Leonna's Anahori Journal
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2003年11月29日(土) |
横浜Fマリノス、完全優勝! |
昼過ぎまで仕事。そのあと横浜。
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横浜の父の家では、横浜Fマリノス×ジュビロ磐田の試合を後半から観る。テレビを点けた時点で1−1。裏で浦和とやっている鹿島も大勝ちはしてないようだったから、どうやら磐田はこのまま引き分けても優勝出来そう。
でもなあ。雨の中、最後のがんばりをみせて走り回る横浜の選手にくらべて、どうよ、磐田のいまひとつピリッとしない戦いぶりは。のらりくらりとドロー試合で優勝もっていかれたってさぁ、そんなのチマリス、納得できませんなぁ。
それで、最後の最後まであきらめずに、ひとり少ない横浜(GK榎本、レッドで退場)を応援したんだ。そうしたら。そうしたら、アナタ!ほんとにきちゃったわよ、ロスタイムに、久保の勝ち越しゴールが。ヤター、横浜優勝!(しかも前後期通しての完全優勝) で、ファーストステージの再現のごとく松田が大泣きしたわけです(笑)。榎本も、泣き崩れてましたが(アレはちょっと泣きすぎなのとちがうか)。
しかしね、裏でクイクイと頑張った(引っ張った)浦和もエライかったよ。あとオシム市原もね、終わってみれば2位ですから。最後まで諦めずに力を出し切ったひとたちがきちんとご褒美を頂いたということで。大変エガッタのではないでしょうか。
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帰ってからは、録画のマンU×ブラックバーンを。 ポール・スコールズがリハビリを終えて練習に入ると聞いて、とてもうれしかった。
それから今週はセリエのキエーボ×ミランがとーっても面白かった。シェフチェンコのドッピエッタとやたら張り切るガットゥーゾにワックワク〜(笑)。
さて明日のイタリアダービー、CLでアーセナルにボコボコにされたインテルは、堅調ユヴェントスを相手にどのような戦いっぷりをみせるのでありましょうか。 --
購入本。東京駅構内のキオスク、ブックガーデンにて。
「古都」 川端康成(新潮文庫) 「パニック・裸の王様」 開高健(新潮文庫) 「傭兵ピエール(上)」 佐藤賢一(集英社文庫)
きのう。
買いましたよ。気晴らしルージュを。 私の唇の色にとても近い、気に入ったくちべにがみつかったので。
それで、さっそく今朝そのくちべにをつけて出かけたわけです。 ところが会社に着いてロッカールームで鞄を開けたら、入ってないの、くちべにが。というより、お化粧ポーチが入ってなかった。ポーチごと家に忘れてきたらしい。
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ポール・ボウルズに『雨は降るがままにせよ』という小説がありますが。たとえていうなら『土砂は崩れるがままにせよ』という感じですか。朝イチから“終わったな”という、投げやりな気分に。 レリッビー、レリッビー、別に死ぬわけじゃないだろぅ〜
ティッシュで脂浮きを丁寧におさえてから、なぜかバッグの外ポケットに放り込んであったマスカラを眉毛と睫にスススッとリタッチ。目の回りを強調し、他から注意をそらす作戦できょう一日をしのいだのでありました。 教 訓 : やればできる。 -- さて、今週末はイタリアダービーですが。 とりあえず明日も出社、仕事ということで(ボカ〜ン!)
あああ、くたびれちゃったな、もぅ。 会社行って帰って寝る。この繰り返しだー
そうだ、あしたのかえり、くちべに買おう。 それで、あさっての朝から新しいくちべにつけて会社行こう。
簡単で速く効く、かな? 気晴らしルージュ。
2003年11月22日(土) |
吉田秀彦とダーヴィッツ |
コクーンに録っておいたのが観られなくなってしまったので、オットが会社の同僚からこのあいだのPRIDE GPのビデオを借りてきた。
今頃こんなこと言う私って、おっくれてるーと知りつつ書くと、 …いやぁ、吉田秀彦カッコイイ。キミはあのヴァンダレイ・シウバの顔を見たかね?かつてシウバがあんな表情をみせたことがあっただろうか。
吉田、強い。秀彦、最高。(惚れました) -- もひとつ。サッカーの欧州選手権(ユーロ2004)のプレーオフ、オランダ×スコットランドも観た。こちらはスカパーの再放送。これがまたすごかった。
何がすごいって、オランダ代表の面子。豪華絢爛。こんなチームが出られなかったこの前のW杯って一体何だったんだろうかと考え込んでしまったくらい。
一時期干されていると言われていたニステルローイもちゃんと出場して、ハットトリック決めてたし(イエェェーーーイ!)
それから、ダーヴィッツ。コンディションを上げてきていて、動きが驚くくらい良くなっていた。一頃の、あの輝きが戻ってきた感じ。シミュレーションひとつとっても、派手、派手! で、前方へ吹っ飛びながらグルンと高速でんぐりがえしをキメたところへ、バシッとイエローカード出されてましたが(笑)。
結局6−0でオランダが快勝。無事ユーロ出場へと駒を進めましたとさ。えがったね!
-- こうしてコクーンなしでもなんとか観たい番組を観られるんだと思うと、何やら少し複雑な気持ちだけれど。 新しいコクーンは明日届くそうです。
二日酔いと書いて「ふつかよい」と読む。 では、宿酔いと書いて何と読むか。これも「ふつかよい」と読むのだ。
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十代の頃、初めて「宿酔い」と書かれた文章を読んで、てっきり余所の家に泊まった翌朝の、一瞬どこにいるのか分からない感じが「宿酔い=やどよい」だと思いこんでしまった。
なぜなら、私が読んだのは中原中也の恋愛について書かれた文章で、彼と親友の小林秀雄と長谷川泰子(この三人の三角関係は有名)が、ひとつ部屋で並んで寝ているところだったから。
中原中也が友人の部屋で目を覚ますと、雨戸に開いた小さな節穴から朝の光がさしこんでいてその中を細かいほこりが舞っている、という場面。“宿酔いの朦朧とした頭のまま、中也はそのほこりを眺めていた”とかなんとか、そんな文章を読んだ私は、あー、よそんちに泊まると確かにそういうことってあるよねと勝手に思いこんでしまったのだ。(だってまだ高校生だったんだもん)
その後も数年間は「宿酔い=やどよい」だと思いこんでいた。 宿酔い=二日酔いだと知ったのは、たしか内田百鬼園を読んでいてだったと思うのだが、詳しいことは忘れてしまった。ただ、宿酔いが宿(自宅以外の場所に泊まること)と一切関係ないと知り、大変ショックだったことだけは覚えている。
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さて。なぜ、こんなことを書いたのかといえば。それは、今日私が久々の二日酔いに呻吟していたからだ。昨晩、樽酒のボージョレー・ヌーボーを飲みに行かないかと誘われて、つい飲み過ぎてしまった。
確かにデ・ブッフの上物で、旨いワインではあったのだ。安い瓶のデ・ブッフとはまるで違っていた。それを飲みながら、隣にいたブラジル人の夫婦と、怪しげな英語でサッカーの話をした。
ブラジルのサッカーはどこの国のサッカーとも違って、特別な楽しさがありますね。イエ〜イ。なんだろうあの楽しさは。リズムかな。オーイエ、オーイエー。ところでベッカムのことはどう思う。彼は堕落しました。足ではなくて顔で儲けてる。イエ〜イ、イエ〜イ! ……
そうして気が付くと、私は彼と彼女に向かってファン・ロマン・リケルメの話なんかしていたのだ。アイタタタァ。リケルメはブラジルの宿敵アルゼンチンの選手じゃないか。人選、完全に間違ってる。(この時点でもうアカンと知るべきだった)
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そして実感する、言葉の真の意味。「宿酔い」とは「やどりよい」、つまり、酔いが体内に宿るということを言った言葉だろう。いまの私にはそのことが痛いくらいによくわかるのだ(ううううう…)
しかしなぁ。ウィスキーやウォッカならまだしも、ワインの新酒で二日酔いとは情けない。こんなことなら、もうお酒はやめた方がよいのではないか。 (ううう、決めました。私、断酒します)
2003年11月18日(火) |
ミステリアスなあたしの脳味噌 |
いま、馬場啓一という人の書いた『白洲次郎の生き方』という本を読んでいるのだけれど、そのなかに“好きなクルマに乗ること”という章がある。
白洲次郎という人はまだ国産の自動車というものがなかった時代、実に旧制中学の生徒だった十七才のときからアメリカ製のクルマを乗り回していたというカーキチなのだが、その彼がイギリスのケンブリッジへ留学してロビン・ビングという知己を得る。
生涯の友となったこのロビン・ビングという男は七世ストラトフォード伯爵といって貴族の息子なのだが、白洲が彼を伴って自分のベントレーでヨーロッパ中を旅して回った、という部分を読んで、あるレーサーのことがムズムズと私の記憶の底の方でうごめいた。
彼は80年代の中盤からF1や耐久レースに出場したレーサーで、たしかスコットランド貴族の息子だった。“自宅”はでっかいお城で、その中に作ったトレーニングルームで顔をまっ赤にしてバーベルを持ち上げている映像をみたことがある。あと家の紋章や、キルトをはいた姿なども。
誰だっけ、ル・マンにもよく出てたんだけど。どうしても名前が出てこない。えーと、えーと、と考え続けること半日。喉元まで出かかっているんだけど、どうしても出てこなかったその名前が、なぜか会社からの帰宅途中、マンション入り口の坂まで来たときにポロリとこぼれ出た。
ジョニー・ダンフリース、だった。 最近、人の名前が思い出せない事が多い。そういうとき、私は絶対にあきらめないで執念深くきっかけを探す。思い出せないままというのは、どうにも気持ちがわるい。それに自前の脳味噌は、フリーズしたからって取り替えること能わず、なのだ。
そうすると大抵はその日のうちに思い出すことができるのだが、そういうときは自信を喪失せずにすんだ安堵感からか、人間の脳味噌ってミステリアスだなーなどと毎回馬鹿な感心をしてしまう。
ソニーに電話してみました。
フリーズ時の様子や、その後勝手に電源が落ちるようになったことなどを詳しく説明したところ、結局新しい商品と交換ということになった。
ところが現在コクーンのCSV−EX9は在庫切れで、いつ新しいものと交換できるかすぐにはワカリマセンと言われてしまった。むむむむむー
とにかく早くしてくれや、使ってたのが壊れちゃってこちとら不便してるんだからとゆうてみたところ「ではお調べして明日もう一度お電話いたします」だって。明日わかるなら最初から明日といわんかいコラァ。
しかしそうなると、やっぱりHDに入ってる未見の番組とはサヨナラってことになるのね。あああ、返せ戻せ、あたしのフェデラー×アガシ。(むなしいなぁ)
フリーズしたんですよ。動かなくなっちゃったの、コクーンが。 ネットでいろいろ調べてみると、どうやら初期不良じゃないかと思われる症状なのですが。
録画してあって、まだ観ていない番組がたくさんあるのに。 マスターズカップの決勝だってまだ観てないのに(どうやらフェデラーが優勝したらしい)。
うーん、うーん、マイッタナー。
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うちの中でこういうやっかいな出来事がおこると、たいていの場合、平静を保とうとするのが私。口癖は「別に死ぬわけじゃないでしょ」。逆に機嫌が悪くなるのがオットで、どうしても感情を押さえきれない。
ところがそのオットがなぜか今日は、力なく笑いながら「明日ソニーに電話してみよう」なんて、いつもと比べたら大人気ある態度。その物わかりよさそうな口ぶりに何故かムラムラ〜っと腹が立った私。
いやぁ、立場が変わって初めてわかったけれど、怒るべきときに怒らないで物わかり良さそうに振る舞うヤツを間近にみると、腹立つねぇ。 なにが「別に死ぬわけじゃない」だ。とんでもないぞ!
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といわけで、今度から何かおきたときには、オットに先んじて感情を爆発させてやろうと決めた私なのです。(今まですごく損してきたような気がする)
嗚呼、それにしてもコクーンだよ。どうしてくれるんだ、未見のMUTV、マンハッタンラブストーリー、マスターズカップに、プレミアリーグ。
マイッタ。ほんとうに、マイッタぞ。(ウガ〜!)
スカパーでテニスマスターズカップ(男子)の準決勝を観る。
雨で試合のスタートが延びている間、それまでの勝ち上がり(ラウンドロビンと呼ばれる予選)の映像を流していた。これがなかなかの見応えで、準決勝みるまえからすでにおなか一杯という状態に。 今年のラウンドロビンは以下のような組み合わせと結果だった。(名前後ろの数字は勝敗数)
赤 組
○A・ロディック 2−1 G・コリア 1−2 ○R・シュトラー 2−1 C・モヤ 1−2 青 組
J・C・フェレーロ 0−3 ○R・フェデラー 3−0 ○A・アガシ 2−1 D・ナルバンディアン 1−2 --
この結果、準決勝の第一試合はシュトラー対アガシ、第二試合はロディック対フェデラーに。
フェレーロ、モヤのスペイン勢の不調が寂しいけれど、そこはデ杯での奮起を祈る、ということで。
若いコリアが尊敬する先輩のモヤを敗った瞬間に見せた「神様!」という表情が印象的だった。
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さて、準決勝の結果は予想どおり“現役最後のピーク”を迎えているアガシと、天才肌のフェデラーが勝って決勝へ。
アガシの経験値か、フェデラーの非凡なボールタッチか。個人的にはフェデラーだと思うんだけど。(アガシは本当に大好きな選手なんだけれど、ここで優勝してはイケナイ、それでは嘘になると思うのよ)
しかし、一年分のテニスを一日で観たような気がするわー。試合内容の素晴らしさもさることながら、なにせ“王子さまがいっぱい”だったからね!
ごめん。謝るよ。ヨシヨシも返すから…
もうちょっと待っててね。読穴更新。
仕事煮詰まって、鍋の底焦げ臭いかんじなんだな。困るよねーこういうのねー(少しなげやりになってる)
-- ひとつだけ。開高健を読むならば、先に『輝ける闇』、そのあと『夏の闇』。この順番がベターです。
じゃないと、開高と邂逅かなわず、になる可能性が大きいです。
あともうひとつ。チャンドラーね。 チャンドラーは『プレイバック』先に読んだらあかんよ、『長いお別れ』を先に読まな。この場合、順番を間違えると読書人生において取り返しのつかない失敗を犯すことになるからね。
それからもうひとつ。絶対に逆は駄目なのが…、あっ、忘れてた。あした仕事だった。ううーん、残念だけど今日はこのへんで…。
(いま逆やったら駄目なのは早寝早起きだった)
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