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おやすみなさいの前に
2009年05月10日(日)








一日に三度

カレは尋ねに来る

正しく言えば


一日のうちの三回目は

私を抱きしめに来て


「 おやすみ 」と言って

抱っこした後

おでこにキスをしてくれる



お化粧を落としてから

「おやすみ」の電話をするね





自由な時間を与えられて

三月も経ってしまった

神経が緩んだせいか

体の締まりまでもが緩くなり過ぎ

体重戻すまでに

多少の時間が必要であったけど


そんなストレスに

左右される事無く

いつしか私は穏やかになっていった


毎日愛し合っていたから

二週間後には二人

「びりびり」とした刺激に耐えられず


三週間交わる事は

出来なかったけど

その間も毎日

カレの舌や指で

三時間ほど



この先

もしカレのモノが

起たなくなってしまったとしても

私は何ら不満を抱く事はないだろう



相手を想う気持ちがあれば

愛し方はそれぞれだし

特に問題も無く

普通のセックスと

あまり変わりは感じられず


何にしたって「気持ち」が

大事なのだと



そうは言っても

カレと私の体が

交差する時が一番最高であり

まるで精神安定剤のように

心までもを落ち着かせてくれる


飲んだ事は無いけど


ふたりが「ひとつ」になれるような

交じり混ざり合う「セックス」



三週間後から今までの

一月半


見事毎日

最低でも

三時間は愛し合っていて


一度「お泊まり」をした日なんて

なんと三回

いつもながら「淡白だったんだよね」って

毎回確認するかように

癖の様に聞いてしまうけど


まるでロボットに

インプットしたかのように

私にだけ「性欲」を発揮してくれて

私だけを愛してくれる


だから「愛」が深まったのだけど

それだからと言って

「愛してる」と

言い返す理由も無く


素直に

そして単純に「愛してる」と




これから「おやすみ」前の

電話を掛けたら

いつものように

繋いだまま寝よう


交わっては居ないのに

愛し合った後のような

安堵感を感じられる

電波での交わり



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