連載漫画は続く、楽しみに毎週読んでいたとして、来週自分がこの世からいなくなってもお話は続く、知りたくたってもう読んだりできない。
歳月は過ぎる。4年前にオリンピックを見ていた自分にいいたい。 4年後にもまたオリンピックを見ているよと。
老後の社会保障じゃない。森の中に住んでいる不定形な生物だ。植物でも菌類でも動物でもない、宇宙からやってきたようないきもの、粘菌。 今日も森の奥で静かにゆっくり移動して、時が来ると胞子を作っているにちがいない。
相変わらず美味しいカレーパン。 休みの日にはお昼に行くと揚げ上がりを待たなきゃ買えないカレーパン。 だけどあっという間に¥40円も高くなり、なんだか高級カレーパン。 得した気分はもうない。
限りなく三秒近くタイムリープ出来るとして、果たしてなんの役に立つのかと聞かれるとスプーン曲げや念写だとかの類いと変わらない超能力の一つでしかないと答えるだろう。いきなりそんな役に立たない能力がついてもなんら日常に変わりはなくいわんや、人の為だとかになる行いをしようなんて考える訳はない。 この能力は単純で自分だけが三秒前へさかのぼる。だから悪意ある事に使うなんて出来やしない試して見て戻すって事は可能だが。高いところから人を突き落としたり、人を殺すなんてとんでもなくリスクが高いのだ。人の能力って訓練したって百%という事はない。イチローだってロナウジーニョだって完璧じゃない。自分自身に試すのだって相当な勇気がいるのだ。三秒だと結果が変わらない場合があるのとまさに打率勝率十割とはいかないからなのだ。下手をすると酷い結果が待っている。間違いなく三秒間戻れたとしてもだ。何故なら怪我をしたまま自分自身が三秒戻り三秒前の自分自身を救うのはかなり難しいと思うのだ。ましてや誰かで試した場合いくら用意周到でも時間のタイミングを間違えば確実に事故だ、命だって危ないかも知れない。というくらいおおよそ役に立たない能力なのだ。 戻れる事実に気が付いたのは買い物をした時だ。払ったはずの金額を再び言われ店員と揉めたのだ。明らかに財布の中からは支払った金額分お金は減り全く理解が出来ないのだった。つまり自分が触れていないものは時間の流れから言うと自分からは離れてしまったものになるようで三秒前には戻らないのだ。自分自身がリープする直後まで触れている必要がありそうなのだ。じゃあ地面が触れていれば地球ごと三秒戻るんじゃなかろうかというとそうでもないのだ。あくまで自分自身限定で、試しにビデオカメラをもって直前まで持って三秒リープすると戻った分の映像がしっかり残りその後に戻ってからの映像が映っていたのだ。この時は友人に被写体になってもらったのだが、私が消えるとかそういったこともないらしい。間違いなく戻った三秒間ずっと目の前にいるらしい。訳がわからないのだが時間の流れは無数にあり二次元や三次元のようにはっきりと線や面といった形があるものではないかららしい。で未だにこのリープ能力をどう使っていいかは分からずにいる。
「んだ、んだ、そうだぁ。」携帯でつながっているいるのは地元の友人。でも歩きながら話しているのは東京の真ん中。
街を歩いていると、あの店にあの小僧がいない。小僧は手ぬぐいを頭に巻いて、前掛けをしていつも同じ場所で中途半端なお辞儀をしている。目はどういう訳か笑っていなくて挑戦的だ。でもそいつがいない。なんだか味気ない赤と黒のデザイン看板に変わってしまっているのだ。あいつを何処に遣ったんだ、小僧寿し。
|