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2009年08月02日(日) 8月2日のlesson de ラ・パレット…

8月だというのにそう暑くなく雨模様の一日でしたが、聴講の方も多く、熱気のある一日となりました。
プログラムは以下の通りです。

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11:00〜
 バルトーク:ミクロコスモス1、2巻より
 ブルグミュラー:貴婦人の乗馬
 J.S.バッハ:インヴェンション1番
 チャイコフスキー:子供のためのアルバムより
       朝の祈り、新しいお人形
 
12:00〜
 J.S.バッハ:平均律1巻 18番
 ショパン:エチュード Op.10-4
 ベートーヴェン:第17番『テンペスト』第3楽章

13:00〜
 ショパン:エチュード Op.10-1
 J.S.バッハ:平均律1巻 15番
 ショパン:スケルッツオ 3番

 《休憩》14:00〜14:40

14:40〜
 J.S.バッハ:平均律2巻より 7番
 ラフマニノフ:エチュード Op.39-8
 ショパン:エチュードOp.10-8
 ショパン:ファンタジー op.49

16:10〜
 ドビュッシー:エチュード 第7番 半音階のための
              第9番 反復音のための
 ブラームス:op.119より
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沢山の興味深いポイントがあったこの日ですが、もっとも印象に残った点は二つ。

一つは、手を痛めた時にどうしたらよいか…というお話。
もう一つは、練習する時に何を考え、何を感じているか…という問題。

前者では、
「手首・親指、小指の痛みの原因がそこにあるとは限らない、肩や首に原因がある場合も多い」
というお話、また、イチローのチームドクターが日本のピアノの先生たちの前で、
「ピアニストは野球選手より手の筋肉を使っているのに、
弾いたあとアイシングしないなんて信じられない」
という話をしたということなどが興味深かったです。
また、手を痛めた時に具体的にどうしたらよいか…というお話は非常に参考になりました。

もう一つの、練習する時に何を考え、何を感じているか…という問題。
これは、先生から具体的にお話があったというよりも、レッスンを聴講していて
私自身が感じたこと…というほうが良いかも知れません。

ピアノを弾くのには、一般に思われているであろう以上に、
様々な瞬間にできていなくてはならないことがあり、
それらは、一つずつ体得していくしかないわけで、そのためには膨大な時間がかかります。
ピアノを弾いている全ての瞬間に、音楽を感じ、音を聴き、その上で、
音楽に合わせたタッチや身体の使い方ができるようになった時に、
端から見ていて生徒さんが急速に上達したように見えるのだという気がします。

弾き方の前にある感じ方、これこそが上達の鍵という気がしてなりませんでした。

他にも、練習と演奏の違い、中学生の時ならではの問題、音楽とテクニックの関係など、
興味深いお話が沢山ありました。

次回は10月4日です。
お申し込みをお待ちしています。


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