Leonna's Anahori Journal
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またしてもテニス。今度は会社のテニス部。終業後、7時から2時間、みっちりと打ち合う。
しかし大人も、大人の部AからBと段階を経て、C、Dあたりになってくると、健気(けなげ)だよね。逆にね。
今回集まった五人は全員四十代だったのだけど、普段あまり運動する機会も時間もないものだから、こういうことがあると万障繰り合わせてでも参加しようとする。
なかでも一番にコートに駆けつけたクワガタ氏はすごい。感激のあまり無人のコートの周りを二周も走っちゃいました(本人談)だって。よくわからないけど、とにかくスゴイよ(笑)
その点、若いもんは無精でいけないね。テニスだの運動なんぞはいつでもできる。それに、世の中にはもっと新しくて面白いものがたくさんあるもんね、と言わんばかりの振る舞いだ。そんなことだと後になって泣くぞ。エエッもうきた?てな感じで、腰痛出るぞ(涙ながらに経験者は語る)。
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帰って、即風呂、寝る。 あしたは今日の分まで仕事せんとな。
コクーン買っても、録ったサッカー観るひま、まるでなし。
きのう。
テニスのレッスンのあと、同じクラスの人たちとさらに2時間、市営コートでテニスに興じる。秘密特訓なり(笑)
しかし、重くたれこめた灰色の空、冷たい風、ときおり振ってくる霧雨。屋外のクレーコートでテニスをするのに、これ以上ビミョウな天候があるだろうか。
そのうえ最後の方は日が暮れかかって、ボール見えないし。とどめに、腰痛出たよ、腰痛。せっかく新しいウォームアップスーツ着て行ったのにー。これじゃあ何にもならなーい。
でも、まあいいか、楽しかったから。仕事が煮詰まってきてるので、こういうことでもして頭を正常に戻してやらないと、なんかどんどん曲がっていってしまいそう…
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帰宅後、オットと一緒に投票所へ。そのままラーメン屋さんに入って食事をして帰った。
2003年11月07日(金) |
こんどこそフィリベール |
またしてもニコラ・フィリベール監督の映画が公開になる。
タイトルは『パリ・ルーブル美術館の秘密』。1990年の制作だがとても評価の高い作品で、多くの賞を受けているそうだ。
『ぼくの好きな先生』を見逃して涙にむせんだ私としては、こんどこそなんとしてもみにいくぞーと、こぶしをかたく握りしめながら誓いを新たにしているところ。
きのう。 オットが注文したコクーン(チャンネルサーバ)が届いた。
日曜日に秋葉原で、半ば半眼になりながらも、サバサバ、チャッチャッとiBOOKを購入する妻の姿を目の当たりにして何かを悟ったのか(あるいは単に刺激を受けたのか)、オットは一昨日になって突然決心した顔になり、あっと言う間もなくコクーンを発注してしまった。
しかし驚いたのは、注文を受けた電器屋さんのリキの入り方。横浜市中区にあるソニー取扱店なのだが、ネットで調べて見積もり依頼したところ、すぐにメールで回答が。そこには、お届けは明日、送料と代引き手数料はいただきませんと書かれていた。
出たばかりの商品なのに値引きした上、翌日届け。しかも送料も取らないって。いいのかなあ、うち千葉県よ、送料ほんとに要らないのかしら、などと最初は半信半疑だったのだが、しっかりしたところのようだったので結局注文。
(確かにネットで商売するのなら、他店に対する絶対的なアドバンテージがないと、参入する意味がなくなっちゃうのだろうけど)
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そのコクーンの配線にオットが苦しんでいる。 テレビとスカパーのチューナーと、ビデオデッキを繋がなければならないのだ。それから、インターネット接続も。
昨夜、破いたノートに図を描きながら(じゃないと訳がわからなくなる)一応つないでみてくれたので、録画設定のキーワードに“サッカー”と入れてみた。すると…
スカパーのサッカー番組をぜーんぶ拾うのだから、しょっちゅう録画ランプが点いたり消えたり、忙しいったらありゃしない(笑)。愚直なまでに働き続けるコクーン。これはもう少し番組を絞り込まなくちゃ、電気代のムダ遣いだわい。
そんなことを思いつつ、録画した番組を再生してみると、あれれー何にも映ってないー。調べてもらった結果、端子の指定がされていなかったためとわかったのだけれど、オットはそうとう参っていた様子。
私としても、意に反して身の回りがややこしくなってきたかな、という感じではある。でも、セリエとプレミアの試合を見逃さないためだもん。コクーン、使い方を覚えて、大切に使うわ。
凄い試合だったですね、ナビスコ杯決勝戦。
エメルソンと坪井が味方同士で接触。流血、退場したときには、万事休す、またしても“準”の字に泣くのかと思いましたが。 あにはからんや、ピッチをあとにしたのは鹿島のエウレル(負傷退場)と小笠原(警告累積)。
最後の最後までスピードを保ったまま攻め続けた浦和が、ついに念願の初タイトル、ナビスコ杯を手にしたのでありました。エガッタネ〜!
(しかし、勝利の直後にオフト監督は辞任を発表。ずっとチームのフロントとソリが合わなかったらしい。ここは一言、監督に詫びを入れた方がいいんじゃないだろうか、球団代表は) -- 夜。
TVのクイズ番組で大がかりなIQテスト。オットは参加すると言って紙と鉛筆を用意している。なんとなく成り行きで、私もつきあうことに。 ササッと鉛筆を走らせて回答を書き込むオットの隣でカンニングの誘惑に駆られながら悶え苦しむチマリスだった。うううう…
冗談はともかく、採点後の実感としては、テレビ番組として破綻しないように問題の傾向や難易度にかなり気を遣って設問したのではないかという気が、かなり強く、しました。
とにもかくにも、深刻な問題(異常にIQが高いとか、またはその逆だとか)にブチ当たらなくてよかったー。古舘伊知郎の甘言にのったがために、こんなところで人生と真剣に向き合うはめに陥ったりした日には、チマリス、悔やんでも悔やみきれないもんね。
◎今日の捨てぜりふ: 人間どもに一泡吹かせてやるつもりだったのに、ちょっとばかし点数が足りなかったぜ!(by オスチマリス)
先週テニスのコーチ(芸風が林家の方のコーチ)がレッスンを休んだ。 F橋市の大会で勝ち進んで、決勝に出場することになったのだという。
ほおお、それじゃぜひ頑張ってほしいなと思っていたら…なんと本当に優勝してしまったのだそうだ。つまり林家コーチは“F橋市一テニスのうまい男”になったわけです。おおー
また一人(ローカルな)テニスの王子様が。F橋の王子様。
-- 今日はテニスのあとトウチャンと一緒に秋葉原へ出かけまして、念願のiBOOK G4を買ってきました。
これといってどうしても欲しいもののない私だけれど、異音のし始めたiMACには心を痛めていたので、これでやっとホッとしました。
しかし、マックのキータッチというのは独特というか、叩きやすいですね。きっと私、これからもずっとマック派です(上機嫌)。
2003年10月31日(金) |
マンハッタンラブストーリー |
やっと観ましたよ。マンハッタンラブストーリー。 いやあ、ふつうに面白かった。というより、けっこう面白いではないか!
-- 特に今回は松尾スズキが良かった。あの優柔不断さとか、異様なリアリティで(笑)。けっこうああいうタイプだったりしますよね、平気で二股、三つ股いっちゃう男性って。こういうのを“大人の真実”って言うんだと思の(ハハハハ)。 いいじゃないか、松尾スズキ。役所広司の一強時代にもこれで終止符が?
それと及川光博。ミッチーが踊ってるところ、久しぶりにみたわー。 そうそうそう、こんなんだったわよねーと、なぜかチマリス大感激。それにしても相変わらず摩擦係数の小さいキャラ(笑)(逆にマスターは摩擦係数大きすぎ)
-- きっと最終話までにあと二、三回は観ることになるんじゃないでしょうか。
会社で。
わりと急に異動が決まった。配転。距離的には大きな移動ではないのだけれど(同じフロア)、仕事の内容はかなり変わる。ま、かまわんけどね。いいですよ、行けと言われりゃいきやしょう。
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それで、わりと急に、新部署の上司と前任者と三人で飲みに行くことになった。居酒屋だというからそのつもりでいたら、けっこう小洒落た居酒屋があるのですねえ、最近は。
店構えもなかなかシックで高級感あるし、お料理もマトモだし。そのうえコージーで居心地もいいし。突き出しに出てきた皮付きの里芋なんか、味も器も上品で、ずいぶんと気が利いてた。
-- 前任者のエリコさんに倣ってカンパリソーダはレモン抜きにしてみたのだけど、うん、美味い。断然、カンパリはレモン入れない方が美味いですよ。カンパリと、コラーゲンたっぷりのナンコツでハッピーハッピー。
とはいうものの、帰宅すると同時にオットから、うわータバコ臭いという非難が。照明を落としてあるので目にはさやかに見えねども、けっこう煙が充満していたのですね。
速攻でお風呂に入って髪を洗った。あああ気絶しそうに眠いわー。新しい仕事のことはあとで考えることにしてとにかく就寝。
夜。
帰宅したらポストにかたくて大きな封筒が入っていた。bk1からのメール便だ。何か頼んだっけと思いながら開けたら『気ままに フロム ヨーロッパ』(木立玲子著)という本が出てきた。
あ、そうか。木立さんの本か。頼んだ頼んだ。ほんの二、三日前に注文したばかりなのにもう忘れてた。やっぱり購入本や頂き物等、新しく本を手に入れたときには、備忘録としてそのつどジャーナルに書いておかないとダメだ。
実はこの間も同じ本をダブって購入しそうになったばかりなのだ。開高健の『輝ける闇』を読み終えたとき、危うく駅前の書店へ『夏の闇』を買いに行きそうになった。『夏の闇』ならこの前、銀座でクルミ嬢と会ったときに、有楽町の三省堂で買ってきてあったのに…(自分で自分が信じられない)
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『気ままに フロム ヨーロッパ』の著者、木立玲子さんの書いたものは、以前よく夕刊の文化欄で読んでいた。たしか「欧州通信」というタイトルの連載も持っていらしたし、単発のコンサート記事なども書かれていたように思う。
たとえば、映画『ラ・パロマ』に主演した伝説的歌手イングリット・カーフェンについては木立さんの記事で初めて知った。カーフェンはドイツ人でディートリッヒの再来といわれた人だが、アウシュビッツを阻止できなかったドイツ文化に絶望し、その絶望から這い上がるためにパリに移住したのだという。
そのカーフェンが一昨年の二月、シャンゼリゼ通りのロンポワン劇場の舞台に立った。実に22年ぶりの舞台。開場1時間前に会場に着いてみると、地下のバーは立錐の余地もないほどの混みようで、その中には仏学士院会員に選ばれたばかりのジャンヌ・モローや、歌手のムスタキ、作家のフィリップ・ソレルスなどそうそうたる面々が集っていたそうだ。
「それらの人々が皆、ファンとして会場に足を運んだことは表情からも読みとれた」と書く木立さんの記事を、何かまぶしいものを見るような思いでドキドキしながら読んだことを思い出す。
-- 木立さんのことを、いわゆる“ライター”としか認識していなかった私なのだが、今回初めて彼女がフランス国営国際ラジオ局で日本向けのヨーロッパ情報番組の制作を担当していたのだと知った。なるほど、通りで切り口がジャーナリスティックだし、特に音楽には詳しい訳だ。
ちなみに、この木立さんの新刊のことは、先日のファンホ・ドミンゲスのコンサート会場で知った。出版元のラティーナという会社は、コンサートの主催者(ドミンゲスの招聘元)でもあったのだ。
ヨーロッパの音楽は商業主義とは別のところで混血が進んでいるところが面白い。いわゆる“ワールド・ミュージック”に、意図せずしてなってしまう、というところが。おそらくこの新刊も昨今の国際情勢を背景とした(せざるを得ない)欧州のミュージックシーンについて多くのことを教えてくれるのだと思う。楽しみだ。
(でもいまはまだ開高健だ。まったりとした『夏の闇』の真っ最中だ)
午前はいつも通りテニスのレッスン。 午後はオットの実家へ。例によって頂き物大会。枝豆と里芋をどっさり貰って帰る。
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夜。TVで男子テニスのマスターズシリーズ、スペイン大会の決勝戦を観る。ファンカルロ・フェレーロ×ニコラス・マスーはフェレーロのストレート勝ちだった。
勝ったフェレーロは地元スペインの選手。それだけに拍手や歓声も盛大で、扱いもスター並という印象。彼は普段は比較的無表情なタイプの選手だが、それだけに勝った瞬間の歓喜に満ちた表情はひときわ輝いて見えた。
もともとグッドルッキングな選手ではあるのだ。それが、普段は見せないとっておきの笑顔を見せたのだからその瞬間はまるで花が咲いたよう。まさに“テニスの王子様”さながら。(マンガは読んだことないのですが)
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男子プロテニス界には“王子様”が多い。サッカーのような団体競技ではないので試合ともなれば数時間のあいだ王子様は出ずっぱり、視界を独占だ。ええね、ホントにええねー(笑)
これら王子様の名前を具体的にあげるならば… ちょっとまえならパトリック・ラフター、現在ならばレイトン・ヒューイット。このあたりが王道だろうか。個人的には王道からは少し逸れたところで、エクアドルのニコラス・ラペンティなんか好みなのだが(テニスそのものは少ーし退屈だけど)。
また、同じラテン系だったらブラジルのグスタボ・クエルテンの笑顔は最高にゴージャスだ。彼はいつも笑っているみたいにみえるし、プレーも個性的。フランスの伊達男、セバスチャン・グロージャンもなかなか悪くない。 そして若手の筆頭ならアンディ・ロディック…、とまあ書けば書くほど機嫌が良くなってくる私なのだ。うふふ〜 結 論: テニスは観てもやっても楽しいスポーツ
(それでもやっぱり一番好きなプレーヤーはアンドレ・アガシなのだけど。“テニスのオジサマ”もまたよし、なのです)
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