ぼくたちは世界から忘れ去られているんだ

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2005年08月19日(金) 散文はいつもきみのために
野球のニュースは意味がわからないし
サッカーは最後まであきらめるなというし
わたしはわたしで戦うつもりはないし

おなかをだした赤ん坊
なにも知らないうちはよかった
きみを知らないうちはよかった
ただつみあげられるガラスのブロックに
劣情をもよおすことなどできなくて

ペットボトルのなかに夢を
一気に飲み干していいから

どこで間違えたんだろう
どこで間違えたんだろう
何がいけなかったんだろう
きみか?
わたしか?
わたしたちをあざわらう観客か?

清らかな魂なんてものは結局どこにもなくて
クロスのチョーカー黒いリボン

ほら
こんなにも
夜は



明るい

2005年08月02日(火) 大きくなったら大きくなりたい
あいつのくだらない冗談より
きみの真剣な話の方が
ずっと笑えるわ

おててつないで歩いた帰り道
幼い二人はずっとかげをながめてた
アイって知ってる?
きみはたずねたね
わたしは答えた
んなもんうちの犬のエサにしちゃったわ
きみはかげをみているときよりちょっとだけ楽しそうに
笑いはしなかったけど、くちびるの端を持ち上げた
それがおしまいの合図だった

それっきり
そう、それっきり


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