私の彼女。
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恋人との経済的な格差は、どんなに気をつけてその関係を築いても、やっぱりその人との関係に優劣をつけてしまうと思う。 人のお金で暮らすということは、何かをその見返りに与えなくてはいけなくなる。
掃除、洗濯、料理。 料理は、相手が食べたいものを、相手が帰ってくる時間に用意する。 ご飯はいらないと言われれば、今日は鍋が食べたいと言われる事を予想して買った豆腐も、うどんも冷蔵庫の中で腐っていく。 だまって毎日その人の仕事のグチを聞いたり、 イライラしてあたられるのをただひたすら耐えたり、 SEXをするのは、相手がしたい時で、自分の欲望とのタイミングが合わなければ、自分の事は自分で処理をする。 相手が望んでいようと、いまいと、いつも「愛してる」と言う。
気づいたら、女王様みたいに、威張り散らして、わがままで、いや〜な女になっている。 相手が仕事をしないことを責めたて、自分が最優先されてあたり前だと思う。 でも、時々そんな自分に無性に腹が立って、どうしようもなく悲しくなって、でも、それも相手のせいにする。 むなしさでいっぱいになる。 でも、そのむなしさをぶつける相手は、やっぱりその人しかいなくて、 結局、その人がいなくなって最後にボロボロになるのは自分なんだと気づく。 依存させられてしまっていて、もうどこへも行けない。
だから、いつも気をつけてなくちゃいけないって言い聞かせてきたはずなのに。 その人がいなくなったら生きていけないような、そんな無防備に誰かによりかかってはいけない。 いつも人間は一人なんだという事を、忘れてはいけない。 永遠なんて絶対にないのだから。 誰かと生きるときは、必ず一人になる覚悟のもとに生きなければならない。
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おととい、彼女の元カノ?おさななじみ?姉妹?ずーっと一緒に暮らしていた人?が、子供を連れて遊びにきた。 なんで、親というのは、自分の子供を中心に周囲にわがままを言いまくるんだろう。 誰もが、自分の子供をカワイイと言ってくれるのはあたり前、興味を持ってくれるのはあたり前だと思ってる。 なんだかそういうのが、すごく疲れた。 自分の買い物に彼女をさんざん付き合わせ、私とのご飯の約束なんて平気で変更する。 「やっぱり子供が寝ちゃったから、惣菜でも買って家で食べない?」 帰ってくるまで外で時間をつぶして待ってた、私の存在なんてどうでもよくて。 あげくのはては、次の日も泊まっていい?と。 さすがにキレてしまった。 あわせて、なんでもしてあげる彼女にも、 一緒に住んでる私への配慮が全くないずうずうしさにも、 ・・・・ いや、ホントは子供という、私が欲しくて欲しくてたまらないものを見せつけて、誇らしげにしていた彼女に、耐えられなかったのかもしれない。 その気持ちを1番わかってくれるはずの彼女が、そばにいてくれなかったからなのかもしれない。
私のわがままなんだということはわかってる。 私の小ささなんだということも。
久しぶりに、旦那や、義理のお母さん、お父さんから開放されて、 自分が唯一自分をさらけ出して、わがままを言える姉妹みたいな気心の知れた大事な存在の人が、自分の子供を見てくれて、かわいがってくれて、 お酒も飲めて、誰も気にせず遅くまで寝ていられれて。 そんな、めったにない非日常な時間を、楽しませてあげればよかったんだ。 大きな気持ちで。
私は子供だ。
私は彼女達が家にいるので帰れず、一人で映画を見た。 「サヨナライツカ」。 これが、結構こたえた。 あの映画を見たあとでなければ、 もう1泊していい?のメールも、もう少し大きく受け止められたのかもしれなかった。
愛することの恐怖を見た。 すごく大きな不安にのみこまれた。 一人でいることがたまらなかった。 涙が出てどうしようもなかった。
死ぬとき、ただひたすら愛したことを思い出すのが幸せだなんて、 私には思えない。 それはまだ私が誰かをひたすら愛したことがないからなんだろう。
誰かを愛しすぎてしまうのは、怖いこと。
2010年。平成22年。 すごい。 ただ単純に自分がこんなに生きてきたんだと思ったら、すごいことだなって。
もう1月も半分終わってしまった。 会社は相変わらずで、諦めない人がいるので、とりあえず毎日出勤しています。 給料はもらえるのかわかりませんが。
吉田修一さんの「悪人」(上・下)を読みました。 このお話は、映画化されるみたいです。 吉田修一さんの世界は、色で言うならば、乾いた灰色。 話の展開は、それほど特別な何かが起こるわけでもない。 いや、人は死ぬし、殺されるし、何かは起こってるんだけど、その起こった出来事よりも、登場人物が持つ、灰色のものが、物語全体の中心にあって、なんだか不思議な感覚です。 でも、いろんな人の視点から話がくるくるまわるので、飽きずに読みすすめられます。
シェープビートXターボが欲しい。
今年は人に会う年にしていきたいと思います。
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