夏撃波[暗黒武闘戦線・歌劇派]の独白

2002年03月06日(水) ギター・テクはジミ・へンばり?

 仕事は適当なところでキリつけて(やり出せばホントにキリがない)、家に帰りついたのが8時ちょい過ぎか。今日はなぜだか、家路を急ぐ俺の頭に「ギター弾きてえ」という願望だけが渦巻いていた。
 風呂を沸かしながら、まずはエレキギターに手が伸びた。ジミ・ヘンドリックスよろしく(?)、ノイズを立てながらギターをかき鳴らす。アストル・ピアソラ作曲の「リベルタンゴ」(ヨーヨー・マによるチェロ演奏で有名)を弾いてみる。調子が乗ってきたところで、近所迷惑も一応考え(?)、今度はアコースティック・ギターで「リベルタンゴ」を弾き、オフコース・井上陽水・村下孝蔵などの曲もおさらいした。9時をだいぶ過ぎたところで今日は打ち止め。今になって、中島みゆきやユーミンの曲が浮かんでくる。アンプを通さずエレキで弾いてみようかと一瞬思うが、これもキリがないので諦めた。
 明日は稽古もあることだし、今から台本に目を通すとしよう。



2002年03月05日(火) 風に吹かれて

 最近、朝起きるのが辛い。でも、それは俺だけじゃないみたい。職場の他の人もそれぞれに(仕事上でもプライベートでも)悩みは尽きないようだ。
 夕方の残業時間、俺は呻吟しながら、ある書類を作成していた。思わずため息が出たその刹那、俺の正面に座る同僚も同時にため息をついた。互いに顔を見合わせ、微笑する。
  「あんたもか」
  「お互い、大変だよな」
 言葉は交わさずとも、そこには暖かな連帯感が感じられた。そうさ、たとえトップが認めなくても俺はあんたのこと、ちゃんと見ているからな。元気出そうぜ。
 仕事はそう簡単には終わらないが、ある程度でケリをつけて、稽古場に向かう。
稽古場には8時くらいに到着。第4場を中心に練習。個人的にはまだまだだけど、それでも自信のひとかけらは少しつかんだような気がした。よし、ここから調子に乗っていくぜ。
 稽古場からの帰り、本屋に寄って、コンビニ寄って、その後は夜風に吹かれながら、九条(俺の役名)のセリフが思わず口をついて出たりして・・・。帰宅後は風呂沸かしながら、「ニュース23」を見る。
 よし、早いとこ寝よう。明日もまた忙しい一日になりそうだ。



2002年03月04日(月) オホーツクの流氷が見た〜い

 仕事などでモーレツに忙しい時なんかに俺は無性に遊びたい衝動に駆られるんだ。どうせ行けっこないのに海外旅行の情報誌とか買っちゃったり、アウトドア雑誌見ながら雪原をスノーシュー履いて歩きてえなんて思ったりしてね。
 去年の今頃、土日はさんで2泊3日で北海道に行ったんだ。とにかく流氷が見てみたくて完全防寒で出掛けたんだよ。ところが、悪天候に見まわれて流氷は見れず仕舞だったわけさ。
 その旅行じゃ、俺にとってはありがたくねえことがもうひとつあった。「霧の摩周湖」って知ってるかい。あの湖にはひとつジンクスがあって、何でも摩周湖を初めて見た時に霧がかかってなかったらその人は婚期が3年遅れるらしい。俺の場合は、そりゃ〜鮮やかな湖が見れたよな。ま、そんなの、気にしねえけど・・・。
 あの旅行でよかったのは、雪見の露天風呂に入れたことかな。浮世の辛さも忘れて極楽気分だったよ。
 今年は諦めるよりしょうがないけど、いつか流氷とオーロラは絶対に見るゾ〜。
 



2002年03月03日(日) サザエさんのエンディング・テーマはもの悲しい?

 今日、初めての通し稽古があったのだが、自分の駄目さ加減を完膚無きまでに思い知らされた感じだ。この先の見えないトンネルを一日も早く抜け出したい。そのためのきっかけを何とかしてつかみたい。
 家に帰ってくると、今度は明日からの仕事のことも気になりだした。月曜の朝はもちろん憂鬱だが、日曜の夜ってのもねえ。まるで死刑囚が執行の日を待つかのような心境だったりする(ちょっと大げさか?)。
 わかってくれるかい。そうさ、サザエさんのエンディング・テーマの先には、わずかに残された休息の時間と、それに続くヘビーな日常があるってこと。仕事が嫌というのとはちょっと違うんだ。繰り返される日常のなかへ再び戻っていくことになぜか痛みを覚えるんだ。
 でも、生きていくためにはしょうがないのさ。そのこともわかっているつもりだ。このまま眠れなくなると、夜は途轍もなく長い。だから一刻も早く寝るのがいちばんだ。昔からよく言うだろう。良い子は早く寝ましょうって。子守歌を聴きながら、ゆっくり安らかな眠りに就くんだよ。じゃあな。
  



2002年03月01日(金) ひとり酒場で飲む酒は

 仕事が終わって時計を見ると8時ちょっと前。疲れ気味ではあったが、何だか真っ直ぐ帰宅する気になれず、御器所(自宅からの最寄駅)を過ぎて大須に直行。とある飲み屋に入る。黒ずんだ柱や梁、木のぬくもりが感じられる店内は、ほの暗い明かりに、BGMにはビリー・ホリディの哀しげな歌声が流れていた。私にとっては
人知れずほっとできる「隠れ家」のような店で、ここには一人か、もしくは気心の知れた仲間と来るようにしていた。
 ところが、久しぶりに(数カ月ぶりに)行ってみるとスタッフが代わっていた。地酒(冷酒)と料理を頼んだのだが、料理がなかなか出てこない。3品頼んだうちの1品が出てくるのに20分ほど待った(厄介そうなメニューは頼んでいないはずだ)。別に店内が混んでいるわけではない(私の他に4人のお客)。そんなに飲むつもりはなかったのに、料理を待ちながら数杯おかわりした(断っておくが、私は決して酒豪などではないし、ましてや酒乱ではない)。それでも間が持たず、店の隅にあったギターをとって爪弾いてみたりした。この店に来てギターを手にするのはいつものことだが、ギターで遊びながらも、頭の中では「料理まだかよ」って思ってる。
 で、やっと注文したもの全てが揃ったので、そそくさと食べて店を出た。次に向かったのは「吉野家」だった。腹が満たされなかったのだ。こんなことってあるのかよ。他は何も変わらず、スタッフが代わっただけなのに。前のマスターの、人のよさそうな顔が浮かんでくる。いい人だったなあ。
 店によっては、一人で入るとやたらに声をかけてくる所もある。店側にすれば気を遣っているんだろうけど、こっちとしては適度にほおっておいてほしかったりする場合が多い。なんせ内向的な性格なもんで。その点、あのお店の前のマスターはよかった。それに店の雰囲気もよかったから、お気に入りだったのに・・・。酒の量としてはあれで十分だったのに、家に帰ってきて飲み直してしまったじゃないか。
 と、恨み言が出るのも、それだけストレスためこんでいるんでしょうかね。とにかく早いとこ寝よう、寝よう。お休み〜。



2002年02月27日(水) エロティックな芝居?

 仕事がたまっている。やるべきことは多いのだが、日毎にいろいろな問題が立ちはだかり、いっこうに事は進んでいかない。まあ、仕事がたまっているのは私ばかりではない。そして、日頃の疲れがたまっているのもみんな一緒だった。
 「なんか疲れちゃったね」
 「やらなくちゃならないことは沢山あるのにね」
 「やる気起こらないね」
 「曽根さん、たまには早く帰ろ、帰ろ」
 てなわけで、ある仕事をやりかけた私だったが、明日以降にすることにした。体調もいまいちで、効率も悪そうだったので。久しぶりに午後6時より前に職場を出た。やはり明るいうちに帰れるのはうれしい。先の心配は明日以降にして、ゆったりした時間を持とう。
 
 職場での人間関係は割にいいと思っている。10人ぐらいの小さな職場だけど、前の公演の時にはほぼみんなが観に来てくれた。今回もある程度は見込めそう。
 先日も、上司にチラシを渡したのだが、彼はそれを見て「なんかエロティックな感じだね」「芝居もこんな感じなの?」と聞いてきた。「いや、別にそういうわけじゃないんですけど」と返答すると、彼はひとこと「それはちょっと残念だな」。
でも、彼はきっと観に来てくれることだろう。
 チケットもしっかり売っていかなくてはね。よし、今日は知り合いに電話攻勢だ。



2002年02月24日(日) 悩み多き者よ

 今日は昼からの稽古。ホントは午前中から遮光作業があったのだが、体調不良のため出られなかった。
 で、稽古でもポカばかり。特に暗転中の転換がうまくいかない。自分でもホント情けない。
 明後日の稽古はなくなり、3日間お休みとなった。体はその分楽だが、一方で不安も大きい。とにかく体調を整えておこう。
 明日からまた仕事だ。しばらくは仕事も忙しい。そちらでも悩みは多い。
 まあ、わるいことばかりじゃないさ。きっと・・・。
 
 



2002年02月20日(水) 「気楽な稼業」ってわけにゃ〜いかねえか

 このところ、仕事も何かと忙しく、いろいろと問題を抱えている。
 今日は、会議の場において、職場のトップより来年度以降の方針とかプランが発表された。とりあえず、来年度は今年度を踏襲する形となるが、再来年度は大幅な変更もあり得るとのこと。そこでは人事についても匂わせるような発言があった。
実は私、その会議中非常に眠たかったのだが、そのあたりに話が及ぶにつれ、眠気も醒めてきた。「配置転換もありうる」との話で「転勤の可能性」に触れたに過ぎないのであるが、深読みすればリストラの話というふうにもとれた。まあ、杞憂に終わればよいのだが・・・。それにしたって今後仕事の量が大幅に増えることに間違いはあるまい。
 思い起こせば、今の職場に転職して入ったのは2年前。入り立ての頃は、私以外の人も皆、5時15分の終業時間きっかりに帰宅していったものだった。残業もさほど多くはなかった。以前勤めていた先は労働条件があまりよくはなく気苦労も多かった(やりがいのある仕事ではあったけど、芝居をやる余裕なんてとてもなかった)。それを思えば、「お気楽な職場」のはずだった。それがいつの間にやら、残業のない日がめっきり減った。それでも、芝居ができるだけはまだいいのだと思う。
 ところが、再来年度、もし転勤命令が出たら(その団体を辞めない限りは)実質芝居はできなくなる。今の勤め先は基本的に平日昼間だけの仕事だから問題ないのだが、転勤すればローテーション勤務(不規則勤務)になってしまうからね。個人的には、宿直手当も要らないし、給料だって今のままで十分だから、このままの職場がいいんだけど。やっぱり芝居は続けたいし。でも、一方では毎回「次の公演が最後になるかも」と思ってもいる。だから、一回一回が勝負なんだ。
 今仕事について話すとどんどん愚痴っぽくなってしまいそうだけど、別に悪いことばかりじゃないとも思っている。仕事のことではいろいろと考えることは多いけど、そのあたりのことについてはまた別の機会に。



2002年02月17日(日) ゆううつ

 今日も昼から稽古。「郵便配達」のキャスティングが決まり、今日から彼女も仲間入りとなった。
 私のほうは、まだまだ何もかもよくない。これ以上書くのも憂鬱だ。ということで、今日はここまで。
 



2002年02月11日(月) 頭を冷やそう

 セリフを覚えたつもりが全然入っておらず、稽古を中断させてしまった。演出にも、役者仲間にも申し訳が立たない。前回の公演の際にも、なかなかセリフが覚えられず、苦労した。
 最初の躓きから早く立ち直らなければ。気持ちは急くが、ここから土壺にはまってしまうのが、私の悪い癖でもある。だが、そうとばかりは言ってられない。少しずつでも自信をつけていかなくては。
 苦しくはあるが、この闘いに打ち勝って行くぜ。 


 < 過去  INDEX  未来 >


夏撃波 [MAIL]