だからなに。
もくじまえつぎ


2016年11月27日(日) 回復力すごすぎ

21日
手術 朝9時頃から夜9時頃まで そのあとICU入り
予定では23日に元の病室の階へ移動します、って執刀医が言うから「はやっ」と思う

22日
麻酔から起こされて、表情はほぼ動かせず、まばたきもゆっくりのんびり
でも肘から先とつま先は少し動かせる 案外元気 筆談もできる

23日
そんなに動いていいのかってぐらい軽快に動いてる 膝を立ててる ちょっと疲れ気味
表情は昨日より少し動くようになってる
今日、元の階に戻る予定は、祝日だったので明日に延期

24日・25日
仕事が遅番で面会はお休み
25日は東京の妹が、だんなちゃんと親友ちゃんに「なぜ面会に行かない?」と諭され
意を決して面会に出かけたところ、予想をはるかに超えた元気さの母がいて
「行ってよかった!」という結果に
報告によると、もう起き上がってベッドに座っててびっくり
元の階に戻ってて、ナースステーション脇の観察室のベッドにいる

26日
姉お嬢も連れてった
「トレーニングパンツを買ってきてください」と頼まれる
姉お嬢が、前の日に寒すぎて、スマホを持つ手の震えが止まらず、
メッセージがろくに打てなかった話で母上大笑い 「やめてー」と言われる
顔の上半分はよく動くようになってる とても元気
話が盛り上がる中「早くパンツ買ってきて」と催促されて、姉お嬢とおつかい
その間に痰を取ってもらったらしく、ナースに
「若いおばあちゃんですね」って言われたと喜んでた
歩行器を使って歩いたらしく、歩くのが速いですねとナースに褒められたとのこと
日々、ものすごい回復力を発揮している
姉お嬢は「ばばくんかわいい」って言ってた あたしもそう思う

27日
今日は東京の妹と一緒に面会に行った
元の病室に戻ってきた
母上、67歳のお誕生日を迎え、元の部屋に戻ったことで
「ひと山越えたのかな、ってほっとしました」と言ってた
歩行器なし、どこにもつかまらずに歩けるようになったらしい すごい
点滴も外れたし、表情も昨日よりさらに豊かになって、口元も少し笑えるようになってる
動けるようになると、家事とか色々したくなってくる、とのこと
妹が「面会でさ、よかったって思えるのって、いいよね」って言うので
そうだよねー、毎日のように来てるけど、今日も昨日とあんまり変わらなかった、
って思ったらため息出ちゃうよね、とか話した

手術の日から、カレンダーではちょうど1週間経ったけど
回復具合によってはまだICUにいる場合だってありそうなのに
もうあんなに動けるし元気だし、ほんとにすごいなと思う
周りの励ましがあって本人が頑張った結果ではあるんだけど
それにしてもほんとに驚異の回復力なんじゃないのか、って思う
病院の色んな先生たちがみんな「すべて順調に回復してます」って言うんだって
顎の腫れてるのも、来週中には必ず引きます、って言うんだって
まだ結構腫れてるんだけど、それを聞くと、次の週末がすごく楽しみ
妹が「その腫れてるのはさ、ただ腫れてるだけなのかな? それとも中が詰まってるのかな?」
って言ってたけど、言われてみれば確かにそうだよな
あたしは中は見てないからどのくらい詰まってるのかわかんない

抜糸はいつごろなんだろな
このあとは12/1までは毎日行く予定
姉お嬢の時間が空いてたら連れてこー


2016年11月22日(火) 本日の母上

用事が終わってから病院に行ってみた
今日は目を覚ましていたから少し話をした
初めての筆談
紙とペン持っててよかった...
っていうかなんでそのために準備して出ないんだあたし

表情は動かないんだけど、腕が肘から下は動かせるみたいで
筆談しながらおっけーサイン出したりして
「そうとうしんどいです」とは言いつつも気持ちが元気なのはわかった
途中で泣きそうになったけどぐっとこらえて笑顔で話した
不安と心配は相変わらずないんだけど、目を覚ましたからほっとしたのかも

昨日、手術が終わってから帰るまでの間に
執刀医が3回も血流がいいって言ってたんだよ、って真っ先に伝えたら
少し眉間にシワを寄せて、手を胸にあててたから
ああよかった、ってほっとしたんだろうなと思った
それと、あたしは不安とか心配が不思議と何もないってことと
みんなで「お母さん驚異の回復力を見せるんじゃないのか」って話してるって伝えたら
今度はお腹に手をあててたから
顔はひとつも動かないけどこれきっと笑ってんだな、と思って
やっぱり元気だ、大丈夫だ、って思った

昨日は麻酔で眠ってたけど口が少し開いてて
口の中に白っぽい何かが見えていたけど「なんだろう」としか思ってなくて
目がすごく細かいガーゼのようなものに見えていた
そんなのよく考えてみればお腹からもってきた部分なのかもしれない
今日は口は閉じてたから、それだけ腫れがひいたのか縮んだのかわかんないけど
口閉じようとしてるとかじゃなくて今は普通の状態で口が閉じてるの?
って聞いてみたら、そのとおりだった

気になる血流モニター部位は今日も色がよくて、今日も変わらずよさそうだった
うまくすれば明日には元のフロアのナースお向かい部屋に移るんだって
っていうのも話しておいた
あら早いのね、って言ってるみたいな反応してた

面会が終わってすぐ、妹らに速報を送った
筆談した紙と、お母さんの様子
東京の妹は「ママはこれから泣きます!」って宣言して報告LINEを読んだらしい
宮崎の妹も泣いてたんだろな
元気そうだってことは伝わったと思う
しかし 鼻と口で呼吸できなくて鎖骨の間あたりで呼吸するのって
どんな感じなんだろう
よくなってきたら聞いてみることにする

明日は仕事が終わってからまた会いに行く予定
今日よりもまた少し元気になってるといいな


2016年11月21日(月) たぶん進化する母

今日、我が母上が12時間にも及ぶ手術を受けた
無事に終わってよかった

入院の前日、宮崎にいる妹もこっちに来て
東京にいる妹とみんなでお母さんと一緒に病院へ行った
円陣組んで「がんばるぞ! おー!」ってやってきた
お母さんはいたって元気でやる気まんまん
だからなのか、あたしはお母さんの一大事だっていう実感も不安もちっともなくて
心配とか不安は妹たちに全部おまかせな感じになっている

今朝は6時前に起きて出かける支度して、8時くらいに妹と病院集合だった
手術前のお母さんと少し話して、8時半くらいにみんなで病室を出て
エレベーターのところでお母さんの見送りをした
いってこーい がんばってこーい、って言っておいた
エレベーターを待ってるお母さんの姿勢が、すごくきちんとしていて
お母さんの覚悟が現れているような感じがした
手術は丸1日くらいかかる、って担当の先生が言ってたらしいんだけど
ベロとリンパのがんを取って、
ほかのところから血管とか筋肉とか皮膚とかを取ってつけて、
なんてことをするんだからそりゃあ時間はかかるよね

手術後はしばらく話せなくなるから、携帯でメールを使えるように
妹がお母さんに教えて、そこでお母さんはひとつ進化している
ビデオの録画予約もできなかったのに、やればできるじゃないか
しかも飲み込みが早かったらしい
メールはマスターしたけどマナーモードにはできないっていうのが謎なんだけど

手術の終盤でいちど執刀医から説明の時間があった
なんか持ってきてんな、と思ったら案の定、とれたてほやほやのベロとリンパだった
今日の相方、東京の妹は看護師的なこと(大量の血とか)は生理的に絶対無理らしくて
説明は聞くけど実物は絶対見ないし見られないから
その時は背中向けて耳をふさいで目もぎゅっと閉じてたみたいだけど
姉はしっかり見ておいた
妹らにはまだ言ってないけど「んー 血まみれのアワビ、かな?」という印象だった
今後アワビを見るたびに思い出すのかもしれない

それでもやっぱり実感は湧かないというか、ベロは目にすることはあるけど
リンパなんて、あるのは知ってても実物を見たことはないし
なんかすごく血の色の臓器、みたいなもの? っていうか
ベロの周りの物体はどのへんまでが口の中の見える範囲だったのかとか質問したりした
説明してくれた執刀医はたぶんまだ若くて、姉お嬢の友達にひとりくらいいるような
とか思ったりね

それから2時間くらいして、集中治療室に落ち着いてから面会できるというので
お母さんは麻酔で寝てるけど、会ってから帰ることにした
妹はもちろん会わずに帰っていったけど
無事に手術が終わったお母さんの、管が色々と生えてるのを見ても、
20年近く前のお父さんの胃がんの時とは違って、不思議なんだけど
痛々しくてかわいそうで、みたいな気持ちにはちーっともならず
そもそも不安がなんにもなかったし
がんばったね! っていうよりかは「おつかれ!」っていう気持ちだった
お腹からもらってきた部分がベロとリンパの一部にあてられているんだけど
そこの血流もいいです、って執刀医が合計3回も言ってたから
よっぽどいいんだろな、さすがお母さんだな、そのままいけ、と思ったし
その部分につけてる血流モニターみたいなのがボタン電池っぽい見た目で
ちょっとかっこいいなと思って、これはお母さん進化しそうだ、って真剣に思ってしまった
だからきっとお母さんは、完全には元のように明瞭な話し方にはならないとしても
普通に聞き取れるまでには復活できると思う
治ったら食べたいものいっぱいあるって言ってたし、噛んで食べたいって

明日も休みをもらっていて、職場には手術関連でってことにしてあるけど
別件で二次面接があるのでそれに行ってから、また病院に行ってみる
明日は麻酔から起こされるから、目が開いてるお母さんと会えるかも
あさっては仕事に行くけど17時で終わるから、仕事のあとにまた行ってみる
ほんとは次は土曜に行こうと思ってたんだけど、そう言ったら執刀医が
「ずいぶん先ですね」って言うから、よそはもしかして毎日来るものなのか...? と
心配も不安もないもんだから、しかも3日くらいはICUなもんだから
そういう頻度がわからなくて
だけど妹らのことを考えると、ひとりは宮崎だから行きたくても簡単に行けないし
ひとりは行けるけど直視できないし
だったら動けるし直視できる自分が行けるだけ行くのが正解

土曜には病室のフロアに戻っててナースステーションの前のお部屋にいるんだろな
今まで心配も迷惑もたくさんかけてきたから、こういう時こそ親孝行しなくちゃよ
妹らにもなんだか頼りにされてるみたいだし
お母さんと一緒にがんばらねばな


2016年11月04日(金) 何かを得るなら

やっぱり何かは諦めないとダメってことだよな

今日は遅番で仕事に向かったんだけど
着いたら体調悪すぎて手足がプルプルしちゃっててよれよれで
こりゃダメだなと思って、仕事始まる前にそのまま帰らせてもらった
いつもはさっさか歩かないとイヤなのに、今日はゆっくりとしか歩けない
おっさんでも毎月まだ生理がくる
ごめんねおっさんで
こないだのお客みたいな言い方すれば、詐欺罪ってことだ
ちょっとでも間違ったこと言ったら、ぜーんぶ詐欺罪だから

毎月の下腹の鈍痛で仕事に影響出ちゃうのはどうかと思って
牛の歩みで帰ったあとに産婦人科へ相談に行ってみた
都度ロキソニンとかでしのぐのではなく
低用量ピルを服用してみるのはどうなんだろう、って
ネットで更年期情報を調べていたら、生理でお困りの時には
低用量ピルを使うのもいいかもしれません っていうのがあって
試しにまずは1ヶ月、服用してみることになった
これが自分に合えば、最大1年限定でピルのお世話になる予定
なんかね、年齢制限があるんだって ピル
45歳まで、らしいんだけど、45未満なのか45も含んでなのか
「ちょっと忘れちゃったので45歳までいいことにしましょう」って
先生だいじょぶなのかそれ
45歳になってから2ヶ月まで経ってないけどもさ

それで諦めなくちゃいけないのは たばこ
血栓症になりたくないなら禁煙

先月さぼってしまった子宮体がん検査
今日はついでなのでやっておきましょう、って
またあの恐怖の「鋭い鈍痛で貧血」
回を重ねるごとにダメージ度合いが増えている感じがする
1秒くらい、いや3秒くらいピリッとします、っていつものように言いながら
たぶん子宮の中なんだろうけど、たぶん何かほそーい綿棒のようなもので壁をちょっと擦って
そこの様子を調べてもらうやつ
今日はね、泣かなかったけどね、3秒じゃ止まらなかったんだよ「ピリッと」が
いつまでピリッとしてんだよって思ったけど、とっくに終わってたのにまだピリッとしてたんだよ
下腹左側が鋭い目の鈍痛で、ぎゅっとつぶった目に見えるのは
貧血を起こす時の紫っぽいチカチカと、今日は緑っぽいのも見えた
そのあとうっすら白っぽく霞んできて、耳が「ぼぉぉぉぉぉん」って鳴って周りの音が遠くなる
頭の芯がカーっと熱くなる感じがするのに、体は冷えてく感じで
もうちょっとで吐き気に襲われそうなとこだった
もう、ほんとに、できるなら金輪際あの検査は受けたくないとほんっとに思った
今回の検査で何も出なければ、子宮体がんのことは忘れましょう、ってお医者さん言ってた
ぜひそうしていただきたい ほんとにあれだけはもうイヤ

泣かなかったのは海老蔵がいるからだろうなと思った
心に誰かがいるのってすごい効果があるんだなと思った
日曜はデートできるのかな

あとJCOMは日中にPC立ち上げて使おうとするとめちゃくそおっそくて勝手に切れるしほんとイラッとする
ふ ざ け る な


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