キラキラ煌めくダイアモンドダストのように
私の視界をまぶしく遮る過去の偶像
過ぎて行ったモノ達は
どうしてこんなに綺麗なのだろう
あるいは回り灯篭のように
クルクル回転しながらも
決して同じ絵柄にはならない
あの日の一分一秒には
二度と戻る事は出来ない
そしてこれから付けて行く足跡は
塵に埋もれてきっと見えなくなるだろうけど
それでも歩いて行くしかないのだ
きっとそこから芽が出て花が咲く
そう思いながら見えない未来も
手探りで進んで行く
ちょっとだけ手で光を遮りながら・・・
桃の節句のひな祭り
女に生まれて良かった
私は飾られた人形だけど
こんな夜は少しだけ
女として優しくして
綺麗な夢を見させて
あなたが私を好きだって
煌めいた勘違いさせて
乾いた嘘でもいいの
いけない遊びでもいいの
熱い体温が欲しいだけなの
ギターを弾く細くて長い指先
この白くて四角い空間の中で
2人だけで息を潜めて
なんだか楽しくて
こっそり秘密めいてて
子供みたいに浮かれて
ちょっとだけ泣いた
何度も何度も
唇を重ねて
それでも足りなくて
ずっとずっと繋がっていた
傷と傷を比べっこして
見詰め合って笑ったね
大人なのにぎこちなくて
子供みたいにふざけ合って
恋人同士の時間は過ぎて
また少しだけ女に戻った日・・・
深夜0時になると鳴り出すアラーム
設定解除の仕方がわからない
毎晩毎晩 鳴り続ける
捨ててしまおうか
この時計
アナタにもらった最後のプレゼント
追いかけると突き放す
離れようとすると追って来る
一体どうして欲しいの??
アタシの事が必要なの??
時計と一緒にバイバイしようか・・
アナタは浮気のフリをして
アタシは本気で浮気する・・・
ためらいと戸惑いと
憂鬱としがらみと
そぼ降る雨に似た切なさと
何も起こらない平和で
平凡でつまらない毎日の
安定した幸せ
狭間で揺れている小船
誰か沖合いまで連れて行って
そして 私を放り出して
きっと泳ぎきってみせる
大海原も 鮫のいる海も
誰の助けもいらない
抱きしめて救ってくれるあなたがいる浜まで
きっと泳ぎきるから・・・抱きとめて・・・
失う
繋がる
どちらを選ぶ??
希望と絶望は
いつも隣り合わせ
でも生きていく
大事なモノを
守ったままで・・・
時には 弱音を
吐きながら・・・
何があっても どんな事があっても ずっと味方でいようと誓っていた
ずっと傍にいてあげたいって 思っていた
こんなにあっけなく脆い 関係だったんだね
誤解も解かせてもらえないまま 一方的に「さよなら」なんて・・・
もういいよ あなたはあなた 私は私
自分を信じて生きて行こうね
最後に残酷な優しさをあげる
「周りをじっくり見つめてごらん きっと見えて来る物がある筈だから」
優しい薄ピンクが好き
ふわっといい気分になれるから
ピンクの花びらに包まれて
親指姫になったみたいに
なんだか少女みたいに
綿菓子みたいに
甘く優しく軽い気持ちになれるから
あなたに抱きしめられてる気分に
なれるから
空も飛べそうに思えるから
そっと愛されてる私を感じられるから
砂浜の流木に腰掛けて 打ち寄せる波しぶきを見ていた
白い泡状の波 蒼く打ち寄せる波
ふと目を上げると遠くに 船が浮かんでいる
あっちの方向へ進んでいくって事は 彼のうちがある方向だな
あの船に乗ったら 彼に逢いに行けるのかな
嘘つきで意地悪でひどいヤツ どうしようもないくらい
・・・好きだった・・・
いつか知らない間に 時は流れて
知らない他人に なるんだろう
だけど私は覚えてる
心配で泣いた事
哀しくて泣いた事
悔しくて泣いた事
嬉しくて泣いた事
あなたと一緒に死にたいと思った事
嘘じゃなかった気持ち
ほんとだよ
ほんとに私は・・・
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