千羽鶴
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2018年03月17日(土) 新緑が来るまで

喩えば

好きな人が出来て

でも 過去も現在も 何一つ打ち明けたくなくて

あまりに あまりなので

結局 手を伸ばせなくて


なんで こんなに過去に 苦しまなきゃならんかな

「僕が 僕だけが 悪いわけじゃない クズの子供として育てられただけで」

ボーダー親の みなしごタイプの 完璧な子供ではない方に 選ばれただけで


なんで こんなに 過去に苦しんで生きてるんだろう



やっと 親を切り捨てて やっと やっと やっと 出来て



そして 何度も 代わりに与えてくれた あの女(ひと)を 呼んで

納骨堂に お骨は まだ入ってないのかな


いつも 会えなくて 苦しいです

家族でないのが 苦しかったです


最後に 会いに行くことを選べなかったことが 今もまだ 苦しいです



この時期は いつも 苦しくて 怖いです

桜が終わったら 新緑が来て 呼吸が出来る気がしてます


たくさん 素敵なものに 触れました

でもやっぱり 自分を 幸せにするのは とても難しいことでした

価値がないと それを得るだけの

譲れば譲っただけ 想って諦めただけ 相手を否定してしまうようでした




また ひとりに 今度こそ ひとりに

なってみようと

それで どこまで 生きられるのか 分からないけど

はじめてのことが大好きな私には

ぴったりな経験だと思うから

一度 やってみることに しようと思います



桜の時期に 綺麗綺麗に 消え失せて やろうと

誰かの 記憶に 綺麗綺麗に ひとひらでも 残ってやろうと 思うのです

綺麗綺麗に あの人を 私の中に 大きく重く連れ去って

また 綺麗なだけのものを 抱きしめたままで


mocco

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