夢中夜
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***この間は夢***ほかは現実です、たぶん。


2004年06月30日(水) 椰子の實(島崎藤村)

名も知らぬ 遠き島より
流れ寄る 椰子の實一つ
故郷の 岸を離れて
汝はそも 波に幾月

旧の樹は 生ひや茂れる
枝はなほ 影をやなせる
われもまた 渚を枕
ひとり身の 浮根の旅ぞ
 
実をとりて 胸にあつれば
新なり 流離の憂ひ
海の日の 沈むを見れば
滾り落つ 異郷の涙
 
思ひやる 八重の汐々
いづれの日にか 國に帰らむ


2004年06月26日(土) wish tree

空のなかにはハエがいる


2004年06月24日(木) 深く暗く

建物が低くなったみたいに
緑が盛り上がっている。


2004年06月15日(火) 明けがたの電灯

明けがたの電灯はくたびれている。
明けがたの虫もくたびれている。


2004年06月14日(月) しろくま

***
濃い水色をした象が、
河の上流にいるシロクマを背負って
下流まで下りていった。
***


2004年06月13日(日) テレビ番組

***
笑っていいともに出て、一気飲みのコーナーに参加し、
タモリの合図でウーロン茶を飲み干した。
***


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きみの星はやみの夜に輝いている
(Carl Hilty)
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