Leonna's Anahori Journal
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銀行へ行ってあれこれ支払いを済ます。 免税で買ったタバコと通訳の子のお母さんが作ってくれたおかずを持って横浜の父の家へ。
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日本時間の今朝早く行われたミラノダービーは、ミランが先取した1点を守りきって勝った。虎の子の1点を入れたのはカカ。シェフチェンコは負傷欠場で、しばらくは出てこられないらしい。
そのミラノダービーを、私は音を消してBGMをかけながら観ていた。韓国で買って来たビ(韓国語で“雨”という意味だそうだ。RAINとも名乗っている)の“IT'S RAINING"というCD。きのう帰宅して以来ずっとリピートし続けている。
この男の子はとても才能があって、日本でももうファンクラブがあるという人気者だそうだが、私は韓国へ行くまでちっとも知らなかった。 私がソウルへ着いたちょうどその日に、彼は日本でのCD発売にあわせて日本を訪れており、渋谷AX(ナント!)でライブも行ったとか。
夜の芸能ニュース(これが面白いんだよ)で、そのAXのライブの様子がほんのちょっとだけ流れたんだけど、思わず「オイッ、もっとみせてくれ!」と叫んでしまいましたね、私は。
かわいい顔に身長184センチのモムチャン(身体がかっこいいと言う意味の韓国語。韓国では男性の価値基準として体格は重要なファクターらしい)なボディ、ダンス、歌、声。トータルパッケージとして非常に魅力的。
(というより私は東洋人の中でもああいう男性の顔が好きみたいなのだ。たとえば浅野忠信、中田英寿、和田唱、等々。なぜだか、いつの間にか西洋人の美男に対する興味や情熱がすっかり失せてしまった。)
このビっていう子は、もしかしたら凄い逸材なのではないだろうか。そう思いながら繰り返しCDを聴いていたのだが、ある瞬間にふっと、この子にも十年後、十五年後があるのだと思ったらひどく無惨な気持ちになった。他人の十年後より自分の老後を心配するのがスジだとは思うんですけどね。(それにしても、この声と顔のバランスは絶妙)
今日、昼まえに韓国の仁川(インチョン)空港を発ち、午後二時頃、成田に着きました。
よかった、ミラノダービーに間に合ったよ!…と元気に書きたいところだけれど、テンションは低い。日本という国のテンションが低いのだなぁ。ソウルは寒かったけれど、日本の首都圏はもっと寒い。すきま風が吹いている。
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家の鍵を開けて、スーツケースを中へ放り込んで、すぐにネイルサロンへ出かけた。ネイルはソウルでやってもらうつもりが、時間がなくてとうとう行かずじまいになってしまったので。(美容院で髪だけは染めてもらったのだけど。)ネイルサロンなんて初めてだけれど、これからはこういうところへも行こうと決めたのだ。何故か、ソウルで。
それから更科で日本そばを食べて、買い物。なにしろ食べるものも、洗剤もティッシュペーパーも切らしたままで出かけたから、家に帰っても何もないのだ。毎日肉(カルビ)ばかり食べていたから、日本そばは美味い、はずだったのだけど、野菜天が油っぽかった。これならまだカルビ食べた方がましだ。
豆乳と牛乳、ヨーグルト、ナッツの入ったパン、ティッシュペーパーを買って帰る。しかし寒いな、日本は。なんか、さびしーい気持ちになるんだよね、スースーするんだ心が。ああ、こんなときに24時間営業の汗蒸幕(韓国式サウナ)があったらな。 …あ、洗剤買ってくるの忘れた(ドボン!)
2005年02月25日(金) |
mada kankokuni imasu |
ohisashiburi desu.chimarisu desu. 22nichi ni kikoku no yotei ga, nazeka mada, kankokuni orimasu.
yatto sigotono hou mo medo ga tati,27nichi ni kikoku no yotei desu. hajimete no kankoku wa omotteitayori zutto zuto "senshinkoku" deshita. kakki to moriagarikata ga sugokute, nippon no hi dewa arimasen.
soshite nanto ittemo tokuhitsu subekiwa kashu ya haiyuu no otokonoko wa minnna kawaiindesuyo. konomama kankokuni sunde, mainichi TV mite sugoshitai kurai. demo hayaku kaette serieA mo mitaishi...korewa mou kyuukyoku no senntaku desuna.
kyou wa korekara bijutsukan to livehouse he dekakemasu. 27nichi ni kikoku sitara mata kakimasune.dewa dewa.
これから1時間仮眠して、起きたら韓国へ行くことになっている。韓国出張。
そんなにガンガン仕事してるわけじゃないのに、どういうわけか(いつものことながら)寝不足で、昨日あたりからちょっと喉が変だし、今は親知らずがウズウズしている。
気をつけないとな。インフルエンザもはやってるようだし。文庫本4冊持ったけれど移動中はせいぜい寝て過ごすことにしよう。でもって、たまーに肉食べて栄養補給しよう。
寝ては肉、寝ては肉。合間に仕事、な。 じゃ、ちょっくら出かけてきます。
2005年02月09日(水) |
有機的連携とか、そういうこと |
決勝点。大黒、ダイレクトで打ってましたね。あれ止めてたらアカンかった。 -- キックオフの7時が近づいたので、ディスプレイにスポナビの速報(随時更新)を出したまま、そのことを忘れて仕事していた。しばらくしてぼちぼち片付けて帰ろうかなと思っていたら、上司が誰にきくともなく「もう始まったのかなサッカー」。
それであわててディスプレイを見てみたら4分に小笠原がFK決めて1−0になっていた。「開始早々、小笠原が1点入れて1−0ですね」と報告すると、「今日は、まさか、負けはないよな」。
その上司に「まさか負けはしないと思いますけど…」と答えて会社を出て、電車に乗ってバスに乗ってわが家へ帰ってTVを点けてみると、ナヌッ!、1−1?!。1−1てどういうことなんだよ、1−1て!。試合は後半20分を過ぎていた。
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結果勝利に終わったことで日本中が歓びを爆発させた、らしい。でも、どうしても私は現日本代表チームを好きになることができないのだ。たとえばこのチーム、代表選手としてのポジション、代表選手としてのプレーを通して誰か特定の選手を新たに好きになる(つまり、発見する)ということがほとんどない。 だから、個々の選手は好きでも、チームとして好きかというと「そうでもないなあ」という感じ。何をどうやっても体温が上がらない歯がゆさがある。
でも、ナショナルチームが勝ってよろこばないなどというのはサッカーファンとして、また日本国民として、許されないことなのだ。それで、気分は“静かに目を伏せながら黙って退室”ということになる。
そんな私のただひとつの願いは久保竜彦が早く故障から復帰して、代表戦に出場してくれること。はっきり言って、ソコは高原じゃあないだろう。久保だよ。
いずれにしても現日本代表監督の運の強さには恐れ入る。こういうことを書いても大黒の技量や実力をディスカウントすることにはならないと思うのではっきり書いておくけれど、今日の勝利は運が良かったんですよ、運が。違いますか?
イープラスのプレオーダー、当たったー。
トライセラトップス、クラブチッタとヨコハマブリッツ、2公演。
久々のトライセラは3月、4月と連続トライセラー!
わーわーわわわー、うわうわわー(もう言葉になりません)
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グッドアイデア: 韓国出張行ったらオーダーで革パンつくったろ!
2005年01月31日(月) |
ミランへ愛のメッセージ |
アチャパー!アチャパー!
ミラン、まさかの連敗!!
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先週、なんとリボルノに1−0で負けてしまったミランは、今週(ついさっき)もボローニャに0−1で負けてしまいました。後半40分過ぎに画面に映し出されたアンチェロッティさんは、さすがに凄い形相になってたなあ。彼のあんな顔、ひさしぶりにみたよ。
いま順位表では1位がユヴェントス、2位がミラン、3位はなんと大健闘のウディネーゼで、そのあとインテル、サンプドリア、ローマと続く。 先週末の時点で1位ユーヴェと2位ミランの勝ち点差は5点、ミランと3位ウディネの差は8点。だからミランにしてみれば追いつきたいユーヴェにはズルズルと引き離され、うしろから来るウディネの足音はときに大きく、かと思うとまた遠く、ヒタヒタと…。 つまり追いつくこともできないけれど、追いつかれることも(いますぐには)ないという、なにか非常にいやーな孤独感がミランの周りをただよっているわけです。
-- ところで、カカはこの頃なんだか煮詰まったような顔してますね。成長期から過渡期に入ったのでしょうか。そんなカカへ、私からのメッセージは「突破してください。あなたにはさらに明るい未来が待っています」。
ついでと言ってはなんですが、そろそろ戻って来そうなピッポ・インザギには「はやく帰ってきて、爆発しちゃってください。あのオーバーアクションをもう一度!」。それからコスちゃん(ルイ・コスタ)にも。「いいですよ、そろそろ2点目入れちゃっても」。
あ、そうそう、ピルロにもね「シレッと狙っちゃっていいです」。でもって兄貴(マルディニ)には「ひとつ、頭で。お願いしますよ兄貴」。カフーには「あのときマリノスを断ってミランを選んだのはあなたです」。 アンブロジーニには「多少のことはかまわないけど、カードもらわないように隠れてやって」。ネスちゃん(ネスタ)には「ダメッ、やっぱりアタシ、あなたがいないとだめなのッ…!」。
なんか、調子のってきた。あ、シェフチェンコがまだだったわね。彼には、「未来永劫、信じてるわ」。トマソンには「もっと、もっと豹変」。クレスポには「とっくに惚れ直してるわ」。ジダには「耐えて燃えろ!」。ガットゥーゾには「一球入魂、モニカ(新妻)も見てるぞー」。
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とにかくミラン、このままじゃ終わらないから。おぼえとけよ!
(誰に向かって大声だしているのだ)
2005年01月29日(土) |
週末の夜(最新バージョン) |
夕方。久々イ・ズーと日比谷で会う。 この度はなんと仕事関係の打合わせ。なので、喫茶店のコーヒー代は会社持ちだ。レジで領収証切ってもらう。イ・ズーと知り合ってはや四半世紀、会社のお金で彼女とコーヒー飲んだのはこれが初めてだ。
打合わせのあとは西銀座で焼き鳥(こちらは自費)。 ワインを飲みながら延々飼い猫の話など拝聴する。彼女の家には二匹の兄弟猫がいて、この子たちは揃って二十歳という高齢。それでここ数年の彼女は二匹の獣医代を稼ぐために日々働いているような状態だという。
と、こう書くと寝たきり老猫とか闘病とか生活苦みたいな話だと思われそうだが、そうではなくて、話題の中心は彼女がいかに獣医さんで我がまま言って困らせてるかとか、そういう話。なにしろ彼女は入院中の愛猫の見舞いに行った際、看護婦さんから「もう来ないでください」とまで言われたらしいのだ。
ま、詳しくきくと、看護婦さんがそういうことを言うのもむべなるかな、と思うのだが、しかし、イ・ズーばかりではなく彼女と同じ待合室にいる他の飼い主さんだって似たり寄ったりみたいだ。そしてそういう飼い主同士が、同病相哀れんでみたり、ときに、人の振り見てわが振り直そうとしてみたり…。聞けば聞くほど、獣医さんが“大変な仕事”だと言われるのは対動物の話ではなく対飼い主なのだということが、よぉーくわかったのだった。 --
土曜の夜に、誰に気兼ねすることなく外で友だちと焼き鳥を食べている。これは別に自由の謳歌などと大げさにいうほどのことではなくて、当たり前のことだろう(だってもういい加減大人なんだから)。けれども私はうれしかった。だって、自由に外食できるだけでなく、もう夕飯の後片付けとか食事当番とかTVの観過ぎとか夜更かしとか、あれやこれや、ドメスティックとしか言いようのない些細なことで言い争いをしなくてすむのだ。
私はイ・ズーにむかってしみじみ言った。「憎からず思っている男(憎からず思えるから結婚したのだ)と、何が悲しゅうてあんなくだらないことで目くじらたてて喧嘩しなけりゃならないの。あんな悲しいことってないわよ。でも、もうそれ、しなくてすむんだから、これはきっと良いことなんだと思う」。唐突に、なにか、ひどく身軽になったような気がした。 --
店を出て銀座一丁目でイ・ズーと別れ、有楽町までくると、東京国際フォーラムにはまだ電気が灯っていて、一階の入口から中へ人が吸い込まれて行く。夜11時近い時間に国際フォーラムの中を通り抜けられるとは知らなかった。私も中へ入ってみる。
ラファエル・ヴィニオリ設計の鉄とガラスの船。夜の中にぽっかりと出現した巨大な空間。その中にいると私はどんどんどんどん軽くなって、もうほとんど空中に浮かんでしまいそうに感じる。私がこんなに軽いのは、もちろんワインに酔っているとかそういうことではなくて、ここの天井があまりにも高いからだろう。心地よさとかすかな違和感を抱きながら、フワフワと東京駅の地下ホームまで歩いて、電車に乗って帰った。
2005年01月17日(月) |
tokyo tower |
ありえねぇーーー!は、「カンフーハッスル」じゃなくて、「東京タワー」にこそ相応しい言葉。
・・・て、観に行ったのかよ「東京タワー」!!
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だってだって、もらった劇場券があったんだもん。でさ、今日午後から千葉県某市の法務局へいく用事があって出かけたんだけど、ああいう役所って午後五時で閉まるじゃない。それで、ほとんど五時ギリギリに用事が済んで、会社へ電話かけたら「きょうはいいよ、戻らなくても」って言うからさ、うんぬんかんぬん…と、観に行ったことを言い訳したくなるような映画ではありましたね、やっぱり。
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少し前にフジテレビの特番(江國香織の原作を映画化した「東京タワー」は製作でフジテレビが関わっている)で主演の岡田准一が面白いことを言っていた。彼は、自分が演じた透(とおる)という男の子について「詩史という年上の女性から言われるままに本を読んだり音楽をきいたり、自分が考える男というのとはまるで違う。男というよりは、まるで女の子みたいだ」と言うのだ。
主役を演じる役者自らがこういうことをきっぱり言うなんて面白い。それを聞いた私は「ハハーン、つまり女性による女性のための(ありがちな)ファンタジーってわけね!」と納得したものだ。
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とにかく、一から十まであり得ない話なのだからいちいち突っ込んでも仕方がないのだけれど、主役の透は、まるで女の子みたいに受け身で基本的にインドアな人間のはずなのに、演ずる岡田准一の上半身は“ジャニーズとしてのプロ意識”の具現ともいうべき筋骨隆々ぶりで、しかしそのおかげで、詩史のダンナにプールに突き落とされて濡れ鼠になりながらイルミネーションの東京、それも丸の内辺りのソフィスティケートされたショーウィンドーをバックにフラフラさまよい歩くなんて体たらくになっても、絵としてはただ惨めな男にならずに、この映画の狙う現実逃避的且つ表面的な美を保っていたのだから、それはそれでありなのかなと思う。
(なんか、金井美恵子が憑依したとしか思えぬ繋ぎっぷりで、ワンセンテンス自己最長記録を更新。)
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でも、この映画の収穫は別にあるのだ。つまり表は岡田准一だけど裏は松本潤なのであって、「よかったよね、マツジュン。」ということになる。観た人はみんなそう言うし、実は私も大いにそう思っているのだ。(結局またしても、いいお客サン?)
2005年01月11日(火) |
祓っちゃってください |
とーっても久しぶりに会社へ行ったのだ。なぜなら今日は仕事始め。
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いやもう、いい加減会社へでも行かないと人間だめになるっていうか、会社へ行く道忘れちゃいそうで怖かった。必殺(←このままだと必ず私ダメになるという意味)昼夜逆転パターンもかなり定着しつつあったし。貧乏性というのか、やっぱり長い休みになれてないんだな。
昼ごろ、みんなでタクシーに分乗して氷川神社へ。 社殿でお祓いしてもらう。巫女さんがきれいな鈴の音を響かせながら静かに、踊るようにクルクルと旋回して、そのあと神主さんが白い紙のついたスティック(今調べたらアレは御幣というらしい)をサラサラと振って御祓いしてくれた。 粛然と頭(こうべ)をたれて御祓いをうける私の胸中は「祓っちゃって祓っちゃって。もう、思いっきり祓っちゃってください!」。
去年のことは去年のこととして心機一転やるわよーって気分になりたいことだってあるわよ、あたしだって。(なんかあんまりそういうふうに思われてないみたいなんだけれど)
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会社の帰り道、新しい眼鏡を作るために寄り道。 メガネ屋さんでフレームを一緒に選んだり、あれこれアドバイスしてくれた男性店員さん、誰かに似ている。あ、玉村さんか。エッセイストの玉村豊男さん。やたら言葉が丁寧なのはかまわないんだけど、その揉み手はトゥーマッチです(笑)。
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