私の彼女。
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2004年05月25日(火) 実りの週末。

先週末もたくさん遊んでしまいました。
土曜日は、いつも遊ぶカップルさんと演劇を見に行ってきました。
全員が、ビアンとバイセクシャルである事をカミングアウトしているという劇団の公演で、これがなかなかおもしろかった。
演劇なんて、遠い昔、誰かの付き合いで1度か2度行ったことがあるだけだったので、
まず、あの演劇の熱さみたいなものがとても新鮮だった。
この劇団は、たった3人なんだけど、設定とか展開とかすごくうまくて、
話によると3人で15役もやっていたみたいで、1時間半、飽きずに見られました。
テーマは「アイデンティティー」。
内容は、正直少し難しかった。
でも、出た答えはとても単純なものだったと思う。
自分はどこに属するのか?なんて事にこだわったり、逆に、私は私!なんて無理に自分を作ろうしたり、
いろいろ迷いや葛藤はあるけど、結局大事なのは、
好きな人と一緒にいたいっていう気持なんじゃないでしょうか?という話だったと思います。
ま、簡単に書いてしまいましたが、実際、もっといろんな深い意味がこめられている話でした。
たくさんの事が感じられて良かった。

演劇を見たあと、ゲーセンで遊んで、この前、直と2人で行った豆腐と名古屋コーチンのおいしい店でご飯を食べました。
それにしても、中野という街は、ほんといい街です。
ゲーセンが安い!お菓子も安い!おいしい(おいしそうな)お店が多い!ビアンカップルさんらしき人が多い!もう最高の環境です。

そんな中野には、「ラウド」という、ビアン・バイセクシャルのコミュニケーションスペース(?!)があります。
以前、「ラウド」のキャンドルナイトで知り合ったというカップルさんに会ったことがあって、
キャンドルナイトというその魅惑な名前がずーっと気になってはいて。
で、たまたま今回、その中野で行われたカミングアウト劇団の公演を見た人はその半券を持っていくと入場料が半額だということだったので、
思い切って4人で行ってみることにしました。
いや〜・・・・なんか不思議な空間でした。
いろんな人がいました。
そして、本当にキャンドだけがともされたキャンドルルナイトでした(笑)。
途中からは、夜の部の公演を終えたカミングアウト劇団の3人も来て、結構いい盛り上がりで楽しかったです。
友達もできました。名前はサキちゃん。
高校の制服を着ていて、最初え?!って思ったんだけど、実は、彼女は、男の人でした。
性同一性障害で、体は男、心は女、そして恋愛対象は女性という複雑な問題を抱えていながら、とても明るく素直な子でした。
最終的には、家が近くだったこともあり、結局直と私と3人で電車に乗って帰りました。
その間、自分の写真をうれしそうに私達に見せてくれて、いろんな話もしてくれました。
かわいい〜って言うとすごくうれしそうで、かわいかった。
彼女の今、1番のこだわりは、ハイソックスらしいです。
ミッキー柄がかなりのお気に入りらしく、写真を拡大して見せられました。。。
ま、そんな結構濃い1日を過ごした訳です。

いつも遊んでくれるこのカップルさんは、いろんな経験をさせてくれる。
会話の中で、考えさせられることも多い。
すごく真剣な話ができる人達です。
知識も豊富で、いろんな事を知っている。
直は、このカップルさんに問題を出してもらうのが大好きなのです。
問題を出された時の直の目は、キラキラします。。。かなりうれしいようです。
そして難しければ難しいほど、うれしいようです。
ですので、どうか、今後とも難しいやつよろしくお願いします。

そして、日曜日。
半年前、北海道に行ってしまったカップルに、久しぶりに会った。
このカップルは、私達よりはずいぶん年下で、とてもとてもかわいい2人です。
でも、久しぶりに会ったら、2人ともすごく大人になってた。
会ったのが夜だったので、ご飯食べてお酒飲んだだけだったんだけど、
あっという間に時間が過ぎて、気づいたら終電。
でも、楽しかった〜。久しぶりにあんなに笑った。
はぁ〜今でも思いだすと笑えます。
この2人は、ずいぶん年下なのに、私達の事を○○チャンと、チャンづけで呼ぶ。
最近は、もうそれに慣れて、あらためて考えることもなくなってたけど、
ああ、これが、この2人との居心地のよさの要因の1つなのかもしれないと思った。
最初からそうだった。
この2人は、礼儀もちゃんとわかってて、年上の私達をきちんと立ててくれるのに、
歳の壁をぜんぜん感じさせない。
それって案外難しいことだなぁーーーーって、思う。
そんな事をさらっ〜とやってる2人を、今さらながら、すごいなぁって思った。
それに、このカップルさんの一人と、直は、ほんと思考回路が似てるんです。
やること、思うこと、行動パターン・・・・血がつながってるのではないかと思うほどで。
またそこも、目が離せないとこです。
とにかく、私達にとって、妹のように大事な大事な愛しい2人です。
また、早く会いたい。

そして、昨日。
PUFFYのライブに直と行き、ヘトヘトになって帰ってきました。
オールスタンディングのライブハウスなので、足をふまれ、汗にまみれ、もうボロボロでした。
なんかもう、ああいうライブはやめておこうかなと思います。
PUFFYも30歳と29歳です。そう、思いっきり同年代です。
それが、少し元気をくれました。
PUFFYバンザーイ!!


2004年05月24日(月) 前向きに依存。

私がしばらく日記を書かなかったことで、心配してくれる人がいるなんて。
ほんと、うれしかった。泣きそうです。
大袈裟でなく、生きることとか、人間とかっていいよな〜って深く深く思った瞬間でした。ありがとう。
いつか、私もそういう人からもらったあったかさを、どこかで誰かに返していければなと思います。

最近、彼女とはなかなかうまくいってます。
一時期、本当にダメだと思いました。
なんか、ビアンとして生きていく事に疲れ果てて、何も前向きになんか考えられなかった。
早く逃げ出してしまいたいと思ってた。
もちろん、今も迷いがたくさんあります。
直に嫉妬したり、自分に自信がなくなったり、人の幸せを妬んだり、素直になれなかったり、どうでもいいやってなげやりになったり、そんな事も1日の中には何度もあります。
でも、最近は、直がきちんと私を見ていてくれるので、それにずいぶん救われています。
今まで口に出せなかった気持ちが、少しずつ口に出せるようになった。
今まで、見たくないとそのまま目をそらしてしまっていたもやもやを、きちんと考えて、直に伝えようと思えるようになりました。
直がしつこく、ちゃんと言いな、考えな、って言うので(笑)。
そんな人がそばにいて、つくづくありがたいなぁって思います。

もちろん、それに甘えていちゃいけないのはわかってる。結局、私の中の問題を解決していけるのは自分自身だけなんだし。
直の負担になんかなりたくない。
でも、直の力はうんと借りようと思ってる。借りてもいいんだと思う。
私の場合、やっぱり誰かの為に何かをする時が1番頑張れるし、それは依存だと言われればそうなのかもしれないけど、好きな人の笑顔の為だけに存在する自分がいても、それはそれでいいんじゃないかと思う。
いろんな理屈だの、正しいことだのにとらわれているより、素直に自分の気持ちのまま進んでみようと思う。


2004年05月19日(水) 私の距離感。

またまた久しぶりの日記となってしまっていました。
先週は、もうなんだか忙しくて、日曜日も出勤したものだから1週間がとても長かった。

先週の日曜日の夜、会社の人の結婚パーティーがあって、やっぱりなんだかとても疲れた。
年齢が重い。。。
決して結婚したいなんてわけじゃないけど、いちいちそういう事をふられる事にほとほと疲れる。
その日は他にも、ついてないことがいっぱいで、
一眼レフで写真たくさん撮ったのに、フィルム入ってなかったり、
ゲーム考えて準備してたのに、なんだかみんな酔っ払って、ずーっとカラオケが終わらず、
ゲームはやらずじまいだし。
ご飯食べる暇もなく、疲れのあまり、頭痛もしてきて、雨も降ってきて・・・。
家に帰って、直が頑張ったねって抱きしめてくれた瞬間に、涙が溢れてしまいました。
ここに死ぬほど帰ってきたかったって思った。
バッチョも優しかった。

バッチョは、私達の気持ちが本当によくわかる。
前に、直と大げんかして、大声で怒鳴った時、バッチョが、私のシャツの袖をつかんだ。
びっくりした・・・。私、バッチョに止められました。
それにね、例えば、私が一人で帰った時と、直と2人で帰った時の、バッチョの反応はぜんぜん違うのです。
明らかに、2人で帰った時の方がうれしそうで、
私になでられたあと必ず、直のとこに行ってなでてもらう。その後、また私のとこに来て、甘える。
それがほんとうれしそうで(笑)。
もうどうにかなっちゃいそうなくらいかわいい。
バッチョは、私達の普段の生活をよく見てる。
もうドアの開け方だって余裕でわかります。
猫は、思っている以上に、頭がいいと思う。そして、気持ちがある。
泣いてると心配そうにそばにちょこんとすわるし、顔をパンチする時は、絶対爪を出さないし。
はぁ・・・・バッチョの話をすると永遠に続いてしまいそうなので、このへんでやめとかないと。

最近、直の趣味につきあってます。
ふと、自分がすごく無理をしてるんじゃないかって思って、寂しい気持ちになる時も、実はあります。
でも、そんな風に思い込んでるだけのような気もします。
アイリッシュの音楽も好きだし、ティンホイッスルも吹けるとうれしい。
でも、直があれほど喜んだりしてくれなければ、やらないかもしれないなぁって思う。
アイリッシュ好きの人って、結構個性派が多くて、
みんな、ほんとアイリッシュの音楽が好きで、演奏することが好きで、とことんはまってるって感じなんです。
そんな中にいると、なんか、とても取り残された気持ちになるんです。
そこまではまれない自分がいる。

けど、直の一言で、自分なりにはまればいいのかなって思った。
私はもともとあまり何かにまったりする事がない人で。
でも、好きな人がそれを一緒にやることで喜んでくれるなら、そんな理由だけでもいいのかなって思って。
最近、自分なりの形でいいんだって思えるようになりつつあります。
直が責めたりしないで、ちゃんとそれを見てくれようとしてくれるからだと思います。
でもそれに甘えてばかりいないで、いろいろ考えて、少しずつ実行していきたいって思う。

それにしても、毎日眠い・・・。


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