泡のように消えていく
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あたしの中はからっぽだから あなたの声だけやけにひびいて 今日も涙で水を注す
劣るとも言えず勝るとも言えず けれど決して双方が同じではなくて 同等でもなければ上等でも下等でもない あれはあれ これはこれ つまりどちらとも決められず 言い訳ばかりがふえている
どちらも好きといえれば楽だけれど どちらも嫌いといったら嘘だけれど
もはや優越の問題ではなくて はっきりしなければ隣にいることも許されない
だからほら 早くえらびなよ あの子かあたしか 早くえらんでよ
ふわふわしてればいいじゃない よかったね もうだれもあなたをみていないよ もうほんとうに自由だよ よかったね これを望んだんじゃないと気づければ 次になにをすればいいかわかるはずだよ
なんにもとどかない あの絵にも あの花にも あの歌にも あの声にも あの色にも あの夢にも あの愛にも あの人にも
すごくきもちがいいときは 大抵あなたの夢を見てるよ
どうしたらおわるのかわからない 好きと言って終わったとしても あたしの中ではきっと何もおわらない
どうしても心が戻ってこない ホントのあたしはここにはいなくて あの日 あの教室の あの場所に 置いてきぼりにしてきてしまった
さがしにいっても戻ってこない そこで見つけるのは ただたのしかっただけの思い出
なんて中途半端な自分
あんなにちかづいたのにとおくなっていく
わすれていくだけでいいのに それより楽なことなんてないのに
わがままをいうのは あのとき全部を知ってしまったこの両手
たのしいことが終わったあとに あの人のことを考えて さみしいつらい重い想い
たのしいことから手を離したら あの人だけが残ってた 会いたい会いたい一緒にいたい
たのしいことが終わったあとに 無くしたものを思い出す
会いたい会いたい 一緒にいたい
ずっと一緒にいたかった
全部嘘だったけど これだけは本当
何度だってくり返す まちがいだってわかってる やめられないって知っている
だけど 好きだっていえば終わる
だから、ずっとここにいればいいのに
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