二十年前に座席から

十五センチ飛び上がった映画を観た。

小学生は怖くなって途中で出ていった。

二十年ぶりにその映画をみた。

飛び上がらなかったけどやっぱり怖かった。

単純に怖がりなんだなあと改めて思った。

観られなかった世界が目の前に現れ

それが当たり前になった瞬間

かつて語ったり読んで空想するしかなかった世界が

目の前に現れそれ自体が語られ始めたとき、

年月が過ぎまた年月が進み続けるのを感じる。

映画を見てあんなに会話がはずんではずんではいないが、

まじめに語りあうカップルはこそばゆい感じだ。

１８００円が無駄になってないぐらいのこととしか

思えないのはひねくれすぎか。

でもまじめに彼女と映画について語るのは僕は御免だ。

セグウェイが本格的に売り出されるという。
アメリカの道を我が物顔で走れるように
州法を改正しているという。
久米宏はアメリカの州法の改正の速さに
感心していた。でも当のアメリカでは一企業の
乗り物に歩行者の安全を犠牲にするのかという
問題になったりしているらしい。
もっとも自転車やバイクや車のほうがはるかに
歩行者にとっては危険だとは思うのだけれど。
結局日本では歩行者との関係より原付扱いに近い乗り物なので
どこを走るのかが問題になるほうが先になるような気もする。

彼女は格闘少女。

いつもデートは後楽園ホール。

殴り合いとワセリンの匂いがだいすきだ。

彼女は合わせて八つの有段者で回し蹴りが得意技。

デートの時はいつでも彼女が守ってくれる。

彼女は格闘少女。

普段のかのじょは裏原系。

トマトのちかららしい、

キッコーマン曰く。

何に効くとか何に良いとか説明はしてない。

ナリンゲニンカルコンが何なのかも不明だ。

謎だらけのトマトのちから、

購入したいと思うのは

キッコーマンとトマト好きくらいじゃなかろーか。

タッチアンドゴーできないスイカカードは

意味がないので捨てようかと朝思う人が

都内で五百人くらいは毎日いるはずで、

わたしはすてないでデポジットしてもらいます。