出来るなら この身を切り刻んで 償いたい
優しさだけが 愛じゃないと 身を挺して教えたい
傷つけることは 傷だらけになると 血を流して伝えたい
愛を貫くことは 容易じゃないと 泣きながら抱かれたい
独りきりの夜は 時計の針さえ 後ろ向きに進んでいる
生まれた日 出逢った日
あれから随分生きて来たね
肩の温もり 陽だまりの笑顔
あの日の君は 少年だった
記憶はスパイラル
時間は戻らない
過去のアルバムに
そっと仕舞い込む
・・誕生日 おめでとう
支えてくれて 有り難う
釣り針みたいに尖った月より
研ぎ澄まされた感性だもの
言われなくても判ってる
下らない見栄に囚われて
泣き言と自慢の行ったり来たり
ご機嫌取るのは仕事じゃない
いつでも優しい顔はしてない
見縊られるほど馬鹿じゃない
潮時というのは今なんだろう
なんてことない
なんてことないさ
存在なんて一瞬で消える
2007年04月18日(水) |
Secret Garden |
Secret Garden
それは 秘密の場所ではなく
思い出すと 痛く切ない夢のように
いやきっと あれは夢だった
そこの住人は 生きてなく
空想の世界で 遊んでいたに過ぎない
嘘と虚構で 埋め尽くされて
仮面の下は 誰にも見せない
しがらみが 茨のように巻きついて
もがく程に 鮮血が滲む
いち早く 逃げ出した私は
世界一狡猾で 幸福な女だった
背徳とは何だろう
心待ちにしている
アナタの声と言葉
着信の音
他愛も無い話
指と唇と舌の感触
封印した秘密
高揚する身体
言えないSTORY
焦がれる程の想い出が欲しい
・・贅沢ですか・・・
雲の階段を一歩ずつ登っていく
隠した翼を羽ばたかせ
ホントは急いで行きたいけど
霞のように危うげで
導かれるようにゆっくりと
落ちないように確かめて
アナタが手招きしてるから
アナタが支えてくれるから
アナタの愛を信じたくなる
空の青 海の青
キラキラの波と光が
鱗みたいに羽のように
飛び立てと私を急かす
何処までも行けそうで
帰っては来れなそうで
目を細めて手を繋いで
ジッと想いを重ねている
このまま時空を飛び越えて
再び出逢う日があるのかな
笑い合える日が来るのかな
透明な青の景色のその中で・・
スケジュールを書いたメモを 破って捨てた
予定通りの人生なんて要らない 思い通りになんか行かない
アナタが付けた綺麗な傷は アタシの胸をチクチクと刺す
時を戻して抱き合いたい あの頃偶然出逢っていたなら・・
狂おしい想いは 何処へ行くのだろう
満たされないまま 何処へ行くのだろう
歩き疲れて倒れる場所は どうかアナタでありますように・・
もうこれが最後だって言ったよね?
何度謝ったら気が済むのだろう
もうそろそろ許すのは飽きたよ
これ以上疲れさせてどうしたいの?
発作が起きるのわかってて言うんだね
嫌いになって欲しいんだね
それならとっくに嫌いだから
勝手に何処へでも行けばいい
追いかけたりなんてしないから
束縛されるのはうんざりだ
「どうして気持ちを解ってくれないの??」
解っていても受け止められない愛がある
素直になれない愛がある事を君は知っているの??
言葉のナイフでついた傷を痛いと思ったあの日
誰かを笑顔にする為に心で泣いて耐えたあの日
もう二度と繰り返したくは無いの
アナタの嘘を見破れないほど子供でも無い
雪も降らないイヴの夜に
天使の羽が千切れて舞って堕ちて来る
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