Leonna's Anahori Journal
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2004年06月18日(金) ニック・ホーンビィ、イェー

本日の購入本。
会社帰りに駅ビルの書店で。

 「ハイ・フィデリティ」 N・ホーンビィ(新潮文庫)
 「いい人になる方法」 N・ホーンビィ(新潮文庫)
 「アホー鳥が行く」 伊集院静/西原理恵子(角川文庫)
 
ニック・ホーンビィ、イェー(好き好き大好き)。伊集院先生はともかく、サイバラに対して抵抗感が失せてきた(むしろ同調気味の)自分がこわい。
 

 
 
 
 


2004年06月13日(日) かどわかされて

 
恐い夢で目が醒めた。

眼下にものすごくきれいな海が広がっていて、そこでウツボが人を襲っている。私は海面から二十メートルくらい上の断崖の途中の砂地に座って、足下の修羅場から顔を背けている。

耳をすませて声やら音を聴いていると、無傷では済まなかったものの、どうやら下の人々はウツボを追い払うのに成功したようだ。すると今度は私が助けを呼ぶ番だ。どうやってウツボのいる海に入らずに、ここから脱出すればいいのかわからない。

しかし海面からはずいぶん高いところにいるのだ。ここにいる限りは気味の悪い生物に襲われる心配はない、と思ったその刹那、足元から私の身体に這い上がってきた巨大ウツボ(ギャアアアアアーーー!!!)

胴回り二十センチはあろうかという怪物を両手でつかんで、わが身から引き離そうと死にものぐるいになっているところで目が醒めた。目を開けた瞬間、心臓がぎゅーっと痛んだ。

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こんな恐い夢ってあるだろうか。こんな酷い気分は、ユーロ開幕戦で、開催国でありながらいきなりギリシャに負けたポルトガルサポーター以上のものだろう。
しかも、寝違えたのか、起きたら首が痛くて上を向くことが出来なくなっていた。痛い首のまま、テニスのレッスンに出る。あー。
 
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テニスの帰り、久々に山野楽器でCDを買って帰る。
数年前から多くの人が口々にほめまくる、キリンジの「ペイパードライバーズミュージック」。

さーっと聴いてみた印象は“あら?もっととんがった音楽だと思ってたわ”。こういう音楽はいまの私の殺伐とした心象(そんな大袈裟なもんか)とはシンクロしないけれど、でもでも、下手したらこりゃ癒されちゃうかも。

で、そんなキリンジ「ペイパードライバーズミュージック」のなかで一番好きだったのが、ラストナンバーの「かどわかされて」。ウツボとはまた別のベクトルで胸締めつけられるこの感じ。泣けるわぁ。甘いわぁ〜。極上のビタースィートなり。すっかりかどわかされました。
 
 
 


2004年06月11日(金) パンダの時計

雨、湿気。夕方になると今度は寒いうえに、気分まで落ちている。
家に帰って、クナイプ(ドイツの入浴剤)のお風呂にゆっくり浸かる。

う〜ん、やっぱりクナイプだよ。入浴剤はクナイプ!
私の一番のお気に入りはオレンジリンデンバウムで、この匂いをかぐと初めてランカウ島の原生林の中のホテルへ行ったときの楽しい思い出がよみがえる。

朝風呂に入って昼まで遊んで好きなもの食べて昼寝して、起きてまた遊んで、お風呂に入って、着替えて食事に出かけて、帰ってきてからまた部屋で遊んだ。

あのとき、午後海から帰ってきて、太陽に当たって少しくたびれた体をゆっくり浸したのがオレンジリンデンバウムのクナイプを溶かしたお風呂。

まるで小学生の頃の夏休みのように時間の流れがのろくなって、一日がビヨ〜ンと延びていたっけ。あー楽しかったなあ…(しばし脳内リゾート状態)

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Yonda? CLUBのノベルティの腕時計がもう届いた。四ヶ月位かかると書いてあったのでのんびりかまえていたら、三週間くらいですぐに来た。

時計仕掛けのパンダは、色もシックでなかなか可愛い。これから梅雨が明けて暑くなって、それから秋になって涼しくなってセーターを着るようになったら、つけるんだ。
 
 
 













2004年06月09日(水) ディスイズジャパンアワー


ボコボコにしてやったぜ〜ぃ!(対インド戦)

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こうしてみると、ジーコ日本代表監督が最もうまくコントロールしたのは、中田英寿であったのかもしれない。つまり、中田のプレーではなくて、彼の言動という意味において。

実際、nakata.netTVにおける中田の日本代表批判は、ここまで言っちゃっていいの?、いくら何でも摩擦が生じるのでは?と、聞いているこちらが心配になるほど苛烈なものだった。

それが少なからず影響しての今回の大量得点、圧勝だとしたら、そしてこれがジーコ監督が中田に望んだリーダーシップの結果だとしたら、ジーコのタクラマカンぶりは端倪すべからざるものと言わねばなるまい。

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“ねばなるまい。”とかかたい言葉使っちゃって、あとが続かない。
ここは、久々のソックリさんで雰囲気をソフトにしてから終わりたい。
 
 
 ◎本日のそっくりさん: ピッチ解説の堀池巧氏 → 見栄晴
 
 
 
 


2004年06月08日(火) 美女と狼

きのう。

会社でゲッツ君に、クリムゾンリバーみたか、ごっつこわかったなぁ、と訊いてみた。すると「クリムゾンリバー2」を観るための事前学習用に録画だけしてあるという返事。

そこで「アンタ、あれコッワイでー!マジびびる。あたしなんか怖くて夜トイレに行かれなくなっちゃったんだから!」と警告してあげた。そしたらゲッツ君、まるでお日様みたいににっこにこしながらこう言ったんだ。
 
「またまたぁ〜!」
 
そして、すたすたと歩き去ったですよ。…やりきれない。本当にやりきない気分だ。
 
 
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きょう。
大分の叔母さんからの宅急便、不在でなかなか受け取れなかったのをやっと届けてもらう。

なんだろうとドキドキしながら開けてみたら、エレーヌ・グリモーというフランス人ピアニストのCDと、彼女の書いた本が入っていた。
CDは「クレド」、本は「野生のしらべ」というタイトル。

エレーヌ・グリモーはなかなかの美貌で、女優のジュリー・デルピーによく似ている。そして著作の表紙には、そのグリモーが大きな(顔だけでも彼女の二倍はある)オオカミに顔を舐めてもらっている写真が。

なんでもこのグリモーという人は、一匹の雌狼との偶然の出会いによって閉ざされていた自己を解放し、ピアニストとしても飛躍することができた、という人らしい。99年には「ニューヨーク・ウルフ・センター」という狼の保護施設も設立しているそうだ。

とても美しい人だけれど、グリモーからはどこか風変わりで非常にセンシティブな感じがビシビシと伝わってくる。こういうときにも私は、ちょっと怖いなという気持ちになって、少しばっかりびびってしまうのだ。
 
 
 
 


2004年06月06日(日) ふさぎの虫

鬱陶しい雨の中、テニスのクラスに出る。

なぜかこの頃、テニスをしても以前のようには気が晴れない。少し前まではテニスで体を動かすと、疲れた頭がまともになって、ふっ切れたような明るい気分になったものだったけれど。

でもまぁ、そんなことあんまり考えても仕方ないから、家へ帰って熱いお風呂に入ることにする。それから、足のマッサージも。こういうときは自分で自分の心を検分しすぎるのが一番悪いのだ。
 
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と、こんなに健気に耐えてるのに。なんなのだ、あの「クリムゾンリバー」って映画(日曜洋画劇場)は。滅茶苦茶怖いし、気持ち悪いし。墓まであばくなっての。犬の解体も不可。おかげで私、心臓まで真っ青よ。ブフゥ〜ン。
 
 
 
 


2004年06月03日(木) 浅野忠信イェー


もうご覧になりましたか。

トヨタistのコマーシャルムービー、浅野忠信主演の「青い傘」

ノコギリクワガタ、オオクワガタ、イェー

エンドロールの最後の最後まで要チェックですよ。イェー



(期間限定ですのでお早めに)




2004年05月29日(土) ザボンの砂糖漬け

土曜だけど出勤日。午前中会社へ出てモソモソと仕事を片付ける。気分は低調。

午後。昼食にインドカレーを食べてから横浜の父の家へ。気持ちは沈んでいるのに、何故か電車の外の景色が馬鹿にきれいに見えて、よろこんだらいいのかどうしたらいいのか、自分でもわからずにいた。

父にはお土産に文旦堂の「ザボンの砂糖漬け」を持って行った。九州出身の父は、ずっと昔、どこで買ったものかごくたまにこのお菓子を買って帰ることがあった。ひさびさのザボンを父は思いのほかよろこんでくれて、「ほぉ、」と感心したように呟くと、さっそくひとかけら口に含んだ。
  
 
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購入本。東京駅のキオスクブックガーデンで。

 「ピーコ伝」 ピーコ/糸井重里(文春文庫PLUS)
 「体は全部知っている」 吉本ばなな(文春文庫)
 「アバウト・ア・ボーイ」 ニック・ホーンビィ(新潮文庫)
 
  
 
 


2004年04月21日(水) パンダの腕時計

bk1から届いた本に追加。

 「ボタニカル・ライフ 植物生活」 いとうせいこう(新潮文庫)
 「ロマネコンティ・一九三五年」 開高健(文春文庫)

 
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ふと思いついて新潮文庫のカバーについているマークを集めてみたら、すでにかなりの枚数になっていたので、Yonda Pandaの腕時計をもらうことにしました。あれ可愛いですよね!楽しみ。(届くまで四ヶ月位かかるそうですが)
 
 
 




2004年04月20日(火) 疲れなくて楽しい本

bk1からまとまって届いた本。

 「よこしまくん」 大森裕子(偕成社)
 「よこしまくんとピンクちゃん」 大森裕子(偕成社)
 「カイマナヒラの家」 池澤夏樹(集英社文庫)
 「フランクロイドライトの帝国ホテル」 明石信道/村井修(建築資料研究社)
 「ウール100パーセント」 フジモトマサル(文化出版社)
 「ウール101パーセント」 フジモトマサル(文化出版社)
 「こうちゃん」 須賀敦子(河出書房新社)
 「長沢節」 内田静枝・編(河出書房新社)


こういう時期だけに、あまり疲れずに読める本、パラパラめくって楽しめる本ばかりだった。


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ちなみに、「よこしまくん」の大森裕子さんのサイトと、「ウール100パーセント」のフジモトマサルさんのサイトは、少し以前からリンクページに追加してある。

あと購入本とは関係ないが版画作家の片岡まみこさんのサイト、イラストレーター吉田奈美さんのサイトも楽しい。どのサイトも絵ばかりではなく文章も楽しいというのが共通点。(フジモトさんは、特に詩人です)

しかし片岡さんの版画なんかみてるとつくづく思ってしまう。ああー、どうして私は絵の才能に恵まれなかったんだろう!こんなふうに絵が描けたらなぁ、って。ああー。




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