2007年01月07日(日)  映画「ロッキーホラーショー」

映画「ロッキーホラーショー」
1975年 イギリス映画
監督 ジム・シャーマン
製作総指揮 ルー・アドラー
出演 ティム・カリー、スーザン・サランドン、リチャード・オブライエン


ついに見た…伝説のロッキーホラーショー!!
うちのおかん曰く、上映当時は「18禁」だったそうな…映倫が規制をかけたんだとよ。
今なら全然大丈夫だと思います。乳ぽろりとかあんまないし…

内容は、カップルが雨の中迷い込んだ、怪しい城…。異星からやってきたという博士が、キャラの濃い召し使い達を従えて、作り出したは筋肉ムキムキ・ダビデ像の如きイケメン人造人間!さて、このカップルは城から抜け出せるのか?――そんな感じです。

ミュージカル仕立てのクセして、音楽はロケンロールだったりするところが素敵です。博士の変態度が、どんどんクセになる(笑)この人、すごい!すごいキャラだよ!後半は画面いっぱいupになっても、耐えられるようになるもの!

まぁ、結局、博士は死んじゃうんですけど。
愛を求めて(自分好みの)人造人間を作ってたわけですが、なんで地球に来ちゃったんだろな、とか、どうしてそんなに色好みになったんだ、とかいう伏線を一切説明してくれませぬ。ただ、筋肉+金髪のイケメン好きの変態博士という位置づけ。
それでも十分に破壊力のある設定ですがね…格好が…。

個人的には、その人造人間の兄ちゃん(こいつの名前が「ロッキー」という)の肉体美が一番の見所ですかね。
ラストなんて、その兄ちゃん含め、主要人物皆、ボンテージ姿になってオンステージ…。
結局、何が言いたいのか分からぬ映画でしたが、大いに笑える。
寂しいとき、一人で見てもイイと思いますよ、私は…。
「ヘドウィグ」よりお馬鹿で軽い感じ。(バイな博士を異星人として描いているから)

同時に「ジャッカス映画版」見たけど、あれより高度な笑いですな。
ジャッカスは…あれ…お下劣ですよ(苦笑)


2006年10月26日(木)  「無限の住人」20巻 沙村広明

無限の住人 20
沙村 広明著
講談社 (2006.10)
通常24時間以内に発送します。

うぉー。すげぇ。
憧阿と卍の解体シーンに拍手。
相変わらず圧巻の画力ですねぇ。

今回は練造が出てきたのに驚き。
あららぁ、大きくなってまぁ…(近所のおばちゃん気分)
尸良の手足になってしまっているのか!
卍さんの腕を返してぇぇぇぇ〜!
って、持って行って、どうするんだろう。
尸良にくっつけるワケ?まじで?

「春までにに殺すッ それまで愛し合ってろお前らァァ!」

…尸良さん…、相変わらず良いキャラしてますねぇ。
まぁ、その後の卍&凛のラブラブっぷりには参りましたけど。

最後に逸刀流が集合シーン。
よし、行け、天津!出番だ!


2006年09月11日(月)  「STEEL BALL RUN」9巻 荒木飛呂彦

Steel ball run Vol.9
荒木 飛呂彦著
集英社 (2006.9)
通常24時間以内に発送します。

新妻が危険な目に遭ってます。
結局、脊椎はジョニーのものになりました。
カウボーイが早期離脱しすぎて泣けました。

いい漢だったのに!

人の奥さんに手を出してはいけませんね。
…14歳は若すぎるんではないかと思いました。
ディオはしぶとく追ってくると思いますよ。
今度は恐竜どころじゃないと思いますよ。
きっと、ゴジラになっちゃうよ(ありえない)


2006年09月10日(日)  「さよなら絶望先生」 久米田 康治

さよなら絶望先生 1
久米田 康治
講談社 (2005.9)
通常24時間以内に発送します。

妹の書庫から。

うーん、ギャグがきわどい。
そして、内容は結構痛いです。
同人誌描いてる女の子とか、GWネタが出てきてウケた。
種なら今時だから、話題づくりにもってこいですが、まさか2×1とは…。
まさしく私の全盛期ネタだから、ここはツボにはまった。
あと、そこらかしこに時事問題はさんでたり。政治批判(?)してたり。
北の将軍様が出てきたりCoccoが出てきたり。
いやぁ、そういう点では読み応えあり。

にんまりする程度の笑い(しかもえげつない属性の)をもたらします。


2006年08月17日(木)  「ブロークバック・マウンテン」 アニー・プルー著 / 米塚 真治訳

ブロークバック・マウンテン
アニー・プルー著 / 米塚 真治訳
集英社 (2006.2)
通常24時間以内に発送します。

話題になった映画の原作。

すんなりと感想。
夢見る腐女子には薦めない。
腐女子諸君!仮想二次元のトキメキを3次元に移行するのは無理だ!

騒動してください。
うら若き青年がいちゃつく姿を…。
え?許容範囲?うん、私も。
そんじゃぁ、ちょっと中年太り気味なおじさんがいちゃつく姿を…。
…どうですか?

ハッキリ言って、腐女子の夢も希望も萌えすらも、何もかもがこの作品には存在しない。
あるのは、ひたすら現実味を帯びた、アメリカでの同性愛者の日常。
感情という感情表現はどこへやら。
日本のBLにおける模範的表現っつうものが皆無。
相手に対するトキメキの表現とかあるじゃない、なんつうかさ!
「寝袋で一緒に寝てたらムラムラしてきてやっちゃいました」
…そんな…素っ気ない感じなんですよ…。

「…本当にいいのか?」
「うん、君となら…」
 見つめ合う二人…静まりかえる山の中で、聞こえるのはお互いの鼓動だけだった。


…みたいな描写が無いんですよ!(どんなだ!!)
間を読ませるっつうか、腐女子の無駄な妄想をかき立てる描写がないっつうか!
後書き見て分かったけど、それがこの作家さんのウリらしい。
ふ〜ん、なんだ、私はもっとこう、ポエミィなもんだと思ってた(だからナニソレ)


私のアホな推量が外れた訳ですが、普通に読めた。
萌えを求めた私がアホだったよ。
そうだよ。萌えなら普通に二次元萌えでやってろよ。
途中で自分の間違いに気づいたのが幸運だった。
萌えを求めるんではないんですよ、恋愛小説として読むな、自分、と。
大体、腐敗しまくりの思考回路の私が期待外れ!と憤慨するのはおかしい。

だって、この作品、きちんとしてるんだもの。

終始、描かれてる事は一貫してる。
2人を取り巻く現実ですよ。
いつもいつでも甘ーい関係でいられるわけがない。
それが現実ですよ。
大の大人の男が2人でいちゃいちゃしてたら、反対主義者になぶり殺されるような現実。
腐女子が描いている妄想はそれこそ幻想でしかないんですよね。
そんな初歩的な事に気づいたよ。

昨今のBLブームに現実という名の鉄槌を喰らわせるよ、これは。
実際3次元でいちゃついてるカップルは、愛ある空間で安らげてる時間より、
針のむしろのやうな周りの仕打ちに耐え忍んでる時間の方が長いんだろうな。
BLは、乙女の胸の内にしか描けない世界だな、と思った。


原作と映画は別物だと訳者さんが言っていた。
次は映画だ、映画。
映像化された具合が気になる。
独映画「夏の突風」を越えるか??

えー、かねてから吠えてますけど、「夏の突風」は3次元萌えです。
あの作品のDVD見たいが為に、いつかそのうち独逸行ってやる。
あれはね、芸術作品なのだよ。まじで。

→夏の突風、熱い感想。




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