冒険記録日誌
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2021年08月21日(土) ドルアーガの塔 悪魔に魅せられし者(鈴木直人/創土社)20階

 20階は外壁のない通路が、ぐるりと続いて、中央に大部屋が一つあるだけのシンプルな階。外壁がないとか、この塔の強度はどうなっているのだろうか、とも思うが、魔法の力かなにかなのでしょう。
 通路を渡って遭遇するのは、前々から警戒していたリザードマン2体だ。
 過去の冒険では、クルスを仲間にしていたので、クルスが「ここは俺にまかせて、先に行け」とばかりに、リザードマン戦を代わりに戦ってくれたのだが、今回は自分で戦わなくてはならない。
 さっそく十文字槍を取り出して、戦闘に入るが、今回の戦いでの十文字槍の威力は「攻撃力4、防御力3」だそうだ。
 あれ?両手武器で、防御力4の盾が使えないから、剣で普通に戦ったときより、戦力減じゃない?
 とりあえず、この状態で戦闘を始めると、善戦はした方だったが、やはり負けてギルは死んでしまった。

 ミツユビオニトカゲで復活すると、10階から再スタート。
 もう一度通っているから、多くのイベントは繰り返さなくて済むが、17階の双子の魔法使いの婆さんがいる関所のところでちょっと困った。
 ここは金貨50枚と剣1本を差し出さないと、先に進めない箇所だが、また剣を差し出すの?剣はメインの1本だけですけど?次に死んだら、剣がないからもう通過できなくて、詰み?
 この辺のルールがフォローされていないのに舌打ちしつつ、まあ剣を失っても3つの武器がまだあるし、21階では新たな剣が買えるはず。もし、また死んで10階からまたやり直しなら、今度はメイスでも渡せばいいか。と考えてレッドソード(武器ポイント4)を老婆に渡した。もちろん、移動先で双子の片割れから、金貨48枚せしめるのも繰り返す。

 そしてリザードマンとの再戦。今度は戦斧を選ぶと、なんと武器ポイントが8もあった。これは強い。ただ、武器が強くても、リザードマン自体が強いし、盾を使えないぶん防御力は落ちているので、楽勝とはいかなかった。それでも残り体力点9でなんとか討伐完了。

 最後は部屋の中央に待ち構える悪魔ドルアーガ自身との初対面イベントだ。
 彼は美しい青年の姿で話しかけてきつつ、ギルに魅了の術をかけてくる。
 ここは真鍮のダイスを使って術を解除しつつ、術にかかったふりをして、油断して背を向けたドルアーガに一太刀浴びせたのだった。
 ドルアーガが呪詛の言葉をまき散らしながら、一旦退散し、第1巻クリア!
 ドルアーガに一撃浴びせたことにより、原戦力+1。さらにゲームクリア報酬として、経験値を0に戻してさらに原戦力+1を受け取った。

 というわけで現在は第2巻を挑戦中である。21階以降は過去の記憶に頼ったプレイは難しくなっているが、原戦力ポイントが7となり、攻撃力不足の問題は、ある程度解消されたのではないだろうか。
 この続きは、第2巻「魔宮の勇者たち」のリプレイをお待ち願いたい。

第一部完


2021年08月20日(金) ドルアーガの塔 悪魔に魅せられし者(鈴木直人/創土社)19階

 19階はマッピングが必要で、鍵を拾って次の階への扉を開ける必要がある基本に戻ったような階。(ただし、鍵は偽物と合わせて2本存在するし、クルスを仲間に出来れば鍵は不要になる)
 ここまで登ってきて、1巻ではマッピングをしないと困る階が、半分くらいだったことに気づく。やっぱり、マッピング必須な迷路階ばかりだと、読者が飽きるとか疲弊するとか考えて、鈴木直人氏は塔を設計したのかもね。2巻のあとがきでも21〜40階のうち、マッピングが必要な階は6階分だけとか書いていたし。
 さて、この階の敵は、ホワイトナイトと、5階で会って今は洗脳されているクルスの2体だ。この階の宝物は3つの盾で、どれを選ぶかで当たり外れがある。
 経験値はもう十分稼いだし、体力を温存したかったので、ホワイトナイトのいるエリアには接近せずに、この階を探索して、防御力4の盾を確保。
 後はクルスだが、ここは逃げることしかできなかった。本当は5階で、洗脳を解除する呪文を教えてもらうのがセオリーなのだが、それができなかったのだから仕方がない。
 上の階へ続く扉を開けて、いよいよ20階へ進むことになる。

続く


2021年08月19日(木) ドルアーガの塔 悪魔に魅せられし者(鈴木直人/創土社)18階

 18階はマッピング不要。一軒の宿屋と船の発着場が、面積の大半を占める階だ。
 赤ら顔の宿の亭主に、大部屋で一泊を頼んだ。
 大部屋で一緒にいた宿泊者達は船は出たばかりだとか会話しているが、これは2巻に進んでから意味がわかる内容。
 同室のノールが何か買ってくれと頼むので、単価も安いし、結構良いアイテムなので全部買ってやった。(毒消し、ホワイトポーション、真鍮のサイコロ、オニキスの指輪を入手)ただし、この展開は寝ずに一晩過ごした場合に発生するイベントなので、この一泊では体力点は回復しない。
 マスクマンのレストランは何を食べても体力点が回復しないので困ったものだが、ここは宿泊して寝ると体力点がちゃんと回復する。なので、もう一泊して体力点を満タンにしてから19階へ上がった。

 あと、確かこの宿の中では、やり方次第で武器ポイント5の剣(シミター)が入手できたはずで、本当はすごく欲しかった。しかし、具体的な手順を忘れているうえ、ランダム要素とかあって、条件が厳しかったような気がするので止めておいた。

続く


2021年08月18日(水) ドルアーガの塔 悪魔に魅せられし者(鈴木直人/創土社)17階

 17階は大部屋1つと中部屋2つの部屋で仕切られている。
 入口側の中部屋から、出口のある大部屋へ続く通路や扉はなく、魔法使いの双子の老婆が、通行証を持っているものをテレポートで通す仕組みになっている。
 通行証は持っていない(入手不可能)が、ワイロは有効だ。15階からまた金貨50枚を持ってきて、いくら必要か聞くと、老婆は言った。
 「かっきり、金貨51枚だね」
 何、その中途半端な数字。かっきりって言ったよね?
 不足分はまたとってくればいいと言うが、戻ってきても「すでに50枚渡していたら」という選択肢がないので、また金貨50枚とられるだけなのだ。
 結局、金貨50枚に加えて予備の方の剣を渡して、通してもらうしかないのだが、納得できないなぁ。
 グリーンアミュレットを首にかけてもらい大部屋にテレポート。

 テレポート先では、もう一人の老婆が金勘定をしながら、片手を差し出して「アミュレットを返しな」と言ってくる。
 老婆は油断しているので、老婆の魔法の杖(ワンド)を踏みつけて、剣を突き付けて脅し、金貨48枚、グリーンアミュレット、ワンドを入手した。
 「ワンドのない老婆はただの小人でしかない。殺して経験値1点を増やしてもいいが、できればそっとしておいてやって欲しい。」とナレーションに言われると、殺しにくいので老婆はそのままにしておく。
 18階へ行こう。

続く


2021年08月17日(火) ドルアーガの塔 悪魔に魅せられし者(鈴木直人/創土社)16階

 16階は全体が大きな一つの闘技場となっている。
 ギルが入ると、ここは選手側の出入口から入ってきたらしいとか言われて、唐突にトロール、ボブコブリン、ゾロア(蟻人間)との3連戦を強いられるのだ。
 まわりがモンスター達の観客で埋め尽くされて声援や野次を飛ばしている。

 昔から疑問だったのだが、観客の出入口はどこなのだろうか。また、こんなに大量のモンスター達は、普段どこにいたのだろう。14階のレストランあたりでも、こいつらがウヨウヨたむろしそうなもんだが。ギルには知りえない異空間でもあるのかもしれない。

 闘技の方は、提供されるメイス、戦斧、十文字槍の3つの武器のうち一つを使用することもできる。これらの武器の攻撃力は、毎回相手や状況によって変わる特殊な扱いだ。記憶では(3つのうち唯一盾が使えるとはいえ)メイスが一番弱く、十文字槍が一番強い武器だったと覚えているので、迷わず3戦とも十文字槍を選択して、戦闘をする。
 ゾロア戦に少々苦戦したが勝利。やはり原戦力を1点増やしただけで、たいぶ楽になった。
 勝ったところで賞金はなく、観客の野次と暴動寸前の怒りを買うだけだが、提供された3つの武器は持って退却ができる。
 最初、この階は飛ばそうかとも考えたが、20階のリザードマン戦を考えると、攻撃力の高いこの武器らはやはり重要だ。ただ、2本の剣と合わせて計5つの武器を持って歩くわけで、見てくれは変だね。

続く


2021年08月16日(月) ドルアーガの塔 悪魔に魅せられし者(鈴木直人/創土社)15階

 15階は、宝物庫に行って金貨を稼ぐことが目的みたいな階だ。
 この階はクオックス(ドラゴン)が2体いるが、接近すると敵の動く振動がするので戦闘を避けることができる。おかげで安全に大まかなマッピングを終えることができた。
 しかし、宝物庫には錠がかけられ、鍵はどちらかのクオックスが持っているので、最後には戦闘は避けられない。
 そこで、どちらかというと弱そうなクオックスと戦ってみると、戦力的には辛うじてギルの方が強い。苦戦しつつ、なんとか倒すことはできたが、鍵はなし。
 そして、もう一体のクオックスは、もう少し強かった。このもう少しの差が戦闘になると、大きく響く。体力点が減っていたこともあり、ここでギルは初めての死亡。

 ミツユビオニトカゲの力で復活(体力全回復)したギルは、10階の拷問部屋から再開。
 手首に隠した小さな鍵で拘束具を外して自由になる。幸い荷物は傍に無造作に置いてあったとの事で、入手したアイテムや武具は紛失してないそうだ。
 実は、ミツビニオニトカゲで復活って、わざと13階に行ったとき以外では初めてだったりする。ティーンズパンタクルとパンタクル2では、お世話になったけどね。
 しかし、ここで悩んだ。
 今のギルには戦闘力が足りない。
 仮に強い方のクオックスを退治して、財宝を入手できても、20階で遭遇するであろう、リザードマン2体に勝てる見込みが限りなく薄いのではないか。
 いろいろ考えたあげく出した結論が、弱い方のクオックスをひたすら繰り返し倒して、経験値を20まで稼ぎ、戦闘力をもう1点UPさせる作戦だ。
 昔のTVゲームのRPGで言うところのレベルあげ作業ってやつだ。
 はっきり言って、これは苦痛だ。クオックス9体倒す必要がある。それはつまり、

クオックス 技量ポイント10 体力ポイント10
クオックス 技量ポイント10 体力ポイント10
クオックス 技量ポイント10 体力ポイント10
クオックス 技量ポイント10 体力ポイント10
クオックス 技量ポイント10 体力ポイント10
クオックス 技量ポイント10 体力ポイント10
クオックス 技量ポイント10 体力ポイント10
クオックス 技量ポイント10 体力ポイント10
クオックス 技量ポイント10 体力ポイント10

との戦闘をこなすことになる。
 何度も言っている通り、ギルの戦闘力は低い。幸い防御力が高いので、敵の攻撃はなかなか当たらないが、こっちの攻撃も当たらない。だから、一回の戦闘でも、すでに延々とサイコロを振り続けていたのだ。それが9番勝負とか、ギャーッ!である。
 しかし、ここまで来て詰みになるのも辛いので、ここは決心して、戦闘に突入した。終盤で体力がきつくなったので、一度、14階まで戻って水瓶に入っているレッドポーションを飲んで仕切り直し、残りのノルマのクオックスを倒す。
 もう延々々々々々々々々々と、サイコロを振った。時間にしてテレビ見ながら30分くらいか。もう完全に疲れたわー、ってところで9体目のクオックスが倒れて無事ギルの原戦闘力が5になった。
 これでなんとかなりそう。
 強い方のクオックスも無事倒し、宝物庫から金貨50枚を入手。(宝物庫に行くと、なぜか必ず金貨50枚の状態になるとのルールなのだ)
 こうして金持ちになったギルは、14階のマスクマンの店に胸を張って入り、ミツユビオニトカゲと、原体力点の増える(+3)テローダスムニエルを食べたのだった。
 レッドポーションで体力を全回復してから、16階へ行く。

続く



2021年08月15日(日) ドルアーガの塔 悪魔に魅せられし者(鈴木直人/創土社)14階

 14階から17階は、外階段を使って自由に移動できる。
 まあ、とりあえずは、14階からマッピングを兼ねて探索してみる。
 14階は、「マスクマンの店」というモンスター専用のレストランがあるのが一番の見所だ。
 他の部屋は、食材となるバグラネズミを捕まえる罠とか、調理室とか、食糧庫(ここで食料10食分が手に入る)とか、レストランに付随するものと言っていいと思う。
 ところで調理室にいる、ソーサリーに登場したのと同じタコ頭人間の料理人だが、彼に向ってギルがギャグを言うシーンで、創元推理文庫版に比べ、創土社版のギャグが一部変わっている。最初に読んだとき、ちょっと感動した。鈴木直人の新作文章だぞ、と。ただ、新しいギャグというのが「欧米かっ!!」だから、今読むとこれも古くなったね。
 話しを戻すと、この階は部屋や通路で待ち構えて襲ってくるような敵はいないので平穏だ。
 今は金貨を持っていないので、マスクマンの店は素通りする。マッピングが終わったら15階へ。

続く
 


2021年08月14日(土) ドルアーガの塔 悪魔に魅せられし者(鈴木直人/創土社)13階

 13階は、今回のプレイでは到着していないので紹介だけ。
 過去のプレイで到着したことはあるが、外壁添いをぐるりと回るように通路があるだけで、延々とスライムと戦うだけの階だった。出口はないので、明らかにデットエンド行きルート。ただし、ギルが疲れ果てて倒れると(ミツユビオニトカゲを食べていれば)10階で復活は可能だ。
 進めない13階の通路の内側は、先の尖った杭だらけの空間で、14階で落とし穴にハマると、ここまで落ちる仕組みだが、内側全体が杭だらけなのかは不明。確実なマッピングが完成しないモヤモヤする階と思っている。
 外れルートだろうが、マッピングマニアの為に、13階はもうちょっと凝った作りでも良かったのに、とは思う。

続く


2021年08月13日(金) ドルアーガの塔 悪魔に魅せられし者(鈴木直人/創土社)12階

 12階は、通路と大部屋一つで作られた階。
 部屋は壁画や書棚が壁を覆い、中央には美少年の姿をとった悪魔ドルアーガの彫像が立っている豪華な作りになっていた。
 ここではドルアーガのチャーム(魅力)の魔法に対抗するヒントの他に、「ドルアーガは、悪魔の中ではそんなに並外れた力はなく、中の上くらいのランクだ。それは彼が人間とのハーフだからという理由がある」という情報が入るのだが、ドルアーガはどういった経緯で生まれたのだろうとか、ドラマ性を感じられて、なんとなく好きである。
 ここの壁画はイラストを見て考えるパズルで、回答によって1階に戻る道、13階に行く道、14階以降に行く道の3つのルートに分かれている。
 ここは、正解の解き方を覚えていたので、1番正解の道を開け、そこの通路で宝物の兜(防御力+2)を入手して14階へ向かう。

 ちなみに1階への道とは、扉を開けると、塔の外で一気に地面まで落下するという罠である。ここに来ると、ギルはフック付きロープで14階に無理やり上がるのだ。過去のプレイで初めてここに来た時は、このルートだったが、ギルの執念みたいなものが感じられて、このルートも割と好きである。
 あと、マッピングを完成したくて、あえて13階にあがった事もあったな。

続く
 


2021年08月12日(木) ドルアーガの塔 悪魔に魅せられし者(鈴木直人/創土社)11階

 11階。
 この階は巨人の鼓動のように数秒感覚で迷宮が脈動するという大きな特徴がある。通路を移動したり、部屋に入る度に感じた鼓動数を加点していかなければならない。
 敵は巨大なウィル・オー・ウィプス(火の玉)のみで、戦闘はない。当たれば即死だからだ。
 鼓動は時間を表していて、早く移動しないと制限時間切れ。出口でウィル・オー・ウィプスに当たってゲームオーバー。(ミツユビオニトカゲを食べていれば、復活できるけど)
 この作品は、60階建ての塔をドルアーガを倒しに登っていくという大枠以外は原作と完全別物じゃないかという気がするのだが、そんな中で制限時間を過ぎるとウィル・オー・ウィプスが発生するという、原作の要素を感じさせる貴重な階かもしれない。
 とにかく、この階の構造は完全に忘れていたので、効率的なマッピングを心がけた。大まかなマッピングが出来たところで、体力点も落ちて瀕死だし、一回死んで、ミツユビオニトカゲによる復活もありかなと、ウィル・オー・ウィプスに近づくという無謀なことをしたが、相手の方が向こう側に移動して、そこにレッドポーション(体力全回復アイテム)を落ちているのを発見。運が良かった、助かった。過去にも全然見つけた記憶がない(か、完全に忘れていた)ので、隠しアイテム扱いでいいよね、これ。嬉しいわぁ。
 この階の中央の部屋で、宝である質の良い鎧(防御力+2)と鍵を入手。何回以上の鼓動で制限切れになるのかわからないので、壁抜けパウダーを惜しまず3袋使って、ショートカットしながら、出口と思われる場所まで移動した。間に合うのか?
 結果、120回の鼓動がリミットで、今回は105回目の鼓動で階段に到着!12階へ行こう。

続く
 


2021年08月11日(水) ドルアーガの塔 悪魔に魅せられし者(鈴木直人/創土社)10階

 10階は廊下と広い拷問部屋が2部屋あるだけの階。
 最初の部屋は、老騎士が壁に縛り付けられていた。縄を解いてみたが虫の息で、もう助からないようだ。
 老人は息も絶え絶えに礼を言い、この部屋に隠されている鍵の場所と、迷宮の情報を教えてくれ、自分の息子を心配する様子を見せつつ、亡くなってしまった。(小さな鍵、フック付きロープ入手)

 次の部屋は若い男女2人が壁に縛り付けられ、その前でコボルト3匹が言い争っている。なんでもテーブルにある金貨7枚を、誰のものにするかで喧嘩しているらしい。様子を見ていると、コボルト達は同士討ちを始め、勝手に全員死んでしまった。コボルトは強そうには見えないので、体力と戦闘力があれば、こちらからコボルト達に殴りかかって、経験値を稼ぎたいくらいだが、ここは戦闘を避ける選択を選んで正解だったと思う。ただ、経験値を稼がないと戦闘力が増えないジレンマもあるので悩ましい。
 続いて、「男女2人のうちどちらの縛めを解くか」の選択肢だが、迷わず男の縛めを解く。やはり、男は老騎士の息子で、感謝しながらも「塔を脱出します。その女は信用できないので、そのままの方がいいですよ」と言い残して、ロープと金貨7枚を持って退出してしまった。もともと男の金だったかもしれないが、助けてもらったんだから金貨7枚は置いて行けよ、とは思った。
 女の方は無視して、11階へ。

続く


2021年08月10日(火) ドルアーガの塔 悪魔に魅せられし者(鈴木直人/創土社)9階

 9階は沢山の小部屋で構成されているので、マッピングをしてないと苦労するエリアだ。ここでは手甲(防御力+2)が宝となる。
 ここの最初の部屋は、北の扉から出るか、東の扉から出るかが、重要だ。片方の扉の先は、強めのモンスターが複数出現する危険エリアだからだ。
 昔のプレイでは、高い戦闘力にものを言わせて、わざと危険な方へ進めて敵を倒し、経験値とアイテムを入手していた。どのみち全部の部屋を通過しないと、マッピングが完成しないとも考えていたのだ。
 しかし、今回のギルがさほど強くないうえ、体力も残り少ない状況はそうもいかない。素直に安全な方の扉を選んだ。マッピングを見て、その危険な部屋には、反対側の扉からもうっかり入らないように気を付ける。
 最初の能力値決めでは、原戦力点3では、プレイは苦労すると思っていた。しかし、ここまで遊んでみると、考えなしのパワープレイより、この作品の面白さが味わえているような気がする。
 宝の手甲は、壁抜けパウダーでしか入れないエリアの先にある。ここは酒蔵で、宝の番人のコブリンも酔っぱらって寝ている始末だ。あっさり手甲ゲット。
 それにしても通常の手段では辿りつけないエリアでなぜ酒蔵なのだろう?このコブリンも壁抜けパウダーを持っているのだろうか?と、疑問がわいてくるが、それを言い出すと、こいつらの食料やトイレはどうなっているのだとかキリがないので止めておく。無益だ。10階へ行こう。

(追記)
 そうだそうだ、大事なことを忘れていた。この階のサラマンダー君2人にミツユビオニトカゲのから揚げをご馳走してもらったのだ。食べると殺されても復活する貴重なトカゲが数十匹も皿に積み上げられて、ポリポリ食べているって贅沢!

続く


2021年08月09日(月) ドルアーガの塔 悪魔に魅せられし者(鈴木直人/創土社)8階

 8階は複雑な構造ではないが、マッピングをした方がわかりやすい階。
 この階にはアイテム「壁抜けパウダー(6袋)」があるが、ゴースト2体が守っている。ゴースト戦は、正しい魔法を唱えて有利に戦ったはずだが、無傷とはいかず、残り体力点は5となった。プレイ的に危険信号の状態だ。
 この階の特徴は、明かりがない真っ暗闇の通路があること。
 3階で入手したロウソクを失ってしまったので、手探りで進むしかないが、正解のルートは知っていたので、凶悪な即死トラップにかからずに9階へ進むことができた。

続く
 


2021年08月08日(日) ドルアーガの塔 悪魔に魅せられし者(鈴木直人/創土社)7階

 7階は壁がない大部屋。温泉階だ。
 熱湯で満たされたプールの中にある石柱を、飛び移りながら出口の階段を目指す必要がある。円柱ではなく、浮石にジャンプすると、プールに落ちてしまうこともあり、そうなれば当然体力を消耗する。
 ここはクルスの助言どおりに進めて楽にクリア。隠しアイテムのレッドソード(攻撃力+4)も入手。過去の冒険でも、この隠しアイテムを初めて発見したときは嬉しかった。特に初回に7階を突破したときは気づかなったのでなおさらだ。
 このゲームブックに挑戦して、ここで盛り上がったプレイヤーは、他にも多いのではないだろうか。
 もう一つの宝物のホワイトポーションも入手し、体力を6点回復した。何回冒険しても、ここの段階では体力が減っているので、温存などせずに、いつもありがたく飲んでいる気がする。
 8階に続く2つの階段も、正しい方を知っているので問題なく8階へ進む。

続く


2021年08月07日(土) ドルアーガの塔 悪魔に魅せられし者(鈴木直人/創土社)6階

 6階は4つの部屋がある。
 まずは魔法で閉じられた部屋をNUARA(開門の魔法)で開くと、メスロンからの手紙があった。内容は2つの品を上階に連れていかれた自分の元まで届けてほしいというものだった。金の魔法書、メタセコイアの葉を入手。
 次に開けた部屋はミラーナイトがいて戦闘になった。こいつが強くて、かないそうにないと判断。
 残り体力が9点となり、これ以上傷が深くならないうちに降伏の選択肢を選ぶ。
 屈辱だが仕方がない。降伏の意思を示すと、殴られて気絶してしまった。

 気が付くと5階の一室にいた。牢の前住民らしき、騎士の遺体がある部屋だ。
 装備は全て失ったが、ここで亡くなった騎士の装備一式をいただくことができる。剣盾鎧手甲兜の装備で冒険の初期値と同じだ。
 それにしても防具はともかく、騎士に剣を持たせたまま牢に入れるとは、敵はどういう了見だったのか。騎士が部屋を探索しようと入ったところを、敵に扉を閉められ閉じ込められたと解釈しておくか。
 扉を体当たりで開けて脱出。
 実は、この展開を経験するのは初めてなのだが、真珠貝の欠片などのアイテムが全て失われたのが、残念だ。さっそくメスロンの依頼を達成できなくなった。

 気を取り直し、6階に戻って、一つ目の空き部屋で7階への鍵を、もう一つの空き部屋でウィングブーツ(戦闘力と防御力が1ずつ増える)を入手。
 ミラーナイトに降参する前に、ウィングブーツを入手してなくて良かった。それとも入手した後だったら、戦闘に勝てたのだろうか?
 いずれにしても体力が残り少ない。ミラーナイトとの再戦は避けて、そのまま7階へ向かう。

続く


2021年08月06日(金) ドルアーガの塔 悪魔に魅せられし者(鈴木直人/創土社)5階

 5階は囚人部屋だ。7部屋の牢屋があるだけで簡単に6階へ進める。
 牢の一つには鍵がかかっておらず、ここにサーベルタイガーという強敵がいる。別に無理に戦う必要はないが、この戦闘に勝利しないと、メスロンの使い魔レイベンに遭遇できず、そいつに重要な魔法を教えてもらうことができないのだ。
 幸運を期待して試しに戦ってみたが、戦闘力の低いギルではやはり勝ち目がない。傷の浅いうちに撤退した。今までクリアできたプレイでは、ここで必ず魔法を入手していたのに残念だ。
 この階には宝はないが、囚人達と話して、食料や金貨などと引き換えに迷宮などの情報を得るという目的がある。
 大雑把な塔の情報は知っているとはいえ、やはり細かいところは忘れているので、どの囚人ともひと通り会話して情報は収集してみた。特に囚人の中でもクルスは重要。彼の情報なしでは7階は危険だし、なによりここで彼と会話しないと、物語的に後で盛り上がらないではないか。
 ちなみに嘘をつく囚人が誰かは覚えていた。昔のプレイでは、こいつが「この階に嘘つきが一人いる」と話すので、「彼が嘘つきなら、彼は本当のことを言っている事になり矛盾する。ゆえに彼は正直者だ」と論理パズル的に考えて彼の言葉を信じてしまったのだが、嘘つきというより、単に嫌な奴だったらしい。(汗)

続く


2021年08月05日(木) ドルアーガの塔 悪魔に魅せられし者(鈴木直人/創土社)4階

 4階は、初めて本格的にマッピングする必要がある階で、自分的にはここからが本番、という気がする。
 敵はブラックスライム、ブラックナイト、ソーサラーが登場。問題なく倒す。
 ソーサラーは強敵だが、背後から近づくと有利に戦える。このことは完全に忘れていたが、マッピングしたルートが良くて偶然にも背後から忍び寄る形になった。攻撃力が低めの今回のギルだと、正面から戦っていたらここでゲームオーバーになっていたかもしれない。
 このソーサラー戦の「ある方向から接近すれば敵と有利に戦える」という仕掛けは、他には見かけない。ただ、パンタクル2でこの仕掛けを利用した階があったことを思い出した。
 攻撃力が3のホワイトソードを手に入れて、5階へ。

続く


2021年08月04日(水) ドルアーガの塔 悪魔に魅せられし者(鈴木直人/創土社)3階

 3階の西北の入り口に到着する。
 この階は4ブロック×8ブロックのスペースで東西2つに分かれ、片方を選ぶともう一方のスペースには入れない。
 つまり西北の入り口から始めるか、東北の入り口から始めるかで展開が違うのだ。
 自分の選んだ側は、結論から言うと当たりのルートである。内装はゴミ捨て場のような部屋で、対して窓越しに見える隣のルートは、宝箱が3つも置かれた煌びやかな部屋。これでは一見外れのように見えるが、敵もおらず、ゴミの山を探し回れば、隣のルートよりも良いアイテムが手に入るのだ。
 ここで、レッドポーション、白いロウソク、汚れた魔術書を入手。このまま楽々と4階へ進む。
 ただ、過去に辿ったもう片方のルートも、謎の置き手紙とかのイベントがあって面白い。敵は出現するが、経験値が稼げると思えばそんなに悪くはないと思う。

続く


2021年08月03日(火) ドルアーガの塔 悪魔に魅せられし者(鈴木直人/創土社)2階

 2階。
 この階は2か所で敵(ブルーナイトとタブルヘッド)に遭遇する。たぶん原戦力が1や2点のギルは、この階で振り落とされると思う。
 敵を避けて進む方法も考えられるが、このゲームは敵を一体倒すたびに経験値が1点増え、10点で原戦力が1増えるのだ。つまりこの階の敵程度は倒せないと、攻撃力は増えずにさらに敵を倒せなくなる悪循環でいつかは詰んでしまう。
 2階には特徴がある。8×8のマスの中に、レンガで詰まって空間のないマスが存在するのだ。こんなマスは他の階にはない。(13階はよくわからないが)必ず、全てのマスが部屋か廊下になっているのだが、なぜこの階だけ違うのだろうか。
 この階では金貨10枚と「MESURON」と書かれた書付けを発見した。このシリーズで人気が爆発した謎の東洋の魔法使いメスロンは、この階から存在を示していたらしい。
 3階へ続く階段は2つある。ここは子どもの頃に遊んだ時に最初に選んだ方の階段を登ってみよう。

続く


2021年08月02日(月) ドルアーガの塔 悪魔に魅せられし者(鈴木直人/創土社)1階

 まずは1階。誰もおらず、寂れた雰囲気。廊下と大部屋2つしかないシンプルな構造の階だ。
 冒険に必要な知識だが、ドルアーガの塔の構造は、各階が迷宮になっていて、8×8ブロックでマッピングができる。外壁は石壁で内壁はレンガ壁が基本だ。
 原作のドルアーガの塔と同じく、鍵を見つけて、次の階へ続く階段につながる扉を開ける必要がある。もっとも鍵のルールは、塔を進むにつれて使われてない階が多くなるのだが。
 片方の部屋にいたグリーンスライムをあっさり倒して、鍵とアイテム「真珠貝の欠片」を入手。
 隣の部屋は、砂の上に鍵が置いてあった。鍵はすでにあるし、砂の上なんて罠が仕掛けられているに決まっているので無視。奥の宝箱は開けると毒ガスが出て、体力が減ってしまった。
 鍵の方に罠があるのは覚えていたが、宝箱の方は記憶がなくなっていたなぁ。
 子どもの頃のプレイでは、罠にかかった後の2回目以降のプレイでもわざと罠にかかっては装備の手甲を壊していた。
 理由は、ギルには過去のプレイの記憶はない>なのでギルは罠の存在を知らない>ギルは全てのアイテムを回収しないと後で困るかも知れないと考えるはず>ギルは必ず罠にかかってしまう。というロジックである。今考えると変な理屈だが、当時は大真面目にそう思っていたのだ。
 とりあえず、鍵のかかった扉を開け、螺旋階段を上がって2階へ進む。

続く


2021年08月01日(日) ドルアーガの塔 悪魔に魅せられし者(鈴木直人/創土社)プロローグ

 ギリシャ神話アドベンチャーゲームブックの昔のリプレイをUPしていて思ったのが、「もう何年もサイコロをガツガツ振るような長編ゲームブックをやっていない!」という事実でした。
 便利簡単なゲームが普通になっている現在では、やはり長編ゲームブックには面倒臭さを感じると思う。
 この山口プリンでも正直にそう思うのだから、普通の人は言うに及ばず。双方向ゲームブックで手書きでマッピングとか、何の苦行なのか、と思う人がいても不思議ではないだろう。実際に現代の新作ゲームブックは、ゲームブックを知らない人にも理解できるような配慮なのか、ルールがシンプルなのが多い。
 だが、山口プリンはこうも考えた。それがどうした。
 ゲームブックというのは、やり始めるまでは腰が重いが、やり始めると面白いのだ。手書きのマッピング、大いに結構。以前DSで遊んだ「世界樹の迷宮」というRPGは、タッチペンで手動マッピングする楽しさを前面に出して、シリーズ化されるほどの人気になったぞ。何より、昔のリプレイに触れた自分は大いに刺激されたのだ。長編ゲームブックをやるぞ、と。
 というわけで、日本のゲームブックの名作「ドルアーガの塔三部作」に挑戦しようと思います。昔からのゲームブックファンには説明不要かもしれませんが、ナムコの名作ゲーム「ドルアーガの塔」を、鈴木直人氏がゲームブック化して創元推理文庫から出版された作品。ゲームブック版もきっちり60階をあがっていき、悪魔ドルアーガを倒すのが目的です。原作に負けないくらいゲームブック版も面白いと人気で、その後、創土社から復刊されました。ナムコクロスカプコンというPS2のゲームでも、製作者がリスペクトしたのか、ゲームブックのタイトルやアイテム「イラニスタンの油」が使われていたくらいです。
 実は山口プリンは、前にも書きましたが、このシリーズの最終巻はまだ未プレイ。
 第一巻はそれこそ5・6回はクリアしましたし、第二巻も10年以上前くらいに入院した機会にクリアしました。そのときは、創土社版の最終巻が発売されたら、続きを遊ぶつもりだったのに、最終巻の発売が遅れ、その間に2巻までのプレイに使ったアドベンチャーシート(と40階までの手書きマップ)を無くしてしまい、プレイを躊躇しているままズルズル今日まで来てしまったのでした。
 今回こそ30年越しの宿願を果たすべき時だ!
 以上、長い前振りはおしまい。今回はネタバレ全開でいきますので、それでも良いという人だけ読むように。

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 とりあえず、サイコロを振って冒険開始時のギルの能力を決定します。

原戦力ポイント 3
原防御力ポイント 4
原体力ポイント 23

装備 剣(戦闘力+2)、盾(防御力+2)、鎧(防御力+1)、手甲(防御力+1)、兜(防御力+1)

アイテム 食料10食分

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 原戦力ポイント3点は痛い。今までクリアしたプレイでは、全て原戦力は5か6点からのスタートだった。モンスターとの戦闘は苦戦間違いなしだろう。1・2点ではそもそもクリアは無理と思うが、3点はどうだろうなぁ。
 プロローグでドルアーガの塔に到着したギルは、乗ってきた馬を放してやり、塔に潜入するのであった。塔の中は薄暗いが、ヒカリゴケが自生しているとかで、カンテラがなくても問題ないそうだ。

続く


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