止め処ない止まらない
急激に一気に加速する
アクセルは全開に
上昇する 熱く強く
想いはそのままに
置いてきぼりのまま
勝手に自己主張して
抑える術を知らない
このままどうぞ
燃え尽きること無く
ひたすらにひたむきに・・
秒針の音と加湿器の音
君は今ナニをしている??
少しだけ呼吸がしにくい日常で
冷たい風に身を投げてみた
耳を澄ましてみて
新芽の芽吹く香りがする
すぐそこにいるような
だけど触れたらいけないような
息を潜めて じっと
ちょっと離れた場所から
伸びゆく様を眺めている・・・
意識して鏡に映すから
ある程度可愛いと思ってしまう
無意識で他人が見たら
きっと醜い
---脳が眠いと信号を出している
ブドウ糖が足りないのだと
可笑しな理由をつけて
口にチョコを3粒放り込む---
それでも好きですか・・
有り難うと言う私
私「も」とは言えない私を・・
カレンダーが新しくなった
変わらないのは何??
フンワリ柔らかく息づいている
誰にも触れない何かがそのまま
縮こまったカラダを伸ばす
サムタイムの香りの中で
ちょっとだけ深呼吸
今なら行けそうな気がするのだけれど
風の音に臆病になる
一歩だけ 一歩ずつ
そう 一日ずつ数字が増えてくように
前に 前に 前に ・・・
浮かれ気分に乗せられた
フリをしている
きっと毎年思い出すだろう・・
血を流すような苦い想いを
ジッと耐えていたあの夜を・・
平静を装って
おめでとうと言った日
少しずつ大切なモノが崩れていった
少しずつバラバラに壊れていった
取り戻せない愛しい思い出は
記憶の奥底へ葬り去ろう・・
大切なモノはナンだろう
甘く華やいだ時間に溺れて
ソレは見えなくなってしまう
時は止まってくれない
ふと気がつくと
そこにはナニも無い・・・
果てしない寒空に
光る雲が流れて行くだけ
呆然と立ち尽くすのは
空っぽになった抜け殻・・
夢の終末・・
妄想の中
彼が知らない人と
ソファに腰掛けて
親密そうに内緒話
肩に回した細長い腕
髪をかき上げる骨ばった手
苦い想いで上から見下ろす
深いブルーに染まっていく
錘みたいに沈んでいく
嫉妬なんかじゃない
ただ・・刺すように痛い気持ち
フロントガラスの中の紅葉が
まるで絵画みたいで
なんだかセンチメンタル
季節は凍える冬になって
隣りには誰もいない空間
ナニも言わずに消えてしまった
蔑みの言葉でもあったなら
きっと想いを断ち切れただろう
季節の絵画を眺めながら
空に向かって手を広げた
風に乱れる枯れ葉たちは
今の私の心模様だ・・
浅はかだ
勝手な思い込み
自分中心に回っている
周りが見えてない
狡猾なだけの人間
他にはナニもない
愛を知らずに来たんだろう
媚びる事しか出来ないんだろう
だけど 同情なんてしない
それがアナタへの餞別だよ
「夜・・逢えないかな?」
急なメールを平気でよこす
・・無理に決まってる
断る口実をあれこれ考える
だけどどこかで
逢う為の方法を考えている
一体何なんだろう
この持て余した感情は・・・
好きと嫌いの境目を
行ったり来たり
シーソーみたいに
どっちつかずで揺れている
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