| 2003年07月02日(水) |
金時鐘(詩人)&ソシエテ・コントル・レタLIVE |
新たな職場で2日目のお仕事。仕事が終わった時、身体は疲れ切っていたが、足は既に愛知県芸術劇場リハーサル室に向いていた。 そこでは、在日コリアンでもある詩人の金時鐘(キム・シジョン)氏による詩の朗読とソシエテ・コントル・レタ(ジャズバンド?)による演奏とのコラボレーションが行われていた。パフォーマンスとしてはいまひとつの感があったね。キムさんの詩はすばらしいと思うし、演奏だって悪くはなかった。でも、キムさんご自身の朗読がこちらには十分に伝わってくることがなかった。在日であることを含めての自らのアイデンティティの核心に触れようとする態度、言葉と格闘する姿勢がキムさんのなかに感じられるだけに、誠に残念であった。
配置換え(?)で今日から新たな職場で働くこととなった。これまでとは勝手も違って、今日一日は疲れたな。やっぱり次の予測が立たない状況で働くっていうのは疲れるものなのね。今日は早く寝よう、っと。
年度途中だが、職場で異動命令が出され、明日から隣の福祉施設で働くこととなった(1ヶ月ほど前に内示はあったが)。今の職場は今日でお別れ。多くの人から温かい言葉もいただいた。こみ上げてくる思いはいろいろあるが、新たな職場で気持ちを新たにやっていくつもりだ。 でもね、これからは宿直もあって、不規則勤務に慣れるまでは大変そうだ。その分、給料は上がるみたいだけどね。 生活の組み立て直しが当面の課題である。
| 2003年06月29日(日) |
夏撃波ソロ活動の一環(「ぽえ茶」) |
本日開催の、詩の朗読会「ぽえ茶」に参加。小道具として、ボンゴその他の楽器を抱えて行った。1巡目は、楽器を使っての朗読パフォーマンス「井上陽水メドレー・テイク2」をやった。2巡目では、ユーミンの「ひこうき雲」をごく普通に歌った。今日は3巡目まであって、ここで自作の「はずれくじ」を朗読。 詩の朗読、なかなか面白いものでっせ。よかったら、一度見に来てちょ!
| 2003年06月26日(木) |
夏撃波ソロ活動の一環(「詩のあるくちびる」) |
仕事の後、朗読会「詩のあるくちびる」に参加。 第1部では、めいめいが自由に朗読。私は、宮沢賢治の「永訣の朝」を朗読した。 第2部の「詠みくらべスラム」では、島崎藤村の「初恋」を課題詩としてエントリーした11名で朗読を競い合った。投票の結果、私が今回のチャンピオンの座に輝いたぜ。先々月(金子みすずの詩の読み比べ)に続いて2回目の受賞。今のところ、無敗の記録が続いている。他人の詩を朗読するのはとても楽しい。今後も様々な試みをやっていきたい。その一方で、今後創作も意欲的にしていきたい。
予告! こんどの日曜日、29日の午後、熱田区のギャラリー喫茶「神宮茶屋」で行われる朗読会「ぽえ茶」に参加。「井上陽水メドレー・テイク2」を発表の予定。乞う、ご期待!
シルク・ドゥ・ソレイユの「キダム」名古屋公演に足を運んだ。 「こいつはマジで凄ぇもの見ちまったぜ」というのが率直な感想だ。思わず「キダム」のビデオ・CDも買ってしまった(後でビデオ観たけど、やっぱりライブの凄さには到底かなわない)。 何が凄いってまずはアクロバットの水準の高さ。まさに神業が次から次へと繰り出される。難易度の高い技がひととおりあって「もう終わりだろう」とこちらがタカをくくっていると、それ以上の技を繰り出してくる。100%どころか150%の満足って感じだ。 演劇的にも面白かった。高水準のアクロバットを演劇的な意味でもうまく構成し、観客の心をとらえて離すことがなかった。とにかく驚きの連続だった。私はかつての「天井桟敷」(故・寺山修司主宰)の芝居を生で観たことはないのだが、「きっとこんな感じの面白さなんだろうな」とひとり勝手に思っていた。「キダム」という超一流の芸術を観たら「劇団四季」のミュージカル(「一流もどき」)なんて完全に用無しだな、ってホント思ったね。ちなみに「pHー7」は「超二流」(もちろんプラス評価ですから、関係者の皆さん、誤解なきよう)だと勝手に思っているのだが・・・。 サーカス大好きの私だが、「キダム」はこれまでのサーカスの概念を突き破るものだった。と同時に「これぞ、サーカス」と私は喝采を送っていた。サーカスの醍醐味を十二分に伝えてくれたステージだったと思う。
| 2003年06月21日(土) |
人との出会いは大切にしたいものだ |
午前中は、ハリ・マッサージを受けて少し楽になった。
午後はまず、なごや自由学校講座「ファシリテーター養成講座」に参加してきた。「参加型教育」ということが言われるようになってきているが、いかに一人ひとりの本来もっている力を引き出していけるかということが今後の教育・社会活動の場に求められている。ファシリテーターは「参加型教育」の促進役とでも言うべき役割を担う。第1回目の今日は、他人の話をじっくり聞く機会があり、今の私にとってはちょっとした刺激になった。
夕方、友人と栄で待ち合わせ。友人とその友人達、私の4人で沖縄料理店へ。途中、沖縄民謡ライブもあって楽しいひとときを過ごした。
このところ私にとってしんどい状況が続いていたから尚更、人との出会い、何気ないコミュニケーションが貴重なもののように思えるのだ。
今日は、午後だけ有給休暇扱いにしてもらい、帰宅。夕方までぐっすりと眠った。 夕方になって、千種駅近くのオーガニック・ベジタリアン・レストラン「空色曲玉」に出掛ける。今夜、そこで詩の朗読会が開かれるのだ。 で、今日は、辺見庸『単独発言〜私はブッシュの敵である〜』のなかの一節を朗読。一巡してから、サザンオールスターズの歌詞を4曲メドレーで朗読した。久しぶりの朗読会への参加で、ちょっと気持ちがよかった。参加者も十数名、いろんな人がいて、それも面白かった。自作の豆本(詩画集?)を作って売っている人とか、笠井叡(舞踏家)や寺山修司が好きという人もいたりして・・・。店の雰囲気もとてもよくて、時間を忘れて過ごしてしまった。 とにかく自分らしい時間が持てたことがうれしかった。
| 2003年06月17日(火) |
人のやさしさを感じる時 |
今は運がないのか、私にとってしんどいことばかりが続いている。気持ちはついつい落ち込みがちだが、ありがたいことに私には得難い仲間がいる。思いやりの気持ちがこんな時ほどありがたく感じられる。そんなにも私のことを心配してくれていたのか、そう思うとうれしくなった。逆に、私はその人たちのことをそれほどまでに気にかけたことがあったろうか、と申し訳なく思った。 あらゆる場面で世の中の矛盾を感じ、憤りを覚えることも多いが、一方で人のやさしさを強く感じる瞬間がある。人のやさしさがあるかぎり、荒廃した時代のなかでも生き続けられるのだと思う。
この「日記」、少し模様替えをしているのですが、お気づきでしょうか? と言っても、表題が「夏撃波(=曽根攻)のモノローグ」(旧「つれづれなるままに・・・ 曽根攻のモノローグ」)に変わったことと、メールを受け付けるようにしたことぐらいですけどね。よかったらメール下さい(レス、遅れるかもしれませんが)。
「北朝鮮問題」といい、「イラク問題」といい、「SARS騒動」といい、あまりにヒステリックな反応が目立ってはいないか。こんな時こそ、時流に流されることなく、自分の頭で冷静に考える姿勢を持ち続けたい。他人に何と言われようと、自信を持って生きていきたい。
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