イシダ植物の「転石」
 多感なお年頃、ついに三十路突入いたしました。
 これから先もローリングストーンしながらトーキンバゥマイジェネレーションだよ。

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2011年03月14日(月) 結婚しました。

大きな地震が起きました。
私と実家青森七戸の家族は無事です。
気がかりなのは実家のモノ不足とそこにモノを届ける手立てが無いこと。

そんな中、本日入籍一か月目を迎えました。

ハイ、先月14日といえばバレンタインデーですね。
ピンクのハートあふれるイベントの日に届けを完了しました。

ベタでしょう。
この 普通になれずにヒネクレ街道 を過去12年ほど歩んできた私が。
プロポーズは前年のクリスマスイブに頂きました。
3か月後の6月には白いドレスの儀式を行います。
ベッタベタでしょう。

このベタ加減を真正面から受け容れきれず内心半笑いで
すべての幸せな出来事に「この私が」という言葉を添えることで、
もう半分の心からの笑顔とうまく接着させているところでございます。

お相手はどんな人か気になる方はいらっしゃいますか。
簡単に申しますと、「強くて優しい いっこ年下の彼」です。
もう少し加えますと、
親しい友人からも「このイシダが」と目を丸くされるほどおカタい職業。
その日暮らし感覚の染み付いた私の目を覚まさせてくれるほどの
将来を見据えた考えの持ち主。

デートし始めた頃は「顔が好みじゃない」などと友人に相談したこともありましたが、
今となっては毎日舐めても飽きないほど好きな顔です。
思えば、ぎこちない表情が変な顔にさせていたのでしょうね。
そのぐらい慎重で誠実な人です。

そんな夫くんの、小説より奇なる、いえ、ロマンチックな名言を紹介して
本日はページを閉じようと思います。

「植物さんは、どこか飛んで行きそう。
…だから、しっかり掴まえておかないと」
(と、ぎゅっと手を握る。)
初めて手をつないだ瞬間でありました。

「毛布洗濯したの?
…植物さんの匂いがしないよ」
(と、一旦おやすみを言ったあとに戻ってくる。)
ケンカのあとの気まずい壁が一気に崩落した一言です。

いろんな言葉の表現はありますが、彼の言葉には
私にとって今までにない新鮮さがあります。
シニカルでなく素直でありながらもワンクッション置いたこの言い方に、
心をギュギュッと掴まれ揉みしだかれている次第です。


夫くんは今、大地震で混乱しつつある世の中のため
一生懸命がんばっています。
いつ帰ってくるか分からないけれど、毎日無事を祈るばかりです。
停電になる前に、あの人の好きなクリームチーズのクッキーと
美味しいパンを焼いておきました。

以上、ちょっとした近況報告でした。


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