千羽鶴
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俺の首を刎ねてくれ もぅ疲れた 空をも飛べたかもしれないのに 切り裂いた腹からは 延々苦痛が溢れていた
俺をもぅ自由にしてくれ
俺は又置いて行かれるんだ
首を刎ねる釜は血を吸って 何時の間にか錆びていた
君の首を刈ってやろう もぅ疲れただろう? 空をも飛ぶことが出来るのに 爛れた目玉は 全てを見ていた
君をもぅ自由にしてやろう
俺は又立ち止まるんだ
首を刈る鎌は振りかざされる事なく 何時の間にか砕けて消えた
求められずには居られないのだろう
何度、何度諦めてきただろう
一体どれだけのモノを守れただろう
一体どれだけのモノを捨てて来ただろう
それでも
求めずには居られないんだろ?
いくら孤独を味わっても
いくら絶望を味わっても
求め続ける
ここでは無い何処かと
貴方では無い誰か
mocco
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