昨日の晩、ムー太郎からいわれたことがあったの。それは、今日は朝9時半には起きなきゃいけないって。なんでムー太郎がそんなことをいったかというと、今日は朝からレーガン元大統領のお葬式の中継をやるからそれを見ようってことだったの。別にムー太郎にいわれなくとも、最近は9時半には目が覚めているし、気張っていうことでもなかったんだけどね。
今朝はそんなことで昨日の晩約束した通り9時半に起床。起きるやいなやTVをつけて、朝からお葬式の中継を2人して見ていたんだ。そうしたらイギリスの元首相マーガレット・サッチャーの姿が出てきて、ムー太郎に「サッチャーも来ているんだね」って話をしていたの。で、サッチャーと話をしていた人を見たら旧ソ連の元大統領ミハイル・ゴルバチョフだったんだ。その光景自体はおかしくないんだけど、よく画面を見たらサッチャーの隣りに何やら東洋人らしい人がゴルバチョフの方に向かって何かをいっていたの。この姿はちょっとおかしくって、あれは誰だろう?って思っていたんだ。でもって、さらによく見ると、ゴルバチョフの隣りにいたのが中曽根元首相で、謎の東洋人は中曽根さんの通訳をしていたことがわかったの。こういうところで日本人が世界の大物と話している姿をあまり見たことがなかっただけに、ムースはちょっと感心しちゃった。
さらにお葬式が始まってから参列者の席次を見ていてビックリ。1番前はもちろんレーガンの身内が座るだろうけど、その2列後ろには中曽根さんが座っていたの。しかもサッチャー、ゴルバチョフ、中曽根さんの順で。ムースの予想ではいくら「ロン・ヤス」の仲だったといえども、そんなに高い席次につくとは思っていなかったの。それだけにムースの驚きは倍増しちゃった。
これを見ていてちょっと思ったことがあるの。それはこうやってお葬式のときにみんなが集まっている姿って、まるで同窓会のようだなって。サッチャーにしても、ゴルバチョフにしても、中曽根さんにしても、みんな1980年代の人たちだもんね。その人たちが久しぶりに集まって、お互いにどうしてる?って話しているかのように見えちゃった。
お昼になってお葬式が終わったところでTVを見るのをやめて、お昼ご飯にしたの。で、お昼ご飯を食べたあと、ムー太郎はお昼寝をしていたんだけど、ムースはネットの中を少しさまよっていたんだ。
夕方になってムー太郎が起きてきたので、簡単に晩御飯を作り食べていたところ、今日はこの辺の消防署のパレードがあって家の外に出てしばらくパレードを見ていたの。ムースにとってパレードはめずらしいことではないんだけど、ムー太郎がここでパレードを見るのは去年のハロウィーンの翌日にあった街のイベントがあったときにパレードを見たとき以来だったの。だからちょっとめずらしかったみたい。
パレードが終わって、1度家に戻って晩御飯を済ませてから、今日もまたお散歩に出たの。いつもは昼間にお散歩をしていたけど、今日は夕方になってから散歩をしたので暑くなくちょうどいい感じだったんだ。
散歩から戻ってきてからまたTVでレーガンのお葬式中継を見ていたの。東部夏時間の1時過ぎにワシントンを出たレーガン元大統領の棺はまたカリフォルニア州のシミバレーに戻ってきていて、オレンジ色に染まった空の下で最後を別れをしているところだったんだ。このときにムー太郎とずーっと話をしていたんだけど、最前列に座っている人たちは誰だろうって話をしていたの。ナンシー夫人の隣りに座っていたのは顔を見てすぐに娘だってわかったものの、その隣りは息子かな?って話をしていたんだ。でも感じとして絶対に息子だよっていっていたの。
そんな話をしていたら娘のパティー・デービスが前に出て話をし始めたんだけど、そのとき、あれっ?て思ったの。だって1番最初に出たレーガンの前の奥さんとの子供マイケルはレーガンの姓を名乗っているのに、ナンシーとの子供であるパティーはナンシー夫人の旧姓のデービスを名乗っているんだもん。きっと何かあるんだろうねってムー太郎と話をしていたんだ。
でもって、次に出たのは息子のロンだったんだけど、このとき初めて、やっぱり彼は息子だったってわかったの。ただお姉さんのパティーがナンシー夫人にそっくりなのに対し、ロンはどちらにもあまり似ていないような気がして、何か似ていないねって話していたんだ。
と、これですべての疑問に解決かというとそうではないの。実はムー太郎もムースも気になっていた人が1人いたんだ。それは息子ロンの隣りに座っていた女性は誰だったんだろうってこと。前夫人との間に娘さんがいるけど、その人がロンの隣りに座っている人かなとか、あれはロンの奥さんじゃないのとか、推測の域を出ないことをずーっと話していたんだ。結局最後までわからなかったけど。
こんな感じで今日もレーガン中継を見ていたら、あっという間に1日が終わっちゃった。 |