夏撃波[暗黒武闘戦線・歌劇派]の独白

2003年05月11日(日) 負けろ、巨人!

 何気なくテレビをつけたら、プロ野球「巨人対中日」戦をやっていた。普段はプロ野球なんか観ない。だってつまんねえもんね。普通に考えたら、巨人が優勝しなきゃおかしいよね。「札束攻勢」でもってあれだけ選手を集めているんだからね。そんな巨人を俺は絶対に応援しないよ。だいたい教育的にもよくないぜ。「世の中、ゼニがすべて」を地でいってるわけだから。それは、昨今のアメリカの横暴にも通ずるものがある。
 「強者の論理」ばかりが罷り通るようじゃ、この世は闇よ。だから、俺はアンチ巨人で、反米なのさ。
 



2003年05月10日(土) 踊るマハラジャ

 ゴールデン・ウィークはアッという間だったし、ゴールデン・ウィーク後の一週間も瞬く間に過ぎ去った。相変わらず仕事は忙しい。気持ちもささくれ立っているような・・・。いま私に必要なものは十分な休息と安らぎ、それと屈託のない笑いってとこだろう。
 そこで腹の底から笑えるインド映画『ムトゥ 踊るマハラジャ』のビデオを借りてきた。スーパースター・ラジニカーント主演のこの映画、筋はわかりやすいが、意表を突く展開が随所にあり、その発想の面白さに思わず腹を抱えて笑ってしまう。スーパースター主演の映画は、今池・シネマテーク等でも何回か観ているが、いつ観てもいい。単に笑えるというだけではなく、知らぬ間に映画の登場人物に感情移入しちゃったりしているのだ。贅沢を言えば、映画館の大画面で観たいところだが、我が家の14インチ・テレビで我慢するしかない。
 インド映画、なかでも『ムトゥ 踊るマハラジャ』はお薦めしたい作品だ。

 



2003年05月03日(土) 「動く絵画」

 ゴールデンウィークなのに、少し仕事もしなければならない情勢。本当は行楽に出掛けたいところだが、そんな余裕がない。とはいえ、ゴールデンウィークを仕事で潰してしまうのはあまりにもったいない。せめて芝居は観たい。
 というわけで、愛知県芸術劇場小ホールに、クセックACT「ラ・セレスティーナ」公演を観に行った。でもね、期待が高かっただけに、ちょっと物足りなさが残ったな。いまひとつグッとくるものがなかったというのか、圧倒されるまでのパワーが少し欠けていたように思う。とはいえ、「動く絵画」とも言われるクセックの舞台は、毎回のことながら高いクオリティーを保っていたと思う。実は、1回ぐらいクセックの舞台に出てみたいなんて思ってたりもする私である。
 やっぱり演劇っていいものですよね、なんてしみじみ思う今日この頃である。



2003年05月01日(木) 万国の労働者よ、団結せよ!

 4月は嵐のように過ぎ去った。
 5月。いい季節のはずなのに、仕事が忙しく、ゆとりのない日々が続く。
 気がつけば、今日はメーデーなんだな。昨今の雇用情勢は依然として厳しく、閉塞感ばかりが膨らんでいく感じだ。「リストラ」が進む一方で、過重労働に苦しむ人々も多い。いずれの場合もゆとりはなく、社会全体が殺伐とした空気に覆われている。この状況を打開するためには、労働者の視点に立ったワークシェアリングが必要だと思うのだが・・・。ゆとりのある社会こそが、個人に幸福をもたらすと思うのだが・・・。



2003年04月27日(日) 「泥人魚」

 午後3時より、市内某所にて詩の朗読会があった。万障繰り合わせて参加した。自作の詩でなくても朗読してよいとのことだったので、井上陽水の作詞によるものを朗読してみた。「アジアの純真」「東へ西へ」「リバーサイド・ホテル」「傘がない」の朗読メドレーだ。結構受けてたみたいで、私はすっかり気をよくした。

 その後、夕食を掻き込んで、豊田市へ急行。唐組テント公演『泥人魚』を観に行った。唐十郎の作家としての才能には感服したし、芝居もそれなりに面白くはあった。けれども、去年観た「新宿梁山泊」の芝居と比較してしまうと、役者の力量という点でも、芝居自体のパワーという点でも、どこかに物足りなさを感じてしまった。

 明日一日仕事して、明後日はまたお休みとなるわけだが、どうも明日一日はしんどくなりそうだ。何せ外部のお偉いさんとお話をしなければならないのだから。久しぶりに背広を着ての出勤だ。まあ、一応資料も用意したことだし、あまり心配せずにいこうとは思うのだが。

 いずれにせよ、自分の行動範囲を狭めず、世界を広げていきたいと思う今日この頃である。



2003年04月26日(土) 泥のように眠った日

 今日はちょっと仕事をするつもりが、夕方近くまで寝てしまった。起きあがれなかったのだ。
 夕方から「pHー7」アトリエにて4月公演のバラシ。何とか踏ん張って出掛けていった・・・。



2003年04月25日(金) 給料日

 給料日の今日、給料明細書を見るといつもの月より1万円ちょっと多かった。一瞬喜んだが、次の瞬間悲しくなった。
 この1ヶ月ほど、職場は殺人的なほどの忙しさだった。その混乱は今も続いている。1万円ほどではまったく割に合わないのだ。と不満を漏らしたとて、「じゃあ辞めればいい」などと思えるほど、簡単ではない。今日の不況下、次の職場が簡単に見つかるとは思えないし、仮に見つかったとしてそこが今より良いという保証は何もないのだ。今の所で何とか踏ん張るしかない。
 それにしても、この忙しさはいつまで続くのだろうか。まったく先が読めず、不安が募る。同じ不安は職場の他の人たちも持っているはずだ。自分ひとりではないというのが、せめてもの救いではある。
 じっと自分の掌をみつめている・・・。



2003年04月20日(日) 20周年

 今年「劇団pHー7」は結成20周年だそうです。奇しくも、寺山修司没後20周年でもあります。そんな今年、「pHー7」単独公演ができたのはよかったのではないでしょうか。西岡兄妹原作の「マリーの一生」を舞台化できたのもよかったと思います。個人的にはあまり関われずに残念な思いは残りましたけど。キャスト、スタッフの皆さんには、お疲れさまでした。



2003年04月19日(土) いい汗かいて、うまいビールが飲みた〜い!

 ようやくpHー7「マリーの一生」公演を、甘口・辛口ともに観ることができた。実を言うと、pHー7の公演を観客として観るのは今回が初めてであった(アングラ芝居をやっているらしいという情報のみでpHー7に入団したものだから)。今公演の稽古をほとんど見ていなかったので、純粋な観客に近い感覚で本番の舞台を観ることができたように思う。今回は原作が西岡兄妹ということで、西岡兄妹ファンも観に来ていたのではないかとも思った。
 午後2時、最前列に席を取って開演を待つ。舞台美術、照明、音響等がこれから始まる芝居を予感させ、期待が高まる。非日常世界に誘われ、自然とテンションが上がる。オープニングから引き込まれ、その後もテンポよく流れていたように思う。ラストの見せ方もよかったのではないか。特に、天井から数多の「小さなマリーアンヌ人形」(?)がいっせいに落ちてくるのは壮観だった(時節柄、イラク戦争に対する反戦のメッセージかと深読みしたりもして・・・)。個人的な嗜好を言えば、甘口バージョンの方が好きではあった。
 夜の回終了後の打ち上げでビールを飲みながら、「やはり良い汗かいてビールを飲みたいものだ」とつくづく思った。一日も早く舞台に復帰して、スポットライトを思いっきり浴びたいものである。



2003年04月17日(木) 猛威をふるうSARS

 俺、もしかしてSARSじゃないか?
 ちょっと喉に違和感を覚える。
 まあ、単なる疲れだろうけど。
 仕事は相変わらず忙しい。
 その点では、ちょっと諦めの気分もある。
 でも「何とかなるだろう」と半分開き直ってもいる。
 「pHー7」の公演の方にも、今週は何とか行きたい。

 世界に目を向けると、アメリカ軍のイラク攻撃によりフセイン政権は事実上崩壊した。アメリカは性懲りもせず、次なる標的を探し求めているようだ。ブッシュやラムズフェルドの救い難さは今更言うまでもないことではあるが。いまや「アメリカの正義」も「民主主義」も地に墜ちた感がある。
 どうしようもない輩を見ていると気が重くなるばかりだが、一方で素晴らしい人はいるわけで決して絶望しないでいきたいものである。

 ゴールデンウィークもすぐにやってくるだろうし、とにかく元気を出してやっていこうと思う。
 


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