今日も朝6時半集合で、陽がまだ高くないうちから、ホテルの前でダイビング。今回は体育会系の合宿のようなダイビングになりそうな気がしていたけど、やっぱり毎日朝ご飯を食べる前からダイビングだなんて、合宿しているみたいだよね。
今日の朝もホテルの前のビーチで、いかだに乗って沖まで出てダイビングを開始。寝起き1番にまったりとダイビングするって結構いいものだよねサイパンにいるときはこんなことがないだけに、ちょっぴり新鮮な感覚かもしれない。
朝のダイビングが終わって、朝ご飯を食べたあと、今日はバリカサグ島というところへ行ったの。ムースが今回の休暇で数あるうちの候補地からここボホールを選んだ理由は、バリカサグ島ではギンガメアジやバラクーダの群れが見れるからなの。ダイビング雑誌なんかでもよく紹介されているだけに、1度は行って見たいなぁって思っていたんだ。しかも魚影の濃いところ、魚が群れで泳いでいるようなところに興味があるムースにとっては、今日のバリカサグ島でのダイビングが1番の目的といっても過言じゃないくらいなんだ。だから今日は朝から楽しみだった。
ここのホテルからバリカサグ島までは大体30〜40分くらいバンカーボートと呼ばれるフィリピンではよく見かけるボートに乗っていくんだけれども、ボートはそんなに早く進まないので、どちらかというとまったりと進んでいる感じ。バリカサグ島まで30分ちょっとで着いたんだけど、乗っていたのは15〜20分くらいって思えるような感じだったかな。それに今日はお天気もよく、波もすごく穏やかで、アメンボが水面を進んでいるかのような感じでバリカサグ島まで行ったんだ。こんなべた凪の中なら船に弱い人でも船酔いしないんじゃないかなって思うくらい静かだったなぁ。
今日のガイドさんは現地のガイドさんだったんだけど、目がいいから何でも探してくれるっていう前フリだったの。だからちょっぴり期待もあったかな。それにバリカサグ島はダイビング雑誌なんかでよく紹介されていて、ギンガメアジとバラクーダの群れを見ることが出来るという場所なんだ。魚の群れを見るのが好きなムースだからやっぱりここははずせないよね。
そんなことでバリカサグ島での1本目はブラック・フォレストと呼ばれるギンガメアジやバラクーダのポイント。そこで潜り始めてすぐにギンガメアジの大群発見。もうすぐにテンションはMAXまで引き上げられたかな。これが見たくて来たのですごくよかったかな。ギンガメアジをそこそこな時間見たあと、ガイドさんが移動したのでそれについていったんだけど、とにかくひたすら泳ぐの。いつもだとちょっと泳いでも、途中で何か魚を見たりしながらゆっくりと進むのに、今日は水泳部の練習ですか?って聞きたくなるくらい泳ぎ続けたんだ。
大体15分くらい泳いだかかな。ガイドさんが急に止まってこっちにサインを送ってきたの。最初ムースはまったく理解できなかったんだ。それに周りを見渡しても何も見えなかったし。だから何だろうって思っていたんだけど、同じサインを繰り返ししてくるし、どうもバラクーダっぽい合図だったの。ただバラクーダなんてどこにも見えないと思っていたら、急に視界に入ってきたの。たぶん、視力1.5のムースには見えない距離だったのかもしれないなぁ。でも、見えるようになってからすごく幸せな気分だった。バラクーダの群れはパラオのブルーコーナーを潜っているときも見たけれども、今日の方がより近づけたし、それに今日のためにダビングショップへ行ってワイドコンバータも買ってきたし、今日のために準備したことが報われてよかったって感じだったからね。さらに何で15分もひたすら泳がなきゃいけなかったかも、納得できたから。
今日はバリカサグ島でさらにあと2本潜って終わりにしたんだけど、お昼ぐらいから風が出てきて、波も高くなって、海が大変なことになってきたの。もちろん、人によったらこんなのは凪だよっていうだろうけど、行きの状態と比べたらまったく違うからね。船酔いする人も出てくるし、帰りは1時間半もホテルまでかかったし、ちょっぴりと大変だったかもね。船酔いをしなかったムースは大変な思いをせず、ギンガメアジとバラクーダの楽しい思い出だけが残ったかな
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