生きていくのは辛くない
思い描いたとおりに
今まで生きて来た
少しも予定は狂ってない
毎日シアワセで楽しいよ
ナニが起きても
耐えられる
私が私でいられれば
自分さえ失わなければ
人生は成功なんだよ
怒ったり泣いたりわめいたり
そんな自分でも
認められれば成功なんだよ
狂ったように怒鳴って
赤くなるほど腕を叩いた
声が枯れて吐きそうになった
どうしてなの??
私は大嫌いなあの人に
どうしてこうも似ているの??
血が・・血が同じせい??
カラダ中の血を全て
流して空っぽにしたい
透き通った綺麗なカラダに
取り替えたい
声を殺して泣いた
大声でほんとは泣きたかった
いつもいつも泣くと怒られていた
そのクセが今も直らない・・
あったかくて優しい色
チューリップの花びらみたいに
そっと包んでくれる
チューリップの茎みたいに
まっすぐに伸びて
倒れそうな私を
時折り遠くから
見守っていて
強がりばかりで
素直じゃない私を・・
太陽になろうとした
いつもギラギラ輝こうとした
そしたら紅い月になった
真紅の血色の満月
あばら骨の影の薄暗い色
透き通る青い血管の色
妖艶に漆黒な夜の色
明るいのはキライ
目が開けられない
呼吸がしやすい冷たい空気の
月夜がいい
妖しい悪魔の夜がいい
月がいい
久々にアイツからのTEL
なんとなく懐かしいイタズラっ子な声
ホントはTELしたかったけど
怖くて出来なかった
相変わらずちょっぴり生意気で
でも前より優しくなった気がした
「明日逢いに行っちゃおうかなぁ〜」って
急に言われたって困るけど
逢いたい気持ちは変わってないよ
すぐに逢えない距離だから
余計にいとおしさは募っていく
ほんの数時間じゃイヤ
一日中愛されていたい・・
何枚も集めた好きだった人の写真を
ずっと1枚1枚眺めていた
どれもその時々の想い出が蘇って来て
なんだか切ないのと苦しいので
気持ちが悪くなった
私じゃない誰かと仲良く並んでいる
シアワセそうに笑っている
吐きそうだ
こんなに好きになったのは
今までになかったかもしれない
やり切れない
復讐してやりたい
私の手で殺してやりたい
可愛さ余って憎さ100倍って
きっとこんなカンジだね
本気で好きだったのに
誰も愛せない可哀想な人
カラダの中心に
風穴を開けたのは誰??
穴の向こうに荒野が見える
地平線まで何もない
地面に沢山穴を掘り
沢山の種を撒こう
優しさと少しの悪意を混ぜた
エキスの入った水をかけよう
きっと世界一美しい花が咲く
ちょっぴり毒の混ざった花が・・
それをブーケにしてプレゼントしよう
風穴を開けてくれたアイツに
愛しさと憎しみを精一杯込めて・・
道に転がっていた石ころ
誰も気付かない
でも私にはわかっていた
その石が宝石だってこと
いずれキラキラ輝くこと
明るさは淋しさの裏返し
強がりは弱さに比例する
この石は自分自身の心
いつか自ら光を放つ
その時をじっと待っている
宝石になるのを恋焦がれながら
いつまでもじっと待っている
眠くて眠くてたまらない
昼間の光を遮るように
暗幕を張り巡らした部屋
うっすらお互いが見える程度の
不健康な暗さの灯り
気持ちいい
こんな暗さと暖かさ
このままずっと時を止めたい
一緒にいるのに眠ってごめんね
こんなに気を許してしまう
私が好き??
とてもいとおしそうに髪を撫でられて
私は純粋無垢な子供に返る
逝かされる度に昇華されてく
美人だねって言ってくれて ありがとう
毎日メールくれて ありがとう
声が素敵だよって言ってくれて ありがとう
いい女だって言ってくれて ありがとう
色々なものをくれて ありがとう
私はカラダ一つで
ナニも返すものがない
なのに偽りの優しさを ありがとう
あなたに返したい 偽りの愛情を・・・
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