夢中夜
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***この間は夢***ほかは現実です、たぶん。


2005年07月20日(水) 夜空と海

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夜。私は高層の建物の中にいて、
窓をあけると間近に海が見えた。
夜空と海は溶け合っていた。
うっすらと水平線が斜めに見える。
重力がどうに働いているのか分からなかった。
星があるところが空だと思った。
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2005年07月19日(火) 貝の建築

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大きな巻貝みたいな建築物があった。
そこに先生が泊まることになっていた。
先に部屋に入って、いたずらをしておく。
窓からこっそり出る。
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2005年07月18日(月) 瞬間の永遠

書物にも、芸術にも、永遠はなく
常にぎりぎりの瞬間を抱えて存在している。
永遠はそのなかにある。


2005年07月17日(日) わたしとあの子とすずと

わたしが両足ひろげても
地面をはやくは走れぬが
飛べるわたしはあの子のように
真似してみたい気にならない

すずがどんなに思っているか
わたしはまつたく知らないが
あの鳴るすずはたくさんの
歌がなくても足りている

あの子とすずとそれからわたし
わたしはわたし、それでいい


2005年07月14日(木) 菌類から薬草へ

部屋にキノコやカビを培養していたひとが、
何種類ものハーブを育てていた。

「学生」から「奥様」へ、
完璧な変貌を遂げた。


2005年07月11日(月) 海路の回路

神奈川は犬のかたちをしている。
犬の足先まで行って、船に乗る。
デッキで潮風にあたりながら、遠ざかる犬の腹を見つめる。
鳶が途中までついてきた。
陸路で行くとあんなに遠いのに、海を渡ればすぐそこ。
袖ヶ浦ナンバーの世界。


2005年07月07日(木) 七夕

小1の夏、短冊に書きました。
「つめをかむくせがなおりますように」。
無意味な願い事。書くことがなかったから。

いま、短冊に書くなら、何を書くだろう。
やっぱり、何もない。
もう無理して願い事を書かなくてもいいんだし。


2005年07月01日(金) y=

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あるものは、あるものの2倍の大きさである。
***
という抽象的な夢を見た。


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きみの星はやみの夜に輝いている
(Carl Hilty)
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