アタシには居場所がない
パソの中の異次元の世界に
そっと身を隠している
小さく丸まって
誰にも見つからないように
アタシはアタシじゃないから
見つけても気づかないフリしていて
アタシはきっと生きてないの
誰かの思い通りに動く
ただの人形に過ぎない
誰も愛せないのが
生きてない証しだよ・・・
遠くに花火の音がする
恋した夏は半分以上が過ぎ去って
逝く夏を惜しむ想いで
最後のメールを送信した
これでいい
もう沢山の恋はいらない
一瞬で消える花火より
強いあなたの想いだけを
ずっと見上げて感じていたい
濃い恋心に抱きしめられて・・
もしもアナタを
捕まえたいって言ったら
きっとアナタは消えてしまう
私のカラダは空洞で
満たされたくて
うずうずしている
夜空に向かって両手を掲げて
アナタの真上にある空に
ちょっとだけ触れてみた
今にも降り出しそうな
曇り空の夜に
月明かりさえ見えない夜に
私は見た事もない
アナタの笑顔を想い浮かべた
水色のお湯の中で
私の唇とあなたの指が
溶け合って混ざり合って
金色のハチミツみたいな
甘いクラクラする快感
1+1=1になるって
重なり合って試したね
いつしか白い空間は
海になって空になって
私たちは煌めく2匹の
魚と鳥に変わっていった
欲しいモノなんて無い
だけど
アタシの事を少しだけ
考えてくれている
あなたの時間が
とてもいとおしくて
とても大切で
嬉しくて切なくて
それだけは無くしたくない
ひとつでも無くなったら
私は哀しみにくれるだろう
愛すべき逢えない全ての友人へ・・・
世の中は綺麗事だけじゃ 通用しないよ
頑張って無理してると いつか壊れるよ
見てるのが辛いよ こっちまで苦しくなる
明るいフリをするのは やめなよ
みっともないよ ばればれだよ
もっと素直に 弱音を吐きなよ
一緒にいると 疲れるんだよ
周りを暗くさせる 明るさに気がつきなよ
この部屋は エアコンが
強気に 頑張っていて
腕を足を胸を 鳥肌にさせている
寒い 寒い 寒い
誰か 暖めて欲しい
誰か 傍に来て
誰か 抱きしめて
誰か 好きと言って
エアコンを止めればいいだけの
話じゃないか
だけど 心が寒いのは
どうしようも ないんだもの
グレーの濁った雲が
カラダ中を一杯にして
私は薄汚く苦々しい空気を
思い切り吸い込んで
自分の周りの景色も
見えなくなって来て
一点ばかりを見つめていた
握り締めていた綺麗なモノは
手の隙間からこぼれていき
今は何も残っていない
真実に気付いた瞬間
私は羽ばたく鳥になって
大空に逃げようとした
行く場所なんてどこにもないのに・・・
アタシは素直じゃない
イヤな事をイヤと言えない
疲れてても元気なフリをする
キライでも好きって言う
それは優しさじゃない
自分が大切だから
自分を壊したくないから
だけど
淋しい時は
ちゃんと淋しいって言う
もう飽きた
今まで面白いおもちゃだったけど
ごめんね
もう捨てるよ
私の大事なおもちゃ
今度は別の人に
拾われて・・
そしてまた捨てられればいい
ペットにもならない
おもちゃは
もういらない
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