昨日テレビ見てたら、最近渋谷あたりで若い女性たちが ニットのポンチョを片方の肩を出したようなファッション、 そんなのが流行ってると報じてました。 かつて私が今の半分くらいの歳の頃かな? 子供の頃見たマカロニウエスタンのクリント・イーストウッドに 憧れて、その影響か、ポンチョを何とかカッコよく着れないものか と考えた時期がありました。 5〜6年くらい前にも知り合いの皮工芸のプロに、皮でカッコよく 作って貰おうかと本気で考えた事もありました。 だから、そのテレビ見たときは何だかニンマリしてしまいましたね。 但し、着こなしというのは結構、センスが大切なんです。 でもね、センスって、色々読んでみると結局のところ 情報を仕入れる能力と、仕入れた情報を整理する能力と、 その情報を的確に活用する能力の複合みたいな事なんだそうです。 だから、「私はセンスが無い・・・」なんて言ってる人も、 後天的に身に付けられる事で、積極的に前向きに生きて行こうとする 事ができればドンドン相乗効果でセンスアップと生活の満足度は 上がっていくものみたいですよ。 40歳になろうが50歳になろうが、自分のもつ可能性の発見に、 もっと好奇心をもって何かやってみる事です。 知識から入っていっても良いし、形から入っていっても良いし、 行動から入っていっても良い。 自分らしさを求めるのは大切な事ですよ。
今日は、仕事からは全く離れて、 丹波篠山へ行って参りました。 丹波と聞いて頭に浮かぶのは、丹波栗に丹波の黒豆、 それとイノシシの肉を使っての牡丹鍋って感じで 食べ物ばかり。 よくよく考えれば、丹波焼は、日本では備前焼や 信楽焼などと同じく古くからある有名な陶器だし、 酒造りも、前に神戸の灘のある酒蔵へ行ったときに 聞いたのですが、神戸の灘の酒が出来たのは、 六甲おろしの冷たい風と、美味しい水、そして 近くの丹波に杜氏たちがいたからだそうで、 また、タタラ製鉄の守り神である金屋子神(字合ってたかね? 昨日は虎徹の徹の字まちがえた。)は、確かこっちの方から サギに乗って来たと言い伝えられていたのでは。 つまり、この丹波地方の辺は歴史が古く、大陸の技術など、 産業技術をより早く得ているという事が想像できる地域。 行った時、篠山市歴史美術館では、「近畿の現代刀匠と 春日神社の宝刀展」というのがやってて、酒本の見学の後は もうまっしぐら。 しかし、この10日間ぐらいの間に、合計して100本を 超える数の刀を見ることが出来ました。 満足、満足。
今日、東京から帰る飛行機の時間までに、 銀座に寄って、三軒の有名な日本刀のお店に立ち寄ってきました。 そのうち一軒は、店舗は休みにして、すぐ近くのビルで、 かなりの展示即売会をやってるという事だったので、 立ち寄って見ました。 凄いひと。あの有名な「虎鉄」も1000万円くらいのと 4百50万円くらいのがあったり、刀の鍔だけで数百万と いった物も。 見てて、それなりに、個人所蔵のものを借りてきて展示してある物や、 一部に凄いのもありましたが、何と言っても、 特別奉仕品と称して、デパートのワゴンを使ったバーゲンと同じように 鍔や刀の20万円以下くらいの物を売ってるやり方にガッカリというか 怒りがこみ上げてきて店を出ました。 来てるマニア達もそれぞれ講釈たれてましたが、あんな刀の拝見の仕方 や売り方に頭を突っ込むようじゃ「都会のバカな金持ち」そのもの。 あきれ返ってしまいます。 そんな売り方が成立してしまうのは、売り手と買い手の双方がいて こその事。 とにかく呆れて、今後、その店は相手にするのをやめる事にしました。
昨日は、定期的にボランティアで行っている 刀の手入れに行ってきました。 昨日は大・小あわせて5本かな。 なんでも鑑定団でやってるような高価な代物では 無いのですが、かんな流しに始まり、たたら製鉄、 玉鋼が出来てから刀鍛冶の手に渡り、さらに研ぎ師、 鞘師、金工師など、日本の優れた伝統文化の象徴的な 匠達の技の集合体として出来上がってくる刀は、 鑑定団でやるような値段の価値ではなくて、日本の 伝統文化としての掛替えのないものとしての価値で シッカリ受け止めて、大切にしなければならないと 思ってます。 刀の手入れってね、気持ち良いんですよ。 背筋が伸びる感じ。
先日、日本刀づくりに励む若き刀匠に出会い 話を交わしました。 その刀匠は、大学院を出た後、修業を積んで、 今は広島県内で刀づくりに励んでいる方です。 現代の刀剣界では評価も高く、「優秀賞」など 多くの受賞をされている人です。 私は勿論、刀には人一倍の思いを抱いているつもり ですが、私の場合は入り口が「使い手」である事。 芸術性の追求をかなり強く求められている環境にある 「作り手」と若干の違いは感じました。 しかし、日本刀を基本にした美学というか価値観というか 生き方というか、そんなところに多くの共通する匂いを 感じましたね。
急な用が出来て日野郡まで行って来ました。 天気はあまり悪くなくて時々日が差し込むような 天気でしたが、目はやはり紅葉の様子にいきますね。 噂どおり、真っ赤なもみじや黄櫨のような鮮やかな 色はあまりありませんね。 でもね、確かに原色っぽい赤や黄色があるとキレイですが、 渋い茶系の色、それも自然の淡い感じの茶や黄緑と深い緑が つくる色合いというものは、なかなか良いもんですよ。 最近、着物に目がいく機会が多くて、特に男性の着物なんかの カラー・コーディネイトみてますと、ああゆう自然な落ち着き をもつ色の良さみたいなものを少し感じ始めました。 歳とってきた証拠かね。
何だか季節に合わない良い天気が続いて、 やっと雨かなって思ったら、降るには降っても 暑いのなんの。 まったく変な気候です。 今年は台風続きで葉っぱも吹っ飛んで、気温の 変化も何だか変で、紅葉はイマイチだと聞いてます。 皆さんは観に行かれましたか? この調子だと紅葉の時期も、いつもより後半に ずれ込むかも。
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