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2003年02月08日(土) 第3回 lesson de ラ・パレット…

2月2日の北川正先生の公開レッスンでは、以下の曲を中心にレッスンが行われました。

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チェルニー30番 23番
バッハ インベンション4番
バルトーク ミクロコスモス 2巻より
イベール 「物語」より 小さい白いろば

ツェルニー30番より
バッハ インベンション2番
バルトーク ミクロコスモス2巻より

バルトーク ミクロコスモス5巻より
イベール 「物語」より Ⅸ La marchande d'eau Frache
ハイドン ピアノソナタ 変ホ長調 Hoboken ⅩⅤⅠ:49

チェルニー30番 19番
バッハ インベンション6番
ミクロコスモス 2巻より
ヴィラ=ロボス ブラジル民族舞曲小曲集より
           カーネーションがバラとけんかした

ベートーヴェン ソナタ No.18 op.31-3 1楽章
バッハ 平均律 Ⅰ-13
ショパン エチュード op.10-5

リスト 2つの演奏会用練習曲より小人の踊り

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午前10時30分から、夕方まで…という長時間にもかかわらず、一日通して聴講された皆様が大勢いらしてくださったのは、主催者として、嬉しいことでした。
定員一杯のお申し込みをいただき、ほぼ通日満席に近かったのは、レッスンを受けてくださる生徒さんにとっても、張り合いのあるものだったと思います。

公開レッスンの最初に、この公開レッスンの意義について、北川先生から少しお話があり、それからレッスンの始まり…となります。
「ピアノを弾く上で、最終的に、何が分かっていなくてはならないか、何ができなくてはならないか…を知っている人間がピアノを教えるのが、とても大切なことなのだ…という事を、このレッスンを通じて、ピアノの先生たちに分かってもらいたい。」
という北川先生の言葉は、私が長い間求めていた理想のピアノのレッスンとも通じるところがあり、そんなレッスンを目の当たりにできる…という今の自分が、とても幸せに思えました。

この公開レッスンでは、レッスンを受ける生徒さんには、繰り返し参加してもらうことになっています。
回を重ねるごとに、生徒さんの演奏が変わってくるのは、どんな言葉よりも説得力があります。
聴講してくださる先生方も、レッスンを受ける生徒さんも、そして、一緒にいらしてくださる親御さんも、だんだんに顔なじみになって、あたたかな雰囲気ができてきたのも嬉しいことです。

前回、12月の公開レッスンでは、ミクロコスモスを勉強する必要性とその根拠について、非情に納得のいくご説明があり、しかもそれは、ミクロコスモスについて書かれたもののうち、今まで私が読んだどれにも書かれていないものだったのが、とても印象的でした。
今回は、旋法と音楽の性質について、楽曲の指導を通じての解説があり、レッスンでの楽曲以外の例をいくつか弾いてくださったのが、面白く、そして勉強になりました。
考えてみれば、旋法というものについて、私は、通り一遍の知識しか持っていなかったのだ…という事に、改めて気づかされ、以前よりも、旋法について有機的な興味がわいてきたような気がします。
北川先生がホンの一節弾いてくださるだけでも、その音楽が活き活きと存在しているのは、感動的で、その演奏を聴けるだけでも、この公開レッスンを聴く価値がある…という風に思えてなりませんでした。
北川先生の弾いてくださる音…といえば、ベートーヴェンのソナタのレッスンの時に、アパッショナータの一節を弾いてくださり、それはそれは美しく、レッスンを聴講しているのだ…という事を忘れそうになってしまうほどでした。

全てのレッスンが終わった後、北川先生のお話と、質疑応答の時間には、良いピアノで練習、レッスンすることの大切さ…が話題となりました。
まだまだ、自由に質問が出る…という雰囲気にはなっていませんが、でも、もっと質問しやすい雰囲気が、これから先、できてくるような予感がします。

ピアノを弾くために、本当に大切なことを、あたたかな雰囲気の中で勉強していかれる場所が、確固としたものになるように、1回1回を大切に続けていかれたら良いな…と、思っています。


2003年02月06日(木) 手を痛めた時には…

lesson de ラ・パレットのご報告もあるのですが、とても良い話を伺ったので、とりあえず、それだけをUPします。

手を痛めるのに原因はイロイロありますが、痛めやすい手…というのは、何らかの理由で血流が悪くなっているのだそうです。
で、痛めた時には、揉まずにさする…というのが、一番の治療だそうで、ひたすらさすって血流を良くすることで、殆どの痛みは治っていくものなのだ…とか。
手の痛みに悩んでいらっしゃる方は、おためしくださいませ。

また、痛みの根本原因も血管が細くなっているとか、血液がドロドロ…だとかで、血流が悪くなっている場合が多いそうで、ピアノを長く弾くためには、そういった健康面にも考慮する必要があるのだな…と、改めて思いました。


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