Leonna's Anahori Journal
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2003年02月16日(日) 一周忌終わる。

雨。激寒。横浜のお寺で母の一周忌の法要。
久しぶりに会ったいとこ(三十代、男、塾の先生)と、ビールを飲みながら子供の頃の思い出話に花が咲いた。

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マツダ・チャンピオンズカップ、鹿島アントラーズ×大連実徳は3−1でアントラーズが快勝。
1点目、秋田モモコがヘッドで先制。2点目はヤナギの打つと見せかけてのパスから小笠原が強烈なシュート。いいぞ、つなぎ沢。本領発揮。
この試合、前半修了までしか観られなかったが、あとで調べたら後半8分にフェルナンドが挨拶代わりのFKを決めて鹿島が勝っていた。

  
  


2003年02月14日(金) ラウール・ラウール・グティ

12日に行われたサッカーの国際親善試合の結果から。

イングランドが1−3でオーストラリアに負けちゃったそうだ。
フランスもチェコに0−2で負け。(さてはネドヴェドにやられたかな)
オランダは1−0でアルゼンチンに勝った。
イタリアはポルトガルに1−0で勝利。決めたのはコラーディでアシストはミッコリだそうな。

ハッとしたのはモロッコ×セネガル。1−0でモロッコの勝ち。緒戦に勝った瞬間はどんな顔してたんだろう、新任の監督さん(ムッシュ・トルシエ、先頃モロッコ代表監督に就任)。

しかし、なんといってもうっとりさせてくれるのは、スペイン×ドイツの試合結果。3−1でスペインが勝ったうえに、得点者がラウール・ラウール・グティ、だっていうんだから。字面だけで、もうウットリ(笑)
    


 


2003年02月13日(木) セリエA第20節

今節はインテルとユヴェントスが勝ってミランは負けた。その結果ポイントスタンディングではインテルが単独首位。ユーヴェとミランは同点で2位となった。

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まず、インテル。連勝して勢いにのるレッジーナを叩きのめして3−0で勝利。結果は無失点で圧勝だが、試合はけっこう荒れて、ヴィエリとエムレがケガで退場(途中交替)した。
…心配だなエムレ。だって“倒され役”の彼なしにインテルはここまで来られなかったし、これからも彼なしでいままでのように勝ち続けるのは難しいと思うから。
それと。ヴィエリが倒され負傷させられたことに、つい熱くなってしまったバティストゥータ。レッジーナDFフランチェスキーニに意図的に肘打ちを喰らわせたとして二試合の出場停止を言い渡されてしまった。バティ、つい、ローマ時代の気分で…?(←シャレだよシャレ)

ユヴェントスはエンポリに1−0。格下相手とはいえ、さすがに手堅い。

問題はペルージャに1−0で負けたミラン。うーん、たしかにピッポはいまいちだったけれど…。それにしても見事だったペルージャ、ミッコリのシュート(決勝打)。シェフチェンコのお株を奪われたって感じだった。

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首位争い以外の試合も少し。

コモ×パルマは結局2−2の引き分け。パルマGKのフレイ、PK2本止めたところまでは良かったんだけどなぁ。

ラツィオ×トリノも1−1、ドロー。シメサバ、じゃなかった、シメオネが二試合連続で得点するも、勝てないラツィオ。

モデナ×ローマも1−1で、ドロー3連チャン。でもこの試合はオンエア無かったんだよね。ブヒブヒ。

  
   


2003年02月12日(水) 豆乳療法

ドイツのハンブルガーへ移籍した高原フーマンチューが初ゴールをきめた。
それもオリバー・カーンの記録のかかったゴールを破って得点したというので話題になっている。

出たな、怪人。謎の東洋人パワーがドイツの地で炸裂か?
 
 
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この春の花粉症対策。

 甜茶。五分間くらい煮出して飲む。朝は時間がないので毎晩夕食後。

 アーモンド。マグネシウムとビタミンEが豊富で肌にも良い。一年ほど前から毎日少しずつ食べている。

 豆乳。自家製豆腐が作れる高濃度無調整豆乳。もともと豆腐用についてくるにがり(マグネシウム)が目的で買ったのだが、飲んでみたらとても美味しかった。しかも1本(500ml)にマグネシウムが183ミリグラムも含まれている。これはパンビタン3錠分のマグネシウムよりはるかに多い。さらにレシチン、サポニン、イソフラボンもたっぷりで身体によさそう。ただし一本、250円近くして少々お高いのが唯一の難点。

とまあ、こんな感じであれこれ試してみている。そのお陰かどうか、いまのところ私はまったく花粉アレルギーの症状なし。
でもこれ、単にまだ花粉の量が少ないだけで、本格的に飛び出したら即、グシュウグシュのかゆかゆになっちゃったりして(笑)。そういう“ぬかよろこび”だけは勘弁してもらいものです。


  
  


2003年02月11日(火) 季節はめぐる

2月も中旬に入って、けっこう春めいてきた。なのに、晴れて良い天気の日ほど気分が沈みがちになるのは一周忌が近いからだろう。母の亡くなった日も葬儀の日もよく晴れた、あたたかい日だった。

半年、一年と時間が経つにつれて悲しみは薄れていくものだと思っていたのに、春の陽気で“一年前のこと”を生々しく思い出すなんて思ってもみなかった。迂闊だった。

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きょう。

傘を持ってひとりで母のお墓参り。今年になってからまだお墓に参っていなかったので、降っても今日出かけようと決めていたのだ。

お掃除をしてフリージアとマーがッレとを花立てに挿す。いつものことだけれど、お墓に水をかけてお掃除をしていると、胸の中がスッキリとして元気が出てくる。お湯呑みに缶のミルクコーヒーを注いで供えたとき、「あらぁミルクコーヒー!ひさしぶりやぜぇ」という母の富山訛がどこからか聞こえてきた。

次の日曜日、お寺で一周忌をするけど、降っても晴れてももう静かな気持ちでいられるような気がする。




2003年02月10日(月) 猫だましい

先週、本好きの友人のHPを閲覧していて、ギャビン・ライアルが亡くなったことを知った。

私も大好きだった、ライアルの『深夜プラス1』。冒頭のシーンはパリ、黄昏時のカフェ、ドゥ・マゴ。最高に“小股の切れ上がった”、洒落た、そして手応えのあるミステリだった。

それで、そういや今は亡きコメディアンの内藤陳さんのやっていた酒場の名前が『深夜プラス1』だったな、なんてことを考えながら、ヨシそれでは追悼ギャビン・ライアルということで何かライアルの未読本でも買って読むか、と、仕事帰りに書店へ寄ったが、あいにく『本番台本』も『拳銃を持つヴィーナス』も『死者を鞭打て』も置いていなかった。残念。
で、手ぶらで帰るのもさびしいので、そこいらを物色して文庫本を3冊購入。

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1. カート・ヴォネガット『タイムクェィク』。あ、もう文庫本になってら、などと思いつつ。

2. パウロ・コエーリョ『アルケミスト』。これってもしかして、カスタネダの『イクストランへの旅』みたいなんじゃないのか?などと思いつつ。

3. 河合隼雄『猫だましい』。おっ、感想マンガ by 大島弓子が付いてるじゃないか、と思いつつ。

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『猫だましい』はユーミンの感想マンガもさることながら、最終章にコレットの『牝猫』を取り上げているところが素晴らしい。

この作品を取り上げるにあたり河合隼雄は、“コレットは二十世紀フランス文壇の女王と呼ばれた人で、そのような大家の描く猫の姿はさすがに興味深く、猫を素材とした文学のなかでも名作中の名作と言ってよい。本書の掉尾を飾るにふさわしいものである”と章のはじめで述べている。

うんうん、さすがにこのオジサンはわかっていると大いに気をよくした私。あとは私自身が件の『牝猫』を入手して読むだけか。(未読なんです)
   
   


2003年02月09日(日) 極楽犬

あたたかい。
テニスは、半袖シャツでなければ暑いくらいだった。

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テニスの帰り道、飼い主と一緒の散歩の途中で、土手の草むらに首をつっこんだまま微動だにしない犬がいた。うす茶色の中型犬だけれど、首から先が見えないので犬種は何かわからない。

それにしても熱心に、一体何の匂いを嗅いでいるのだろう。
土塊にこもった春のにおい。芽吹いたばかりのヨモギの新芽のにおい。
それとも、よその犬の残していったおしっこのニオイだろうか。

いずれにしても今、あの犬はヘヴンを体験しているのだ。きっと頭の中は人間には決して観ることの出来ない極楽の曼陀羅絵になっているのだろう。犬の嗅覚は人間の嗅覚の数万倍(数十万倍だったっけ?)なんてことを思い出しながら、クラクラするような思いで、離れた場所から極楽犬を眺めていた。

(しかし、ちっともせかしたり引っぱったりしないで、じっと犬のしたようにさせていたあの飼い主はエライな)
 
 



2003年02月08日(土) ディー・サイン

東京に、ハンス・J・ウェグナーの椅子ばかりぎょうさん集まっている場所のあることがわかった。場所は渋谷区西原。

ディー・サインというその店はデンマークのカールハンセン&サン社の日本法人で、約60年前の木造の倉庫をそのまま生かした店内にはウェグナーのデザインした椅子がズラリと並んでいるという(生唾ゴックン)。

京王新線の幡ヶ谷駅から歩いて行かれるそうだ。よぉく体調を整えて、こんど出かけてみよう(落ち着いて、落ち着いて)。


  
  


2003年02月05日(水) オセールは雪

ロベール・ピレス、まじカッコエェ〜!
アーセナル×フルハムでがつーんと2得点。それにしてもピレス様、駿足。顔だけ見たらそんなふうに見えないんですけどねえ。
特に2点目のゴールシーン、あの矢のような足の速さは一体何なの?ケガの手術前より速くなってるんじゃない?もしかしてあの手術に何か秘密が?(あるわけないだろう)

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夜。スカパーつけたら、一面の銀世界の中でサッカーしている人たちがいた。フランス、デビジョン1のオセール×ソショーの試合。
イタリアでも冬場、北の方の試合でゴール裏に解けずに凍った雪があったりするけれど、一面の銀世界というのは初めてみた。
加えて、降ってくる雪がキラキラキラキラ、ナイター照明に反射してほとんど非現実的な美しさ。

一瞬ジブリル・シセ(オセールFW)の髪と髭にも雪が積もっているのかと思ったけれど、あれは、もとから。
シセの風貌は年寄りなのか若者なのかもわからない、敢えて言うなら超人、みたいになってましたが(笑)。それも含めて、なんともファンタジックなフランスのサッカー風景でした。
 
   
    


2003年02月04日(火) セリエA第19節

ロマー!連敗脱出!(笑)

ローマ×ボローニャ、3−1でローマの勝ち。久しぶりに見ましたなぁ、カペッロさんの両手突き上げて思う存分わめき散らすさまを。この監督さんはチームの調子の良いとき(ないしは勝っているとき)の方がうるさく発破をかけるのです。負けると静かになる。それで、最悪の状態のときには、腕組みして薄ら笑いを浮かべておりますが、こういうときは試合終了後がコワイのだそうな(笑)。

ローマの得点者はモンテッラ、デルヴェッキオ、カッサーノ。カッサーノがあまりにも簡単にゴールを決めてしまったのが、カペッロさんとしてみればちょいと頭の痛いところではありますが、とにかく今年はじめての勝ち点3。ここはひとつ盛大にロマー!(歓喜の雄叫び)ということで。

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ロマー!以外の試合結果も。

ピアチェンツァ×ブレシア、1−4でブレシア快勝。老いたりとはいえさすがバッジォ。1ゴール1アシストで、その非凡な才能を見せつけてくれました。

ミラン×モデナ、2−1でミラン。モデナ善戦するも結局ミラン。しかし勝敗に関係無くきらびやかなミラン。交代で出てきた選手がリヴァウド、トマソン、ピルロだよ。替えても替えても、選手でるでる。

パルマ×ウディネーゼは3−2でパルマ。ナカータ待望の今季3得点目。しかしあのムトゥのラストパス、ほんと、よく出してくれたなぁ!ナカタもあれは決めないとね。じゃないとまたパス出してもらえなくなっちゃうもん(笑)。ムトゥの「出そうかな、持ってようかな」という逡巡が終始ヒシヒシ伝わってくる、とっても面白い試合でありました。

そのパルマからやってきたボナッツォーリがいい感じで活躍中のレッジーナ。ホームでペルージャに3−1とまたまた快勝。ここらで降格ラインからグンッと浮上したいところ。次節はインテル、今度こそトルドから点とるどー。(すんません)

個人的にうれしかったのはトリノ×インテル(0−2)のインテル2点目。レコバのパスからオカンが得点したシーンが、もう最高にハッピーでした。マニフィコ、レコバ!印象の派手さではバティストゥータだけど、レコバのああいうプレイ(超絶ドリブル、そうきたかパス)を見ちゃうと、バティが平凡な選手に見えてくるもんね。
がんばれインテル脇役軍団。(ルシアーノは来なかったけれど)レコバ、エムレ、オカン、カロン、コンセイソン。私、あなたたちの味方です。

さて、気の毒だったのはキエーボのデルネッリ監督。冬の移籍市場締め切り5分前にマラッツィーナをローマにかっさらわれた上に、この19節も試合終了間際に同点弾をくらって、キエーボ×ラツィオは1−1のドロー。
非情の同点弾をかました男は、その名をディエゴ・シメオネと申します。これには温厚なデルネッリさんも“ちきしょー、あのオヤジー!なにがシメオネだシメサバみたいな顔しやがって”と思ったのに違いないのでございます(レオナ読心術)。

さて、気の毒を通り越して心配なのはユヴェントスのデルピエロ。アタランタに1−1で引き分けたのも痛いですが、なんとこの試合で全治5週間のケガ。アッタ〜。3月にはチャンピオンズリーグも再開するっていうのに…。なお今後5週間のあいだにユーヴェと対戦するセリエAのチームは、エンポリ、パルマ、コモ、インテル、ウディネーゼの五つ。トレゼゲ、ネドヴェド、ディ・バイオで、どこまでしのげるか…?
 
  


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