ぼくたちは世界から忘れ去られているんだ |
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2004年01月31日(土) | ありがとうとあたしは云いたいのに口から出てくるのはでたらめな歌ばかり |
お母さんが買ってくれたアナスイの財布とランコムのグロス メロンの香りのピンク色 お花模様のきれいなブルー あたしは愛されてます それを確認するのが物だってのも実にわびしい話なんだけれども、やっぱりあたしは目に見えるものしかまだまだ信じられなくて、なんとなく、ただなんとなく、これでいいじゃん、なんて思ってまた少しうれしくなってもぐらの形の地下鉄の中で、こうやって電池の残り少ない白い携帯から自慢のようないやらしいようなでも当人にとってはとても気持ちのいい文章とも云えないようなものを発信するのです。 |
2004年01月28日(水) | あなたに。 |
あなたが笑っていてよかった あなたはいつもいらいらしていて、わたしはあなたが少しこわくて わたしとあなたはあまりしゃべらないね でもわたしはあなたを大切に思うよ あなたが笑っていてよかった |
2004年01月27日(火) | 短文ですべてあらわしてみようかと思ったが無理でした。 |
小さな部屋で優しい人は、大丈夫よと云った。わたしは少しだけ安心して、また鼻をすすった。 |
2004年01月26日(月) | 走って走って此処まで来たのにどうして君が恋しくなるんだろうね。 |
どうしてあたしがここにいるって知ったの。 足痛くなるほど走って逃げて来たのに。 足跡?なるほどね。あたしが迂濶だったわ。でも見逃してよ。ねぇ、神様の左半分。 |
2004年01月25日(日) | あたらしい傷数えて眠りにおちる日を待ってる |
指先を火傷した。ひりひり?ずきずき?とにかく痛い。こんな時に君のことを思い出すとほんとうにまいってしまう。指先に君がやどっているような気分になる。 |
2004年01月23日(金) | 君かと思った。 |
北風が頬に冷たい息をふきかける 君の吐息かと思った。 教室の笑い声 君の声かと思った。 駅前のざわめき 君の足音かと思った。 こうやって携帯で すべてを綴ろうとするのは無理なの。 ただこうやって何も知らないふりをして いろんなことが通り過ぎるのを待ってる。 はじめまして はじめまして さようなら。 |
2004年01月22日(木) | 会いたい。 |
昨日殴られた耳がヘッドフォンするとき痛い。自業自得って奴だね。いつもそう。いつもそう。 毛皮を着た人に抱きつきたいと願望、それとも欲望?わからないのは羨望の眼差し。 こんなもんでいいんだよね? 地下鉄の中ゆっくり死んでゆく。 |
2004年01月20日(火) | トゥルウラスト |
しばらくたった日のこと。 「もう一人の人の死体が見つかったよ」 そう警察のおじさんが云った。 「死体」?どういうこと?笠木は…、笠木は…。 「どうしてまた女二人で死のうなんて思ったんだい?」 「成り行きです」 そうとしか答えられなかった。ほんとに成り行きだったから。でも多分、わたしは笠木を愛していたんだと思う。 ある日、思いついて、笠木に教えてもらった、どんな風にも整形してくれる、という先生の所に行った。 「こういう風にしてください」 そう云って差し出したのは笠木の写真。 しばらくしてわたしは笠木の顔になった。 わたしは笠木として生きてゆこう。 そしてチヨコを探すんだ。 さよなら、そしてよろしくね、笠木。 終わり。 ★★★ やーーーっとトゥルウ完結させられました。不満なところも多々ありますが、まぁいいでしょう。 感想メールしてくれるとうれしいです。 |
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