えがにき
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2006年09月24日(日) |
パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト |
今や大人気のジョニーディップ出演作。 初めてシネコンとやらに行って観てみた。近代的だわ☆ 映画千円の日に行ったためか平日昼間なのに割と混雑。(この日記の日付は不正確です) ほとんど女性。か、その連れみたいな感じ。 自分の隣に座った女性がずっとポップコーンを手づかみでわしわし食べていた。んー。
パイレーツオブカリビアン一作目(去年だったかしら)は夏の猛暑のため映画館に避難して、全く期待せず観たら思わず面白くて「あらこれ儲け物だったわ」なのですが今回は・・・。期待して映画観るもんじゃないわね。 延々と長く、いつまでやるんだろうこの映画。と時間の気になること気になること。
大タコの吸盤が気持悪くて勘弁してほしかったのが感想。
タコ男さんのオルガンシーンはちょっぴり素敵だったけれど、後何とも。 ごめんなさいね、なんだか楽しめなかったわ。神経過敏かしらね。
あれもこれもこの場面は後でアトラクションになるのかしらとか、ゲームになるのかしらとか、斜に構えてみるのはよくないかもしれないけど、そんな風に思ってしまうのですよ。性格悪いかしらね。ごめんなさいね。エンディング後のシーン観れたのがちょっと満足と言えば満足。
ジョニデのハサミ男からはや15年みたいだけれど月日が流れるのは早いものだわ。
隣に人が座らない程度の座席の込み方。快適に観ることができた。
「?あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」 と声を出す女の人が長々と映し出される。 なんじゃこりゃ?どうしよう?と観ているこちらが困ってしまうような冒頭の映像。 のどに手を突っ込んで発声練習しているらしいけれども、なんか変。 その後とりあえずストーリーは普通?(でも無いのだが)に展開されたので少々ほっとして観る。
生まれの性別は男性だが中身は女性であり、女性化を試みようやく手術を目前にした主人公。 17年をへて自分に息子がいる事を知る。なんだかんだで身元を隠しながら親子二人の大陸横断の旅。
年を取ったおばはんだな、としか感じられなかった彼女が次第にチャーミングに魅力的に見えてきた。とても不思議であった。
愛情を知らずに生きて来た息子が次第に変化してゆくのも感慨深い。と、このような事を書くときれいごとを言っている様なばつの悪さというか感触の悪さと言うかがあるのだが、決してきれいごとではなく、そうでないからこそ純粋に感じるのかもしれない。
人と人とのコミュニケーション。親子のつながり。正直な生き方。家族の絆。不仲。争い。愛情という名の傲慢。理想の姿でなくありのままを見て受けれる事。いろんな事を感じさせられる。 最後はそれでいいのかと少々疑問にも感じたが、あれが彼女なんだろう。
夜風が秋を感じさせる中、繁華街をぬけて無言で家路についた(一人だから無言で当然であるのだが)
どうしても気になったので、今回無理に我を通して劇場に足を運んだ。映画評も広告も予告編すら観る事無く決めたが、やはり当たりであった。このような映画が観られるから私は映画館に通う。
トランスアメリカ http://www.transamerica-movie.jp/
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