* * * 
憐凪



 素振り


アタシは誰からも必要とされてないの って云ったら
キミが否定した
「キミが存在(い)てくれないと困る」って そう呟いたね

アタシのコトを愛してくれているヒトなんて居ない って云ったら
キミの頭が左右に何度か振れたね
「案外すぐ傍にいるものだよ」って当たり前みたいに即答したね


ねぇ アタシはヒトにはどんな風に映っているの?
能天気で冗談ばっかり云ってるって思われているのかな
可もなく不可もなく …なんて無難なセンなのかな
何だかそれじゃあ 存ても存なくてもどっちでもいいミタイでヤなカンジ…
だからって苦手なヒトにまで媚びるコトもないよね?
もしかしたら
「あのヒト 苦手〜。」って こっちが思われてるのかな
さり気無く避けられてたりして・・・・


 「アタシには ヒトのココロなんてみえないやぁー」
 って 話に終止符打った

 「そっかぁ・・・」って キミの言葉も聞こえないフリした
 カバンの中を覗き込んで探し物してる素振りのキミ




 キミの気持ち知ってるくせにごめんね




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そうココロの中で呟いてみた


先に歩いてたアタシが振り返った そのトキ

キミの想いを受け取れること出来ずに そのまま…




キミの背中がいつもより やけに小さく感じたこの蒸し暑い日に









2005年07月26日(火)



 誤算


アノ日 突然躓いたんだったっけ
何に躓いてしまったのだろう と 足元を見た

ちっとも気付かなかった
何時の間に足元にこんな大きな石ころがゴロゴロと落ちていたんだろうか
躓かないほうがおかしいくらいに 石ころだらけだった

嗚呼… きっとこの一番大きい石に
ようやく躓いて 今日初めて足元を改めて見たんだ
って そう納得した

平坦な道じゃないとは 常々思ってはいたけれど
小石程度しか落ちていないと思い込んでいただけだったんだ

オカシイナァー
毎日こんなに笑っているのになぁ・・・

オカシイナァー
こんな大怪我するまで 自分の足元が危険なのに気付かなかったなんて…

オカシイナァー
もっと早く治癒するって思っていたのになぁ・・・

オカシイナァー
いつも照らしてくれていた太陽が いつの間にか消えているなんて…

オカシイナァー
自分の笑顔が本物かどうかが解らなくなっていたなんて…

オカシイナァー
此処が何処なのかも見失ってしまっているなんて・・・・・


 …オカシイナァー
 …オカシイナァー
 誰にも通じない苦しみに落ちてしまうなんて。。。。。









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2005年07月24日(日)



 darkness?


ココが何処なのか 場所も 解らないけれど
暗闇の中を 歩まされている

辛かったり
苦しかったり
しんどかったり
泣きたいキモチになったり
焦燥感に駆られたり
ココロ落ち着かず そわそわして居心地が 悪かったり

いろんなコトで 苦悩し
暗闇から抜け出たい って 願っているのだけれど…

それは きっと 光の当たる場所を 知っているからなのだろう
陽の当たる場所に 身を置いた経験が あるから なのだろう

今は 喩え 暗闇の中に居たとしても
今居る場所が 暗闇だって 認識出来る ってコトは
暗闇に入る以前に “夢”や“願い”が 在ったからなのだろう


B.G.M.の歌が アタシに こう言う
 
 −キミが 子供の頃に見てた 夢と願い事を 聞かせて
  タトエバ 今は 違う場所に 立っていても
  思い通りにいかない日には 懐かしい景色 見に行こうよ
  幾つもの想い出が 優しく キミを包んでゆくから−


懐かしくて暖かい場所に行くには 遠過ぎるから
ココロの中で 思い出してみる
アノ場所に 立っている自分を―――


少し ホッとする




そして 
もう
アノ場所には 戻れないんだ
と 知る



人生は「すごろく」じゃないから
『ふりだしに戻る』
が、無いんだから


戻りたい場所まで戻れるのならば
すぐにでも
走って戻るんだけどなぁ・・・










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2005年07月10日(日)



 broken wing


いつも巡り廻って ココに辿り着いてしまう
冷たいシンクに 両手で頬杖ついて
フォーカスの合わない瞳で 眺めてる
ボーーーーッと・・・ ただ 眺めてる

崩れていく 順調に感じられた 奇蹟の日々共
ほんの些細なコトで 一瞬にして 崩れてく


立ち止まり 何がイケなかったのだろう って 考えてみる
でも 答えなんて いつも見つけられなくって
叫びたくなる
「何が イケなかったの!?」
って・・・・・


何処までも 続いていく こんなクダラナイ“鬱の輪っか”
どこまでも 続いていく こんな辛くて悔しい“鬱の輪っか”



流れていく 庭の物干し竿の 埃と輝きが…
雨で 流されていくの
同時に ワタクシの誇りと輝きも 流れていってしまう



壊れかけた翼を背につけ
何処へ 飛び立とう と いうのだろう


大空見上げ 探してる
一体 何処へ向けて 飛び出せばいいのだろう… 
って…



    立ち竦む
    何処にも 飛び出せなくって
    只 此処に
    立ちすくむ・・・・・・・

 
   It is petrified.
   It is petrified in the same place.
   I am petrified with broken wings held.










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2005年07月05日(火)
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