同じモノを 違う角度から
眺めてみる
今までの価値観が
覆されるってことが
あるかもしれない
嫌いだったモノが
ふとした時に
いとおしいモノに変わる
・・そんな瞬間
少しずつ 希薄になり
互いを 構わなくなり
安心と 信頼は
比例して 増えていく
心地よい 安住の地で
少しだけ 刺激を求め
甘く危険な 橋を渡る
虹のように 美しく
儚く 脆い橋を・・
長い回廊を行く
曲がった先には
何があるのか
不機嫌な目に映る
モノクロの景色には
うっすらと靄(もや)がかかり
僅かな憂鬱が
感情に忍び込む
俯いて咲いてる白い花
切なげにユラユラ揺れている
「君だけを愛してる」って
言った言葉を信じてる
時々ユラユラ揺れちゃうけれど
アナタっていう木に
ぶら下がってるから
離れたりは出来ないよ
スカイプで話せたね
寂しくて苦しくてちょっと困ってた
二人の間にガラスがあって
見えているのに
触れないみたいだ
今度逢ったら
いっぱいKISSをして
抱き締めて
「アタシの秘密をみんなに見せてもいい?」
「お好きにどうぞ」
「みんなに見せてもいいんだ?」
「好きにしていいよ」
「・・・・・アナタのモノだからダメって言って欲しかったのに・・・・」
「ふふ・・・オレのだからダメに決まってんじゃん」
白い空から 降る水玉
フロントガラスを
滑り落ちる
行ったり来たりの
心はワイパー
天気予報は
午後から 晴れ
イチゴのヘタを取って
ヘタ側から食べる
イチゴは先っぽが甘いから
そのほうが美味しい
アタシは多分
何処から食べても
アナタの口には
合うと 思う
出窓のカーテン越しの日差し
時計の秒針の音
飲みかけのレモンティー
Happy Birthdayのケーキを買いに
車を走らせよう
平凡で静かな幸せに
満ち足りた 朝
東の空から 薔薇色の
丸くて大きな 月が昇る
血のような 紅い色
ぽっかりと口を開けて
異次元へと 引き寄せる
二度と還れない 世界へと
迷い込んだ 私
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