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何十年だろう ずっと 捨てられずにいた 服を 捨てる事にした もう着る事のない ただの 布生地よりも 無意味な 物だったのに 捨てられずにいた 最後に着用したものだから だけど さよなら こうゆう 自分にも 「サヨナラ」 「ベンジャミンバトン」を観た いつものように 彼の太ももを 抱き枕にしながら 初めは 後ろから 抱きしめられてて そんな彼に 「べったり」と 寄りかかって お互いが 密着してるんだけど 徐々に体を ずり下げ 太ももに辿り着く 太ももを 「すりすり」と 触る私と 私の頭を ゆっくりと 優しく撫で続ける 彼 次第に つねってみたり 引っ掻いてみたり イタズラをしながら 「うとうと」と あまりの 気持よさに いつも寝ちゃう だから 「内容がわから内容」 なんて アホな事を 毎度言うのに 笑いながら ストーリーを 説明してくれる そんな 感じなので 最初から最後まで 観る事の出来た 映画って これが 初めてかもしれない 理由のひとつは ストーリーの 新鮮さや 展開の テンポなどの 良さもあったけど 何よりも 「セリフ」が 良かった事 なんて言って うろ覚え だったりして ベンジャミンが言う 「人生は何が起こるか分からない」 「今からでも遅くはない」 確か こんな感じの 二つの言葉が 出てくるんだけど 特に難しい 言葉ではなく 日常的に 誰かが言ってる事も あるのに 自分の中で 何かが走り って ちょうど おじさんが 雷に打たれるシーンが 何度かあったけど まさにあんな感じ 以前 「静と迷」を 記した時 実は色々と 悩んでいた この映画を観た時も 何が正しくて 何が間違っているのかなんて 実は何も解っていなくて なかなか 踏み切れず 八つ当たりも したっけ とりあえず 「勘」だけを 頼りに 行動してきた結果 「間違い」は無く 今は 安心感が 溢れてくる様 そして 今後は 「ガラリ」と 変わって 行くだろう 「自分自身」では無く 周りがね あれだけ 「変わる」事に 違和感を感じ 避け続けていた 自分が 真っ先に 「変化」を 望むなんて 変化と言うより 「進歩」 の方が 適しているかも だけど これが 彼の考えや 行動だとしたら 私は 心の底から 応援出来ただろうか きっと 出来ないだろうな 逆に 怒り出して しまうだろう それなのに 彼は まるで 自分の事のように 一緒 いや「それ以上に」 行動してくれた なんて 「素晴らしい人なんだろう」 と 思う反面 小さく 「ちっぽけ」な 自分が 情けない 今は もう 「これでいいんだ」と 自信を持てるように なったけど 行動に 移し始めた この頃は 不安や 迷いもあり ベンジャミンの言葉が 心の中に 突き刺ささり その言葉を 自分の 言葉としても 何度も何度も 問い掛けた 「人生は何が起こるか分からない」 確かにそうだ 自分の事は 何となくは 分かるし 全てが 思い通りに 運んではいるけど 先の事を 考え過ぎて 泣きじゃくったり 悲観的になったり 今となっては 「阿呆」 としか 言いようのない 「あの頃」を 疑問に思う だけど それも 自分が ほんの少しだとしても 「強く」なり 何かを 乗り越えられた その「証」なのだ と思えば それはそれで 良いのかもしれない 「強さ」の 全ては 自分の 力だけではなく 「彼」が 絶えず 傍に居てくれたから 今の自分が 「在る」のだと とても 長い道のり だったような 気がするけど とりあえず 「大きな分岐点」まで 辿り着く事が 出来た そんな感じ |
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先日 と言っても 六月の最終日 ゲーム上での 「結婚式」を挙げた その 一週間前 愛し合い過ぎて 夜が開けてしまい またまた大袈裟な 気もするけど その日 予定してた結婚式は 急遽「キャンセル」 する事に 仕事でどうとか 他の都合だとかは 関係なく 二人 一緒に居たし お互いが「忘れて」 しまっていたんだから 特に怒る感情は 湧き上がらない筈だけど それとは別に よく考えたら ってか 考えなくても 下らないよね ゲームで結婚なんてさ だからもうヤメヤメ って 投げやりに 言ったら 「 ゲームだからって 実際結婚できないから ゲーム上だけでもしようねって そう二人で決めて ゴールド貯めるのに頑張ってきたんでしょ だから絶対するから ! 」 って かなり強引に 言われた 「強引」と言うより 何か 酷く 怒ってるような 感じで 人間って変わるなー 私と出会うまでは クールで「冷めた」 人間だったのに こんな事で 「情熱的」に なるなんて 近頃は特に 私との事になると たまに「異常」な程 だから 何となく 最後まで 下らな過ぎるよね って こちらも嫌味を続けたけど そのわりに 「大安」だの「先勝」だの 現実の事じゃないのに 調べだしたりして 知らなかった 「赤口」の読みや 意味を把握出来たりで まあ勉強に なったのかもしれないけど 「飽き性」なんで 実は 二ヶ月程 ログインすら してなかったのに ゲーム側の不具合なのか ログインする度に ゴールドを貰え 「7万貯めたら結婚ね」 なんて言ってたけど 一ヶ月も経たない内に それ以上の額が 貯まってしまった その為 「逆玉の輿婚」 ゲームと現実は 見事「正反対」だったり 衣装はドレスではなく カラフルな民族衣装に カレには ピンクのゴージャスな タキシードを 勿論 髪型から靴 上から下までを コーディネートしてあげた ペアリング おまけにブーケも 自分持ちで 現実では 信じられない程の 貢ぎ様 自分はかなり レベルアップしてたから カレは「初心者並み」の レベルだと言う事を 忘れてて 結局タキシードは着用出来ず 無駄になってしまった分 靴を買って貰った 「ど忘れ」したお陰で お揃い民族衣装での 撮影会 キャラが動く タイミングや角度により キスしてるように 見えるので 重なった所で キャプチャー お互いが 結婚相手を登録すると 家が貰え 家具を揃え始めたけど ダサイ家具ばかり 人によっては ここで 色々(エロエロ) するカップルも多いけど 自分達は 現世界で十分 だけど 此処は 「ゲーム」なんだけど 実際何年 ・・・・と ゲーム上のみで 結婚生活を続けてる カップルも居て そうゆうのって あまり 「理解」出来なかったし その感覚は 今でもよくは 解らないけど 頭っから 否定する気持ちは 薄れたような これに関する 事だけではなく 本当に 様々な意味で 否定ばかり していた頃は その物事に対する 本質は見えず 「もっと」とは 言わなくとも ほんの少し 「視野」を広げる事が 出来ていたのなら 「あの頃」が もう少し 違っていたのかも しれないな 「結果」は同じであっても キャプチャーを 終えたら 二人の日記に 記録と一言をつけ 終了 「結婚式」と 言うよりは 何かの作業を 終えたような そんな感じ きっと これは 現実もさほど 変わらない様な 気がする 手続きと行動が 余計に 面倒な事を省けば そうそう それと 結婚も出来れば 「離婚」も 出来るらしく 家の売却も 可能だそうで 離婚の場合 資産は半々に なるんだとか 一応「家の名義」が 自分になっている私は それこそバカバカしい気が しないでもないけど ちょっとでも嫌になったら別れてやる って言ったら 「 絶対駄目だから ずーっと一緒にいるんだから 」 って まあこんな感じで 今の私と カレは 今までの過程を 思い起こして見ると 信じられないくらい 仲良しで 相変わらず (愛も変わらず) 毎日 愛され 優先順序も常に 「一番」と言う 位置も変わらず カレに対する 不満はひとつも無い 私もカレの事が 大好きで 以前の「大好き」と 言う気持ちに 「愛してる」 と言う気持ちが プラスになり 随分と態度も 変わった様な 気がしてる 本当に相手の事が 「大事」だと思う 気持ちがあると 今までのような 態度は とれないものなのだ と 分かっていたのに 出来なかった という事は あの頃は 「愛」と言うものが 欠けていたんだな と だけど 「愛」だけでは 行動できない 打算的な私は 今現在「結婚」 していなくても カレとは 結婚していないだろうな この形 この関係だからこそ カレを選んだのだろうから |
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