の近藤結宥花がいまひとつ乗りきれていなかったようだし、全体的にもややパワー不足に思われた。
 でも、客演の大久保鷹はよかった。そこに存在するだけで十分魅せる役者だと思ったね。
 これからも、梁山泊の芝居は観つづけるつもりだし、もっともっといい芝居ができるはずだと信じている。

 で、豊橋で一泊して、今日は午後から夜9時すぎまで仕事であった。新たな職場環境にもローテーション勤務にもまだまだ慣れていないし、疲れることは多いが、この前までの職場の時より早く帰宅している。まあ、どっちがいいとは一概には言えないけど。
 でもって明日はお休み。と言って計画はなく、骨休めと部屋の片付けってとこかな?

 仕事の疲れはなかなかとれないが、でも、どっかで楽しみの時間は持ちたいもの。芝居は特に活力を与えてくれる。この世にいい芝居がある限り、私は今日も元気に生きていこうと思うのさ。



2003年07月11日(金) 24時間、闘えますか?

 夕方6時、家で寝そべっていると、電話のベル。受話器を取ると、いきなり「曽根攻さん、いらっしゃいますか?」 おいおい、まずは、自分の名を名乗れよ。「失礼ですが、どちらさまですか」と尋ねると知り合いにもいそうな苗字だったので、そのまま用件を聞き始める。案の定何かの勧誘のようだったので、適当な事を言って、早めに電話を切った。いくら温厚な私であっても、礼儀知らずの輩にはそれなりの対応をするぜ(事と場合によっては、考え得る様々な方法を用いる)。

 新たな職場に異動して10日ほどが過ぎた。まだまだわからないことだらけだが、雰囲気には何となく慣れてきた。で、昨日から今日にかけて「宿直勤務」。まあ、いろいろとすべき仕事はあって仮眠2時間。昨日の午前9時前に職場に入り、今朝職場を出たのが午前10時過ぎ、都合25時間ぐらい職場にいたことになる。帰宅後、早めの昼食をとり、本格的な睡眠をとる。夕方目覚めるが、一瞬夕方なのか朝なのか判然とせず、テレビをつけ、新聞のテレビ欄と照合してみる。あぁ、夕方でよかったぁ〜(すぐにまた出勤しなければならないかと思い焦っていたので)。
 それにしても、新しい職場にはまだ慣れず、あたふたとすることが多い。毎日、一日の勤務が終わってみると「たいして何もしないうちに、アッという間に一日が終わってしまった」という感想をもつことばかりだ。

 やれやれ、芝居からはますます遠ざかるばかりで、私の精神バランスもどこまでもつことやら、さっぱりわからない。
 何とか社会的に適応しつつも、根っこの部分ではわがままな(わがままは本来の意味においてはいいことだと思う)私は、現在内面的には危機的状況にあると言ってもよい。でも、そうした状況をええ加減にやりすごすのではなく、しっかりと向き合ってみたいと思う今日この頃である。



2003年07月04日(金) KARAOKE三昧

 仕事が終わってから、職場の同僚数人と飲みに行った。でも、私は神経性胃炎みたいな症状があって、あまり食が進まなかった。
 その後、流れてカラオケへ。「涙そうそう」「さとうきび畑」「I LOVE YOU」(尾崎豊)「もののけ姫」などを熱唱。疲れを忘れて、しばし楽しい時間を過ごした。まあ、人生、楽しみもなければ辛いからね〜。



2003年07月02日(水) 金時鐘(詩人)&ソシエテ・コントル・レタLIVE

 新たな職場で2日目のお仕事。仕事が終わった時、身体は疲れ切っていたが、足は既に愛知県芸術劇場リハーサル室に向いていた。
 そこでは、在日コリアンでもある詩人の金時鐘(キム・シジョン)氏による詩の朗読とソシエテ・コントル・レタ(ジャズバンド?)による演奏とのコラボレーションが行われていた。パフォーマンスとしてはいまひとつの感があったね。キムさんの詩はすばらしいと思うし、演奏だって悪くはなかった。でも、キムさんご自身の朗読がこちらには十分に伝わってくることがなかった。在日であることを含めての自らのアイデンティティの核心に触れようとする態度、言葉と格闘する姿勢がキムさんのなかに感じられるだけに、誠に残念であった。



2003年07月01日(火) 慣れない職場で

 配置換え(?)で今日から新たな職場で働くこととなった。これまでとは勝手も違って、今日一日は疲れたな。やっぱり次の予測が立たない状況で働くっていうのは疲れるものなのね。今日は早く寝よう、っと。



2003年06月30日(月) 人事異動

 年度途中だが、職場で異動命令が出され、明日から隣の福祉施設で働くこととなった(1ヶ月ほど前に内示はあったが)。今の職場は今日でお別れ。多くの人から温かい言葉もいただいた。こみ上げてくる思いはいろいろあるが、新たな職場で気持ちを新たにやっていくつもりだ。
 でもね、これからは宿直もあって、不規則勤務に慣れるまでは大変そうだ。その分、給料は上がるみたいだけどね。
 生活の組み立て直しが当面の課題である。



2003年06月29日(日) 夏撃波ソロ活動の一環(「ぽえ茶」)

 本日開催の、詩の朗読会「ぽえ茶」に参加。小道具として、ボンゴその他の楽器を抱えて行った。1巡目は、楽器を使っての朗読パフォーマンス「井上陽水メドレー・テイク2」をやった。2巡目では、ユーミンの「ひこうき雲」をごく普通に歌った。今日は3巡目まであって、ここで自作の「はずれくじ」を朗読。
 詩の朗読、なかなか面白いものでっせ。よかったら、一度見に来てちょ!
 



2003年06月26日(木) 夏撃波ソロ活動の一環(「詩のあるくちびる」)

 仕事の後、朗読会「詩のあるくちびる」に参加。
 第1部では、めいめいが自由に朗読。私は、宮沢賢治の「永訣の朝」を朗読した。
 第2部の「詠みくらべスラム」では、島崎藤村の「初恋」を課題詩としてエントリーした11名で朗読を競い合った。投票の結果、私が今回のチャンピオンの座に輝いたぜ。先々月(金子みすずの詩の読み比べ)に続いて2回目の受賞。今のところ、無敗の記録が続いている。他人の詩を朗読するのはとても楽しい。今後も様々な試みをやっていきたい。その一方で、今後創作も意欲的にしていきたい。

 予告! こんどの日曜日、29日の午後、熱田区のギャラリー喫茶「神宮茶屋」で行われる朗読会「ぽえ茶」に参加。「井上陽水メドレー・テイク2」を発表の予定。乞う、ご期待!



2003年06月22日(日) 超サーカスじゃん!

 シルク・ドゥ・ソレイユの「キダム」名古屋公演に足を運んだ。
 「こいつはマジで凄ぇもの見ちまったぜ」というのが率直な感想だ。思わず「キダム」のビデオ・CDも買ってしまった(後でビデオ観たけど、やっぱりライブの凄さには到底かなわない)。
 何が凄いってまずはアクロバットの水準の高さ。まさに神業が次から次へと繰り出される。難易度の高い技がひととおりあって「もう終わりだろう」とこちらがタカをくくっていると、それ以上の技を繰り出してくる。100%どころか150%の満足って感じだ。
 演劇的にも面白かった。高水準のアクロバットを演劇的な意味でもうまく構成し、観客の心をとらえて離すことがなかった。とにかく驚きの連続だった。私はかつての「天井桟敷」(故・寺山修司主宰)の芝居を生で観たことはないのだが、「きっとこんな感じの面白さなんだろうな」とひとり勝手に思っていた。「キダム」という超一流の芸術を観たら「劇団四季」のミュージカル(「一流もどき」)なんて完全に用無しだな、ってホント思ったね。ちなみに「pHー7」は「超二流」(もちろんプラス評価ですから、関係者の皆さん、誤解なきよう)だと勝手に思っているのだが・・・。
 サーカス大好きの私だが、「キダム」はこれまでのサーカスの概念を突き破るものだった。と同時に「これぞ、サーカス」と私は喝采を送っていた。サーカスの醍醐味を十二分に伝えてくれたステージだったと思う。



2003年06月21日(土) 人との出会いは大切にしたいものだ

 午前中は、ハリ・マッサージを受けて少し楽になった。

 午後はまず、なごや自由学校講座「ファシリテーター養成講座」に参加してきた。「参加型教育」ということが言われるようになってきているが、いかに一人ひとりの本来もっている力を引き出していけるかということが今後の教育・社会活動の場に求められている。ファシリテーターは「参加型教育」の促進役とでも言うべき役割を担う。第1回目の今日は、他人の話をじっくり聞く機会があり、今の私にとってはちょっとした刺激になった。

 夕方、友人と栄で待ち合わせ。友人とその友人達、私の4人で沖縄料理店へ。途中、沖縄民謡ライブもあって楽しいひとときを過ごした。

 このところ私にとってしんどい状況が続いていたから尚更、人との出会い、何気ないコミュニケーションが貴重なもののように思えるのだ。


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